リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年5月30日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機の原子炉注水量が低下したので、16:32に調整
給水系2.2m3/h→2.5m3/h、炉心スプレー系1.9m3/h→2.0m3/h。

2号機T/B地下たまり水移送、28日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、15日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、28日から運転中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.6からG6エリアタンクへの移送を昨日28日より実施していたが16:00に停止。移送元をNo.3に切替えて6月1日に再開の予定。
地下貯水槽水位データ(PDF 71.1KB)
地下貯水槽水位データ(至近24時間データ)(PDF 12.3KB)
地下貯水槽 水位グラフ(5/30 16:00現在)(PDF 27.3KB)
地下貯水槽の移送状況について(PDF 16.5KB)
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:5月30日)(PDF 19.1KB)(5月31日公開)
地下貯水槽トリチウム分析結果(採取日:5月22日)(PDF 11.0KB)
ドレン孔、漏えい検知孔のトリチウム分析結果(22日採取分)が出た。
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報183)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報184)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)
福島第一原子力発電所地下貯水槽からの水漏れについて(続報185)【報道関係各位一斉メール】 (プレスリリース)


その他


今日、廃炉対策推進会議事務局会議第3回会合があった。ここで、中長期ロードマップの進捗について報告した。
【資料1】プラントの状況(1.73MB) 
1号機格納容器内温度の変動(通し番号で5頁)。注水量と関係のない温度上昇について、今までのまとめ。滞留水温とは連動せず、窒素ガス封入量・格納容器ガス管理システム排気風量・大気圧と連動する(グラフあり)ことから、格納容器内のガスの流れの変動が起因している可能性がある。このメカニズム推定のため、観察を継続し、さらに窒素ガス封入量を変えて応答を見る試験の検討を進める。(参考:5月10日のガス管理システム排気のドレン量から格納容器内全体の平均温度を推定すると約26℃であり、今回の変動で50℃近くに上昇した温度計(Supply12C)の値は局所的であると推定される)。つまり、冠水していない燃料デブリがあって、それが格納容器内の一部の温度計のみに感知されるような場所にある、ということだよねぇ。デブリはペデスタルの内側にあるとして、空気の通る穴でもあるんだろうか。
【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(2.21MB) 
【資料3】個別の計画毎の検討・実施状況(8.40MB) 
CST原子炉炉注水系の運用開始(3頁)。6月から耐圧漏えい試験・系統試験を実施する見込み。1、2号機のCSTは水抜きや内部点検ができていない(地下貯水槽からの漏えいの影響で水処理の計画が変更になったので)ため、当面は3号機CSTを水源として使用する。
1、3号機圧力容器代替温度計挿入先候補の絞り込み(9頁)。1号機では机上評価、現場調査、モックアップ試験の結果、1位がJP計装A系、2位がJP計装B系、3位が差圧検出・SLC系となった。今後は配管改造工法についてモックアップ試験をおこない、10月を目途に工法を確立する。3号機は机上評価で、再循環ライザー計装、JP計装A、B系を候補として選定。今後はR/B内の環境改善の実施後に現場調査をおこない、来年3月を目途に候補を具体化する。
2号機S/Cへの窒素封入試験の結果(29頁)。S/Cへの窒素封入によるD/W側の水素濃度の変動が見られなかった。S/CからD/Wへの空気の流れがすでに形成されている(したがって、S/C内に高濃度の水素は残留していない)可能性もあるが、さらに今後の検証方法について検討する。
窒素ガス分離装置の今後の運用(36頁)。21日より窒素ガス分離装置(C)の運用を開始した。今後はA、B、Cの内、2台を運転、1台を待機とし、約1ヶ月ごとに運転号機を切替えていく。系統概略図あり。
多核種所設備ALPSのホット試験の実施状況と今後の対応(41頁)。A系で確認された改善の必要な事象と対策について記載あり。
地下水バイパスの進捗状況と稼働に向けた準備(68頁)。C系統(揚水井No.11、12)の水質確認を完了した(A、B系統はすでに完了)。
地下貯水槽からの漏えい事故に係る当面の対応(83頁)。No.2の周辺でおこなった追加の斜めボーリングの結果、2-10と2-11で全β核種を検出。この結果から、周辺土壌の汚染範囲は限定的であると考えており、汚染の確認された個所にケーシングを差し込んで中の土壌を取除き充填材で埋めるという方法を実施する。No.1の周辺についてもNo.2と同様に斜めボーリングを実施し汚染の状況を確認、ドレン設備からの水の回収を準備でき次第実施する。
1F正門周辺の線量低減(89頁)。正門警備員の被ばく線量低減のため、正門周辺エリアの除染を2012年12月10日-2013年4月30日に実施した。舗装部は超高圧水切削、緑地(土壌)は天地返しやアスファルト舗装などをおこない、平均線量率が除染前の13.6μSv/hから3.8μSv/hに低減した(目標は5μSv/h)。
港湾内海水中放射性物質濃度低減に関する専門家による検討会(93頁)。27日に第2回検討会があった。考えられる汚染源として、建屋内たまり水(これは護岸までの距離が遠く考えにくい)、トレンチ内のたまり水、地中に残留した放射性物質、地表面に沈着した放射性物質、スクリーンポンプ室の底泥、がある。降雨による地表面からの洗い出し、潮位変動による護岸付近の地中からの溶出(粒子に付着した放射性物質は海水中では溶出しやすくなる)やスクリーンポンプ室底泥の舞い上がりなど、気象・海象などを要因とする事象について検証するために、測定を継続して実施する。また、海水・地下水のSr測定を継続して低下傾向にあるCsと同様の推移を示すかどうかを確認し、移行経路の検証に用いる。
海水のCs濃度と降雨との関係では相関が見られ、地表面または地中に残留した放射性物質が雨水により海へ流される可能性が考えられる。潮位とは相関のある場合とない場合があり、さらに長期間にわたって確認する。などなど。
今月の追加的放出放射能量評価(110頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h(1号機0.006億Bq/h、2号機0.0002億Bq/h、3号機0.002億Bq/h)。これによる敷地境界の空気中濃度は134Cs、137Csともに1.3×10-9Bq/cm3(実測値はともにND、検出限界は134Csが1×10-7Bq/cm3、137Csが2×10-7Bq/cm3)、敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/yearと評価。
全面マスク着用省略エリアの拡大(115頁)
労働環境に関わるアンケート(第3回)結果と今後の改善の方向性(122頁)
入退域管理施設の運用開始(127頁)。6月30日午前0時に運用開始の予定。これにより、Jビレッジの出入管理機能が1Fに移転する。Jビレッジ診療所は楢葉町に返還。5、6号機側緊急医療室は入退域管理施設に移転して1F救急医療室(仮称)となる。
3号機R/B上部ガレキ撤去工事(137頁)ガレキがだいぶ減ってきた。
4号機R/Bカバーリング工事(138頁)
使用済燃料の保管状況(139頁)
乾式貯蔵キャスクの点検終了報告(140頁)。二次蓋金属ガスケットは海水に侵入により外周部に腐食が見られたが貫通はなく、気密は保たれていた(二次蓋金属ガスケットは全基で交換)。
4号機燃料取出し用カバー鉄骨建方工事の完了(153頁)
4号機R/B健全性確認(第5回目)(156頁)
3号機R/B上部ガレキ撤去工事、プールとスキマーサージタンクハッチの養生(173頁)
1号機燃料取出し向けたR/Bカバーの解体(176頁)
水中遊泳ロボットWG進捗状況(192頁)。トーラス室や格納容器の中などを水中で調査することが想定されている。この際に必要となる、狭隘、閉所、濁水などの環境下での自己位置検知技術や長尺ケーブル処理技術などの基盤的な技術開発をおこなっていく。
1、2号機建屋内たまり水水位計の設置(199頁)
ガレキ・伐採木の管理状況(208頁)
滞留水および処理水の放射能分析(JAEA報告)(209頁)
【資料4】IAEAレビューミッションの報告書(1.11MB) 

