今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 123KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):飛散防止剤散布(南1~3、北1~3エリア近傍)。作業時間は08:39-11:46。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:飛散防止剤散布(南1~3、北1~3エリア近傍)(作業予定時間:07:00-14:00)。
2号機R/B排気設備でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 95.9KB)(11月25日公開)
2号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 85.3KB)(11月25日公開)
09:50頃、共用プール建屋に設置されている待機中の所内共通ディーゼル発電機(A)の下に油が滴下した跡をパトロールが発見。発電機軸受けカバーボルト部から軸受け用潤滑油がにじみ、下部に滴下したと推定。11:39、拭き取りを実施。11:43、双葉消防本部より「危険物漏えい事象ではない」と判断された。滴下した油は建屋内の堰内床表面上にしみ状に止まっており、当該箇所から建屋外へ流れ出ることはないと考えている。詳細は会見資料を参照。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、6月13日より全系統で処理運転中(6月15日参照)。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。2日に発生した漏えいで停止していた(2日参照)が、対応が完了し今日12日16:30に運転再開した。
2日の高性能多核種除去設備ベント配管からの漏えいの原因調査結果。
高性能多核種除去設備前処理フィルタベント部から建屋内の堰内への漏えいについて(PDF 240KB)
漏えい発生時のパラメータを確認したところ、前処理フィルタ1Aの周辺において加圧範囲が確認された。このことから、何らかの要因により主ライン上の弁等に閉塞箇所があり、供給ポンプで供給された水がベント配管に流出して漏えいしたと推定(4頁)。加圧範囲にある前処理フィルタ1A出口弁が10月30日の交換後に初めての使用であったことから、当該弁について調査したところ、駆動部側は動作するが弁側が動作しないこと、原因として駆動部側と弁側(ステム)の接続に必要なアダプターが装着されていないために弁体側に駆動力が伝わらず開動作しないこと確認した(5頁)。加圧範囲からベント配管に接続する経路は3つあり(4頁)、漏えい発生時と同じ条件でろ過水による通水試験を実施。オートベント弁とドレン弁は健全であり、下流に流れは発生せず。一方、逃し弁からは吐出し、漏えい箇所からの漏えいが再現した(逃し弁噴出圧力1000kPaに対し961kPaまで系統内圧力が上昇した。6頁)。
以上の結果から、今回の漏えいは、前処理フィルタ1A出口弁が正常に開動作しないことで締切運転となり、系統内圧力が上昇して逃し弁が動作、下流側のベント配管を通じて異物混入防止用スクリーンから漏えいが発生したと判断した。
前処理フィルタ1A出口弁はアダプターを取り付けて動作確認を実施(アダプター取り付けについて手順書に記載がなかったので、これを改定)。異物混入防止用スクリーンに暫定的に閉止フランジを取り付けた(ベントは設備が停止中に(水の放射線分解により)発生する水素を排出させるためのもので、運転中は必要ない。停止時は解放する。B系にも実施する)。これらを実施し、運転を再開した。ベント配管からの漏えい対策検討については継続する。
ベントの役割について、2日の説明(系統内にたまっている空気を運転開始時に排出する)と違うな。
サブドレン他水処理施設、10:20-14:48に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は649m3。
1号機コントロールケーブルダクトから1号機T/Bへの地下水流入が停止しているのを確認した。
福島第一原子力発電所 1号機コントロールケーブルダクトからの地下水流入状況調査結果について(PDF 108KB)
2013年8月30日に1号機コントロールケーブルダクトから1号機T/Bへ地下水の流入が確認されていたが、今日12日に再調査したところ、流入が停止しているのを確認した。
調査はT/B1階床に開けた穴からビデオカメラを地下に入れておこなった。直近では9月1日にも地下水流入が確認されていたが、今日は流入箇所が乾いているのが見えた(2頁写真)。流入の高さはO.P. 約7200mm、山側サブドレンのL値設定がO.P.5500mmで、サブドレン稼働による地下水位の低下にともない当該ダクト内の水位が1号機T/Bへの接続高さ(O.P. 7100mm)を下回ったことにより流入が停止したものと考える(1頁)。今回の調査はサブドレン稼働の効果を見るためにおこなった。
当該の箇所は、2013年8月30日に調査し地下水の流入を確認(2013年8月29日、9月4日参照)。止水工事計画を立案し着手していた(2013年12月12、13日参照)が、1号機R/Bカバー解体工事と干渉するため止水が完了しない状態で2014年5月に工事を中断していた(2014年5月19日の廃炉・汚染水対策現地調整会議(第9回)資料3頁目の線表を参照)。コントロールケーブルダクト内に仮堰を作りT/B側で水抜きするところまでは終わったが、止水現場の幅が約70cmと狭く、止水工事をする上で安全を確保するための検討をしている段階で、カバー解体工事と干渉することとなり、中断となった(工事計画の内容については2013年12月21日参照)。その後、仮堰とT/Bとの間から再び地下水の流入が生じていた。と言う話だと思う。
その他
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(11月2日採取)と集水タンクNo3.(10月31日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 66.1KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が200Bq/L、第三者機関が270Bq/L。明日13日に排水の予定。
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 10.9KB)
11日採取分。
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 86.9KB)
海側凍結間管の建込み作業が終了した。
凍土遮水壁試験凍結の状況。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.07MB)
実施計画の変更認可申請および変更認可申請(1月9日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および一部補正について(プレスリリース)
変更:伐採木及び使用済保護衣等の発生量及び保管容量等の反映。
補正:使用済セシウム吸着塔一時保管施設の増容量。
構内のフェーシング作業の動画を紹介。
福島第一原子力発電所 フェーシング作業進捗状況(2:05)(動画)
フェーシングでは、除草、10cm程度の表土剝ぎ取りの後、モルタル吹き付けやアスファルト舗装をおこなう。これにより、線量低減、土壌等の再飛散の防止、雨水の浸透による地下水の増加防止が期待される。映像は2014年12月頃からのものをまとめた。前半は作業の様子、後半はフェーシング実施前後の変化。最後に紹介した場所の地図が出る。
第10回原子力改革監視委員会 取材のご案内(お知らせ)
ニコ生
【11月12日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.11.12(木)17時30分 ~
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