リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年2月2日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

3日の日報より)降雪の影響で、一部のタンクパトロールを中止。

1号機T/B地下たまり水移送、1月6日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2014年12月22日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日1日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、1月30日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月26日より運転中。
水処理装置、SARRY、1月29日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。


その他


月末なので、温度計の信頼性評価を規制委に提出。
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉内温度計および原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について(平成27年2月提出)(プレスリリース)
評価区分の変更はない。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請について(プレスリリース)
雨水処理設備等の増設に伴う実施計画変更認可申請について(PDF 63.0KB)
雨水処理設備(2014年5月21日参照)と関連設備の増強をおこなう。タンクエリア増加および散水基準厳格化(2015年4月より排水基準がより厳しい管理基準に変わる)により、処理の対象となる雨水量が増加するため、処理設備の増強をおこなう。雨水受けタンク、中継タンク、濃縮水受けタンクを増設。また、雨水処理装置のうち、モバイルRO装置は15m3/hを1系統増設、淡水化処理RO装置は13m3/hの2系統を同時運転できるように改造する。

1月19、20日に重篤な人身災害が続けて発生したことをうけて21日より安全点検を実施(1月20日参照)。この間、構内の作業は運転(炉注水、水処理など)と監視(モニタリングのためのサンプリングと分析、パトロールなど)のみを実施し、これ以外の作業はすべて中止していたが、現場の安全確認・是正対策が終了した392件で明日3日より作業を再開する。
当社原子力発電所で発生した重大な人身災害の原因および安全点検ならびに福島第一原子力発電所における作業の再開について(PDF 59.0KB)
福島第一原子力発電所における作業の再開について(1Fプレスリリース)
点検対象となった436件について、「意識、手順、設備」の3つの観点から、各作業現場における不安全箇所や作業手順の確認と是正処置、事例検討会の実施など人身災害の再発防止に向けた取り組みをおこなった。計画しない作業中止で2週間ほど作業が中断したので、今後の日程に及ぼす影響は精査しないとわからないが、半月から1ヶ月程度の遅れが出る見込み。
当社原子力発電所で発生した重大な人身災害の原因と対策および安全点検について(プレスリリース)
当社原子力発電所(福島第一,福島第二,柏崎刈羽)で発生した重大な人身災害の原因と対策および安全性向上対策について(PDF 1.24MB)
1Fの災害の原因と対策(16頁)。事故の直接の原因として、ハッチのフタを開けるのは、本来、点検作業が業務だった被災者が行うべき作業ではなかった(作業員を呼んでやってもらうべきだった)。また、フタを開けるのは2人でおこなう作業だったのに1人でやろうとした、高所作業なのに安全帯を使用していなかった、などがある。被災者は経験豊富で以上のような問題についてはどう対応するべきかを熟知していたにもかかわらず、それができなかった理由として、1Fで働くものとして「自分がやらなければ」という自負があったのではないかと推定(作業員を呼ぶのは時間がかかる、自分がやればすぐにできる、ハッチを開けるくらいは自分一人でできるだろう、と考えたのではないか)。どのような状況でも常に自分の安全を確保する意識を保つために「大切な人の写真を携行する」という対策を考えた(17頁)。今後設置するタンクはハッチの蓋が落下しない構造にする(既設タンクの改造はしない。通常、1-4号機側の既設タンクは水を貯めた後は天板のフタを開けることはない。改造する際に事故が起きるリスクを考慮して、既設タンクは改造せずに手順等の改善で対処する。2013年8月に5、6号機Fエリアタンクで水移送のために仮設水中ポンプを天板のハッチを開けて中に入れて作業中に、ホースとフタがこすれてフタがタンク内に落下する事故があったが、この際はこの事象が人身災害に発展しうるという発想がなかった)。
2Fの災害の原因と対策(19頁)
KKの災害の原因と対策(23頁)
過去に1Fで実施した対策の振り返り(25頁)。2014年3月28日の死亡災害以降も繰り返し人身災害が発生し(11頁)、その度に対策してきたが今回の事態を防げなかった。これについて検討した。
(以下、質疑抄録)
25頁にある「スケジュール遵守のプレッシャー」について(1:59:52)
事故の前から、現場の声としては、慢性的に環境が悪い、スケジュールがきつい、熟練した人員が不足している、というものはあった。これらは最適化していくものであり、そのようにしようとしていたが、まだ足りなかったと反省している。
また、別の観点の話だが、1Fで作業に従事している人には東電でも協力企業でも「自分がこれをやらなければ」という思いを持っている人が多い。そういう気持ちが勝ちすぎると、時に作業のリスクを過小評価することにつながり、危険が顕在化してしまう。こういう気持ちをプレッシャーというかどうかは分からないが、自分にドライブフォースをかけるという意味でプレッシャーと同じ効果が生じると思う。
工程遵守と安全について(1:36:30)
安全第一であり、工程ありきではない。安全と工程はバーターではない。今回のように事故が起きれば、工程を守ることができない。従前よりそのように考えてきているが、これからも所員および協力企業の方々とそういう考え方を共有していきたい。
姉川さんはどのくらい現場に出ているのか。本店の人に現場の安全の責任者(25頁)が務まるのか(1:38:46)
この1年以上にわたり、週に1回以上は1F、2F、KKのいずれかの現場を見て回っている。現場の人間とは比べるべくもないが、それぞれのサイトがどういう状況か、どこを誰が担当しているか、ということを、1Fの高線量のエリア以外ですみずみまで把握することを目標としてやっている。
1Fでは、事故直後の現場は非常に悪い状態だったので、ややもすると現状を受け入れてしまうという気持ちが出てくる。しかし、自分は2FやKKも見ていることで、1Fのどこが劣悪かということがよく分かるつもりだし、現場の人間でないゆえに変な思いやりを持たずに遠慮なくそれを指摘することができると思う。
現場は苦労しているのに本店が訳のわからないスケジュールを押し付けている、と言われるが、そういうつもりはない。
スケージュールに無理があったのではないか(1:45:30)
工程が厳しいことが事故の原因ではないと考えている。
汚染水処理、廃炉作業を進めることでサイト内のリスクを低減することが求められている。たとえば、明日、巨大な地震が起きてタンクに貯留している水がこぼれてしてしまうリスクを考えると、汚染水処理をスピーディーに進めることはリスク低減に大きく役立っている。しかしながら、作業を早く進めることが災害の発生につながってはいけない。リスクを低減するスピードを保ちながら、対策をとることで災害発生を防止する余地があったと考えて、今回の対策(手順・意識・設備の改善)をとった。



ニコ生
【2月2日】東京電力 人身災害に関する原因と対策についての臨時会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.2.2(月)17時30分 ~


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