今日、廃炉対策推進会議の汚染水処理対策委員会の第3回会合があった。
【資料1】地下水流入抑制のための対策(1.78MB) 
東電の進めている現行の地下水抑制対策(地下水バイパス、サブドレンによる地下水位管理、建屋の止水など)は、想定どおりに機能すれば汚染水の増加を十分に抑制できるものである。しかし、想定どおりに機能しない場合、汚染水の行き場がなくなる事態となるリスクがある。したがって、時間軸上での事態推移の幅広い想定を踏まえた全体計画を策定した。具体的には、追加の項目として、凍土方式による陸側遮水壁の設置、貯留タンクの増設(H28年度中に80万m3へ)、トーラス室のグラウト充填による止水、海水配管トレンチの水抜き(海洋への汚染水流出リスクを低減するためにT/B側の水抜きに先駆けて対策する)などを実施する。これらの項目を実施し組み合わせることで、重層的な対策を構築できる(全体計画のスケジュールは42頁)。凍土遮水壁についてはH25年度末までにフィージビリティ・スタディを実施し、H27年度上期を目途に運用開始する。チャレンジングな取り組みであり、政府の支援が必要(委員会はこれを案として了承したが、いくつかコメントがついたので、事務局で修正の後に最終版が出されることになっている。)。
【資料2】汚染水処理対策委員会の報告書に対しての見解(192KB) 
【資料3】参考資料集(3.71MB) 

2Fの復旧計画が完了した。
福島第二原子力発電所冷温停止維持に係わる設備等の復旧完了について(PDF、2Fプレスリリース)
最後まで残っていた1号機の作業が完了。これで、1-4号機の冷温停止維持に関わる設備がすべて本設設備へと復旧した(ただし、発電に関する設備はこの復旧計画の対象ではなく、現状では復旧の見通しはない)。これを説明する時の尾野さんはいつも悲しそうだ。


ニコ生
東京電力「中長期ロードマップ」臨時記者会見

文字起こし、実況など
平成25年 5月30日(木)18時30分~ 東電臨時会見 質疑 (第3回 廃炉推進対策会議 / 汚染水対策委員会) : H25

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