今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.2KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):ダストサンプリング(ウェル上)の予定だったが、強風となったため中止した(明日実施する)。作業時間は08:31-11:45。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:ダストサンプリング(ウェル上)、散水設備設置(ノズルユニット設置)(作業予定時間:07:00-14:00)。
1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 89.3KB)(4月28日公開)
6号機使用済燃料プール冷却系の除熱系統である6号機補機冷却海水系でストレーナ他の点検を今日11日より22日まで実施する。このため、10:31にプールの冷却を停止し、10:49に残留熱除去系(A)系の非常時熱負荷モードを起動してプール冷却を開始した。補機冷却海水系は11:22に停止。除熱系統切り替え前のプール水温は 21.8℃、切り替え後のプール水温度は 22.0℃(運転上の制限値は65℃)。8日参照。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
大型休憩所にシャワー室の設置を進めていたが、3月31日に工事が完了し、今日11日より運用を開始。2015年10月29日、2016年3月31日参照。
その他
8日の高温焼却炉建屋地下たまり水水位上昇でLCO逸脱の件。SARRYは制御系の改造工事などのために3月21日より停止しており、7日より起動の予定だった。これについて、SARRYの運転を担当するグループは7日に試運転から運転を開始する予定としていたが、たまり水移送を担当するグループは7日よりSARRYが通常運転を開始するものと考えていた。SARRYの運転状況は、実際には7日13時台に試運転を5分間しただけで、その後は8日朝まで停止していた。
たまり水移送は、SARRYが7日より通常運転することを前提として、7日に1、2、3号機から高温焼却炉建屋への移送を開始、8日6時台に2号機と3号機のたまり水移送を停止し1号機からの移送を継続。その後、高温焼却炉建屋のたまり水水位が運転上の制限値(T.P. 2754mm)を超過しているのを07:30に確認した。T.P. 2754mmは高温焼却炉建屋の地下2階の天井の高さで、これを超えると地下1階にたまり水が到達するため、たまり水移送のペースが変わらなくても水位上昇が緩やかになる。
今回のLCO逸脱は、SARRYの運転を担当するグループとたまり水移送を担当するグループとの間で情報共有が十分でなかったのが原因と考えており、情報共有ができなかった理由について調査中。
高温焼却炉建屋およびプロセス主建屋の地下たまり水水位については、1-4号機からのたまり水移送と連動した自動警報システムは存在せず、人手による制御をおこなってきている。
時系列、水位の変化については、8日の資料を参照。
地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 11.7KB)
3月30日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日12日の排水予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。10日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 260KB)
T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。3月31-4月6日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF 219KB)
7日にまとまった降雨があったので、グラフ最新値(4月7日までの一週間の平均)の移送量(202m3/日)、地下水流入量(197m3/日)が増加している。また、移送量の表で地下水ドレン中継タンクBの移送量が4月4日以降増えているが、地下水ドレンポンドCのトリチウム濃度が上昇しているため。
地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(3月2、3日参照)。
地下貯水槽観測孔 分析結果(採取日:4月10日)(PDF)
10日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番)の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。
地下貯水槽 分析結果(採取日:4月10日)(PDF)
10日に採取分析した地下貯水槽No.1の南西側漏えい検知孔水の全β放射能濃度は18,000Bq/Lで、前回(9日採取分、16,000Bq/L)と比べて大きな変動ではないものの上昇傾向にあることを確認。
引き続き、地下貯水槽観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。原因である可能性を考えて3件の周辺の工事について調査中(地下貯水槽の南側に給油所を設置するための掘削・地盤工事、新設排水路工事、南西側のタンクエリアH2の地盤整備)。
地下貯水槽は今後撤去する方針であり、廃止にともなって発生する廃棄物の扱いなどを検討していくことになる。
ニコ生
【2016年4月11日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.4.11(月)17時30分 ~
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