今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 128KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):飛散防止剤散布(南1~3、北1~3エリア近傍)。作業時間は08:26-14:10。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:散水設備設置(ノズルユニット設置)(作業予定時間:07:00-14:00)。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。A系とC系は2015年5月より実施していた長期点検・改造工事(2015年5月25日参照)が終了し、2015年12月4日より処理運転中。B系は2015年12月4日より長期点検・改造工事を実施中(2015年12月17日参照)
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
10:20頃、サブドレン他水処理施設のNo.4中継タンク出口配管のフランジ部より2秒に1滴程度の滴下があることを作業者が発見。
福島第一原子力発電所 サブドレンNo.4中継タンク堰内における配管フランジ部からの地下水滴下について(PDF 192KB)
滴下した水のたまりは約1m×0.5mの大きさ(約0.5Lと推定)で、吸水シートで拭き取った。漏えいしたのはサブドレンピットでくみ上げた地下水。
10:34に揚水ポンプによるくみ上げを停止し、中継タンクから集水タンクへの移送を停止。10:40には滴下がないことを確認。
11:00にNo.4中継タンクの全バルブ(当該フランジ部上流・下流とも)を閉じて当該フランジ部の増し締め実施。14:50に運転圧による漏えい確認を実施するためフランジ部周囲のバルブを開いたところ、再度、滴下(20秒に1滴)を確認したので、再びバルブを閉止。現場を継続監視し、15:30に滴下がないことを確認している。
22日以降に当該のフランジ部を再度分解点検し、詳細を確認していく。
中継タンクとその周囲の配管は、全体が堰の中に入るように作ってある。当該フランジ部を含む堰内の配管は15-19日に分解清掃をおこない、20日に運転を再開していた(運転再開時には漏えいのないことを確認している)。
サブドレンNo.4中継タンク出口配管フランジ部からの水の滴下について(報道関係各位一斉メール)
その他
昨日20日のG6エリアタンクへの移送配管から滴下の件。
福島第一原子力発電所G6タンク移送配管からの滴下について(PDF 1.75MB)
漏えいしたのは、通常の汚染水処理で発生するSr処理水。
20日17:15頃、G6エリアへ移送開始のための移送前のラインナップを確認。17:45に移送開始。18:00頃に当該部で漏えいのないことを確認している。18:54に移送ポンプ停止(以降、ポンプの起動なし)。19:20頃、移送後の点検中に滴下を確認、速やかにビニール養生を実施。19:39に当該箇所を弁操作により隔離。その後、応急処置(吸水材・土嚢・保温材取り外し養生)を実施し、今日21日15:00頃に当該部養生内のたまり水は増加していない事を確認した。漏えい箇所全体の雨養生を実施済みで、その後、漏えい箇所の土壌回収を実施中。
今日21日17:12-19:35にフランジ部を切り離して配管内の水抜きを実施(約0.5Lの水を回収)、滴下が停止した。回収した水はG6エリア付近に設置した仮設タンクに保管した(仮設タンクの周囲には角材および養生材による仮堰を設置)。今後、フランジ部の外観点検・分解点検を実施する。滴下の発生した箇所にはフランジがあるが、どこから漏えいしたかは調査中らしい。
滴下の発生した箇所の写真は3、4頁。当該の配管は直径約10cmのもの。
漏えい水の分析結果は、134Csが1.1×103Bq/L、137Csが5.1×103Bq/L、全βが2.6×105Bq/L、60Coが1.5×103Bq/L。漏えい量は、1秒に1滴の滴下が約90分(漏えいのないことを確認した時刻から漏えいを発見した時刻まで)継続したとして約2.7Lと推定。
G6エリアへ移送する予定だったSr処理水は、移送先をG4エリアに切り替えて受け入れており、Sr処理水の移送処理は継続している。
G6タンクエリアへの移送配管からの水の滴下について(続報3)(報道関係各位一斉メール)
凍土遮水壁の状況。
陸側遮水壁の状況(第一段階 フェーズ1)(PDF 3.61MB)
地中温度経時変化(1頁)、地下水位・水頭状況(2-5頁)は先週と同様の状況。
地中温度分布図(7-13頁)。凍結管が一直線に並んでいるのに対して、測温管は凍土ライン(凍結管の並び)からの距離は様々であり、凍土ラインの外側にも内側にもある。この測温管で測定した温度を凍土ラインに投影し、温度に対応する色で示したのがこの図。測温管の設置間隔はおよそ5m、温度センサーは測温管に縦方向に1mおきに付けてあるので、温度センサーを中心としたおよそ縦1m横5m分のマスが、その中央に位置するセンサーの測定値に対応する色で塗られている。
図中、水色の縦線は凍土ライン外側の測温管、ピンクの縦線は内側の測温管、灰色の細い線は凍結管を示す。測温管のほとんどは鉛直に設置されているが、一部、凍結管に近いところの温度を測定するために斜めに設置されているものがある。図中、平行四辺形の色分けの部分が斜めに設置した測温管の測定値を示している。この部分の表示からわかるように、この図は凍土ラインから様々な位置にある測温管の温度データを一つの平面に投影して示したものであり、実在する平面上の温度分布を示すものではない(ただし、縦方向は同一の測温管に沿った温度分布を示す)。
図中の横線は、地下の地層区分を示す。上から、埋土、中流砂岩層、第1泥質部、互層部、第2泥質部、細粒砂岩層、第3泥質部、粗粒砂岩層、第4泥質部、となる。図の上辺に示す青い矢印は、2015年4月30日より試験凍結をおこなった凍結管(山側の部分先行凍結範囲では、先行凍結を実施している凍結管に相当する)を示す。
全面凍結を実施している海側では全体に黄色っぽくなっているのに対して、部分先行凍結をおこなっている山側は赤いところがほとんど(青矢印の先行凍結箇所ではやや温度が低い)。
この図だけで凍土壁の成立の状況を判断することはない(地下水位の変化も含めて総合的に判断することになる)。凍結の進展具合を見るための図。ただし、測温管の測定値が0℃ならば、測温管と凍結間の間は0℃以下になっていると考える。
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(15日採取)と集水タンクNo.1(13日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が770Bq/L、第三者機関が790Bq/L。明日22日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。20日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 286KB)
地下貯水槽からの漏えい(2013年4月6日、5月16日参照)に関連して、地下貯水槽周辺の観測孔で1日以降に採取した地下水の全β放射能濃度が上昇した件(3月2、3日参照)。
地下貯水槽観測孔 分析結果(採取日:4月20日)(PDF)
地下貯水槽 分析結果(採取日:4月20日)(PDF)
20日に採取分析した地下貯水槽観測孔(A1からA19のうち奇数番)の水、および、地下貯水槽No.1の漏えい検知孔(南西側と北東側)の水の全β放射能濃度は、前回と比べて有意な変動は見られない。
引き続き、地下貯水槽観測孔について監視を強化するとともに、全ベータ放射能が上昇した原因を調査していく。
実施計画の変更認可申請および変更認可申請(4月27日提出)の一部補正を規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および一部補正について(プレスリリース)
変更:J9・K4・H2タンクエリアの増設および多核種除去設備からの移送配管の追設。溶接型タンクの容量が不足しているためのやりくりとして、ALPSからタンクへの移送配管を増設するという話がある。3月3日の監視・評価検討会を参照。
補正:高性能多核種除去設備吸着塔仕様変更。
ニコ生
【2016年4月21日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.4.21(木)17時30分 ~
0 件のコメント:
コメントを投稿