今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.2KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機使用済燃料プール、冷却停止試験(13日参照)で代替冷却装置による冷却を17日より停止中。停止期間は8月末頃までの予定。停止時のプール水温は32.5℃。
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は07:50-13:31。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-14:00)。
3号機格納容器内部調査ステップ2、1回目の調査(13日参照)を実施した。
3号機PCV内部調査進捗(19日調査速報)(PDF 342KB)
現場の調査作業は4人×5班体制。放射線管理員などを含め合計32人が従事した。計画線量は3mSv、実績は最大被曝線量が1.68mSv、平均が0.36mSv(現場作業の32人の他に、リモート操作室で水中ROVの遠隔操作に従事した人を含めた合計61人の平均値。24日訂正)。
この調査による環境への影響は認められず(資料4、5頁。敷地内のモニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動なし。プラントパラメータにも変動なし。作業現場(X53ペネ前)のダストモニターでダスト濃度の異常は認められず)。
04:45にガイドパイプの挿入を開始。調査開始は06:30頃、調査終了(水中ROVがX53ペネ下に戻った時刻)が09:40頃、後片付けをして作業が終了したのが11:00頃。水中ROVの積算被曝線量は2Svだった。事前の試験では、水中ROVのカメラの視程は3mほど。
3号機PCV内部調査動画(19 日調査速報)(02:05)(動画)
00:00 隔離弁(ボール弁)を開けている。
00:09 ガイドパイプを挿入。パイプの先端に水中ROVを仕込んであって、画像は水中ROV搭載のカメラで撮っている。
00:22 ペネ先端に到達。さらにガイドパイプを挿入し、パイプの先の方を下に90度折り曲げている。13日の資料3頁を参照。
00:33 ガイドパイプから水中ROVを下ろしている。
00:40 着水。00:45あたりで、カメラを振っていったん水面から出て水面上の様子を見ている。
00:46 水中を降りていく様子。
01:00 画面右端がX6ペネ、そこから左へCRD交換レールが出ている。
01:04 CRD交換レールに沿ってペデスタルの方へ移動。
01:14 CRD交換レールの吊天秤(資料1頁左写真。定検時などに、これでCRD交換レールを吊り上げる)。その向こうにペデスタルの外壁が見える。
01:25 CRD交換レールに生じていた段差(資料1頁中央写真。ここはもともとレールの継ぎ目があって、金具で継いでいるところで、それが何らかの原因で外れたのではないか)。
01:31 ペデスタル開口部(資料1頁右写真)。左右に見えるのはペデスタルの壁。
01:36 ペデスタル開口部から入ってすぐのところ(資料2頁左写真)。CRD交換レール端部が見えるが、その先にあるはずのグレーチングはない。カメラを上に振ると、CRDハウジング下部が見える(資料2頁中央写真。ここにはCRDハウジング支持金具がある)。
01:44 さらに奥へ進む(浮遊物が舞っている)。
01:57 上を見るとCRDハウジングが見え(資料2頁右写真)、CRDハウジングの下にあるはずのCRDハウジング支持金具(資料2頁右上写真。白い格子状のものが支持金具。その向こうに見える銀色の丸いものがCRDハウジングで、中央から制御棒の位置をモニターするための黒いケーブルが出ている)がない。CRDハウジング中央からケーブルが出ているが、被覆がなく途中で切れている。
(以上、動画の解説)
水中ROVは水中で浮力がほぼゼロになるように設計されているが、移動用のスクリューを止めても全く動かないわけではない。構造物の損傷が激しいため、周辺の画像から位置の特定をするのが難しく、各観察地点のきちんとした座標がまだ得られていない(今後の画像解析で精度向上の可能性はある)。今日の調査では、ペデスタル開口部からプラットホームの直径の1/3程度までは行けたのではないか(1/2までは行っていないと思う)。
見えた範囲では、プラットホーム上にグレーチングは確認できなかった。ペデスタル開口部すぐのところで、フレームのようなものが散乱しているように見えるが、これがプラットホームのものか、上から落下したものかは不明。グレーチングがないため、ペデスタル地下へ入るスペースはありそうだが、その下がどうなっているかは行って見ないとわからない。
ペデスタル内部は、全体に構造物の損傷が激しい(グレーチングがない、CRDハウジング支持金具がないところがある、CRDハウジングから出ているケーブルの被覆がなくケーブルが切れている、など)。事故進展の解析等では、3号機は燃料の溶け落ち方が1号機と2号機の中間という結果だったが、2号機(A2調査。3月30日参照)よりも3号機の方がペデスタル内の損傷が激しく、この結果と整合的(1号機ペデスタル内はまだ未調査)。構造物の損傷のそれぞれが、熱によるものか落下物等との衝突によるものかは今のところ不明(CRDハウジングから出ているケーブルの状況は、被覆が熱で溶け、外力により断線したようにも見える)。
オレンジ色のものが構造物等の表面に見えるが、これが腐食なのか、元々の防錆塗装の変質したものか、あるいは他のものが付着しているのか、不明。
浮遊物が見えるところがあるが、これは水中ROVのスクリューで堆積物を巻き上げたもの。1号機のペデスタル外地下階調査(B2調査。3月23日参照)では堆積物の巻き上がりはほとんどなかったのに比べて、3号機では巻き上がりが多く、21日の調査の障害にならないように検討する。
今日の結果をもとに、明日1日かけて21日の調査計画を立てる。21日は04:00頃に作業開始予定。
調査を実施した東芝とIRIDに感謝する。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
サブドレン他水処理施設、10:33-15:29に一時貯水タンクBから排水を実施。排水量は717m3。
その他
地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。17日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 121KB)
No.10のトリチウムは1700Bq/L。
地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。13日採取分(15日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 120KB)
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(15日採取)と集水タンクNo.3(13日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が810Bq/L、第三者機関が820Bq/L。明日20日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。18日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 427KB)
1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。17日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 716KB)
ニコ生
《3号機原子炉 格納容器内部調査》【2017年7月19日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2017年07月19日 - Twilog
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