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2020年11月12日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

11:12頃、1号機格納容器ガス管理システムの排気ファンが全台停止し、システムの放射線検出器がA、B両系とも監視不能となった。
排気ファンが停止したことで、検出器に格納容器からの排気が供給されなくなったため、監視不能となったもの(2頁に系統イメージ図)。
これにともない、11:13に当直長が実施計画第1編第24条(未臨界監視)「原子炉格納容器ガス管理設備の放射線検出器 1チャンネルが動作可能であること」を満足できない(運転上の制限逸脱)と判断
当該排気ファンが停止した原因を確認した結果、当該システムのサーバー機器の点検作業を行っていた作業者が誤って排気ファンの緊急停止ボタンを押したためであったと判明。13:03に排気ファン(A)の起動操作をおこない、13:22に運転状態に異常ないことを確認した。
その後、午後2時30分、14:30に放射線検出器(A,B)に異常がないことが確認できたことにともない、14:40に当直⻑は運転上の制限逸脱からの復帰を判断した。
なお、監視不能となった放射線検出器の代替として、11:30より敷地境界モニタリングポスト、構内線量計による空間線量率、および、圧力容器底部の温度上昇率の監視を実施し、有意な変動がないことを確認している。また、1号機のプラントパラメータ、敷地境界ダストモニター、構内連続ダストモニターの指示値にも有意な変動はない。
排気ファンの停止にともない、格納容器圧力が上昇した(約0.2kPa→2.4kPa(ゲージ圧))が、ファンの起動後は低下している(→1.1kPa)。圧力としては問題のない範囲。この間、窒素封入は継続している。
窒素ガスの封入は、格納容器および圧力容器の内部を窒素ガスで充填して不活性雰囲気を保つために実施している。したがって、格納容器圧力は、大気圧よりも高く設定している(酸素を含む大気が入ってこないように)が、1号機では格納容器内部調査のアクセスルート構築作業でAWJ作業の際にダスト放出量を抑制するために、このところ格納容器圧力を低くめにしていた(例えば、2019年4月4日参照)。格納容器ガス管理システムは、封入した窒素ガスが管理しない形で格納容器から漏れ出すのを防ぐために、格納容器から排気ファンで中の気体を取出し、フィルターを通して大気に排出している。窒素封入とガス管理システム排気のバランスで格納容器圧力が決まる。
当該システムのサーバー点検は2年に1回実施する定例のもの。機器は1号機T/B2階にあり、機器の入替えをおこなう際に発生する警報を停止するために、警報停止のボタン(PCの画面に存在する)を押すべきところ、操作盤にある排気ファンの緊急停止ボタン(カバー付き)を誤って押したもの。詳細については現在、調査中。操作を担当していた作業者は40代男性、1Fでの作業経験は4カ月。
1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、熱交換器(B)および計装品の定例点検にともない、10日より停止中。20日まで停止の予定。10日参照。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、1次系ポンプ点検にともない、2日より停止中。13日まで停止の予定。2日参照。

3号機の原子炉注水設備、炉心スプレー系注水配管の点検にともない、9日より炉心スプレー系からの原子炉注水を全量、給水系に載せ替えている。20日までこれを継続の予定。6日参照。
10:34、3号機格納容器ガス管理システムでフィルター出口水素(A)濃度高警報が発生。システムの運転状態を確認したところ、モニター(A)が停止していることを確認。当該モニター(A)は速やかに復旧できないと12:02に判断した。
なお、モニター(B)で監視はできている。
プラントパラメータ、モニタリングポスト、構内連続ダストモニター、敷地境界連続ダストモニター、構内線量表示器の指示に有意な変動なし。
今後、モニター(A)停止の原因を調査する。
3号機燃料取出し作業、13:04に60回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。

地下水バイパス、10:08に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、13日の日報より)15:46に排水を停止。排水量は1570m3

サブドレン他水処理施設、11:10に一時貯水タンクEから排水を開始
(以下、13日の日報より)14:48に排水を停止。排水量は541m3


その他


1号機R/Bオペフロガレキ撤去作業天井クレーン支保設置作業(9月24日参照)を11日より開始している。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。5日採取(7日既報)の第三者機関の分析結果。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(8日採取)と集水タンクNo.7(6日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1100Bq/L。明日13日に排水の予定。

2020年度第2四半期の実施計画検査結果
原子力規制庁が実施した1Fの2020年度第2四半期の実施計画の結果が、昨日11日の原子力規制委員会で報告された。
保安検査指摘事項に該当するものが4件(いずれも軽微な違反(監視))あると判断された。
これまでやってた保安検査が「実施計画検査」になったのかしら?
以下20日追記)去年度までは、「実施計画に係る検査」と「保安検査」は別にやってたのを、今年度から「実施計画検査」としてまとめたみたい。
新しい制度では、実施計画検査には「四半期ごとの実施計画検査」と「施設に係る検査」があって、「四半期ごとの実施計画検査」は、施設定期検査/保安検査/核物質防護検査の3種類、「施設に係る検査」は、使用前検査/溶接検査/施設定期検査/試験使用の承認等の4種類。
そもそも、従来の保安検査を含めて規制庁がやってるこれらの検査は、事業者が申請した実施計画に基づきおこなわれているものらしい。
今回違反とされた4件は、いずれも四半期ごとの実施計画検査」の「保安検査」での指摘。

東京電力ホールディングスの社員1名(福島県内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。福島復興本社勤務で南相馬の独身寮(東電が借り上げているアパート)に居住。先月末から県外の実家に帰省していたが、寮に帰った後に発熱がありPCR検査の結果、陽性が判明。1Fには立ち寄っていない。また、現在までに、濃厚接触者はいない。




動画



文字起こし、実況など



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