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2012年4月18日(水)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 82.9KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機圧力容器温度計の下部ヘッド135°(VESSEL BOTTOM HEAD、TE-2-3-69L2、保安規定の参考温度計)の抵抗値を測定、値が高いので故障と判断
2号機T/B地下たまり水移送、14日から継続中。
サーベイランナーで2号機トーラス室調査を実施。
ロボットによる福島第一原子力発電所2号機トーラス室調査状況写真(PDF 69.7KB)
サーベイランナーは10:38にR/Bに入り、10:52-13:51の約3時間トーラス室で作業をおこなった。作業者は6名、最大被曝線量は0.28mSv、サーベイランナーの被曝線量は186mSv。資料写真の赤いのがマンホール、その手前がキャットウォーク。格納容器がある方向は左写真は左側、右写真は右側。北側のマンホールの向こうまで行けたので、キャットウォーク全周125mの9割近くを踏破できたのではないか。キャットウォークの幅は91cm、トーラスの外周は直径34m、筒の太さは8.9m、トーラス上部がOP+6350mm、底部がOP-2250mm。3月26日の格納容器内部調査で、格納容器内にたまっている水の深さが約60cmであることが分かっているが、マンホールのふたの高さがこの水面とほぼ同じレベルなので、ここから水が漏れている可能性を考えていたが、今日の調査ではマンホールのふたのフランジ面からの漏えいはなく、漏えい痕も認められなかった。したがって、マンホールからの水漏れは過去も含めて考えにくい。その他の場所も大きな変形・損傷は無い。事故後の3月15日06:00すぎに2号機圧力抑制室で爆発のあった可能性を考えていたが、構内地震計データによる検証(2011年10月21日参照)に続いて今日の調査結果からも爆発は無かったと言える。動画、録音データは明日提供。
(以下19日の会見より)
トーラス室内北東側下方(水面確認)(動画93.8MB、4月19日公開)
トーラス室内北東側マンホール付近(キャットウォーク上)(動画135MB、4月19日公開)南東側マンホールの間違いだよね
トーラス室内北東側マンホール付近(PCV側配管)(動画139MB、4月19日公開)これも
トーラス室内北東側通路(保温剤)(動画140MB、4月19日公開)
トーラス室内北側マンホール(動画128MB、4月19日公開)
トーラス室内南側通路(保温剤)(動画140MB、4月19日公開)
トーラス室の雰囲気線量率はおよそ30-90mSv、入口が110mSv、北西側で1ヵ所118mSv(これが最大値)。主な線源は下にたまっている汚染水だと思うが、場所によって線量の異なる理由は、漏えいのある場所を反映しているのか、吹き出した汚染水が壁にかかったりしたのがまだ残っているのか、詳しいことはわからない。
キャットウォークに取り付くところで、キャットウォークのグレーチングの下にたまっている汚染水を確認(資料写真「トーラス室下方」)。濁ってはいないように見える。調査日のR/B地下たまり水水位はOP+3372mm、キャットウォークがOP+6200mmなので、およそ3m下に水面がある。配管の保温材のカバーが脱落しているのが何ヵ所かあった(資料写真「南東S/Cマンホール」「北東通路」「北東通路上方」「南通路上方」)。カバーが脱落したことで、中のウレタンウールのような保温材が下に垂れ下がっているところもある(資料写真「北東通路上方」)。カバーの脱落の原因は、地震、もしくは、事故後の高温多湿環境の影響ではないか。中の配管が損傷して蒸気等が吹き出していれば、保温材が飛び散ったりしているはず。この保温材カバーの脱落以外は、配管等に変形・損傷は見られなかった。圧力抑制室の頂部は見られたが、その向こうにあるベント管は見えなかった(資料写真「PCV方向」)。それから、漏えい個所特定のためにICレコーダーで録音をした(流水音が聞こえるかもしれない)が、線量測定のために通常のAPDを搭載したため、警報のピーピー音がじゃまでうまくいかなかった。キャットウォーク上をサーベイランナーで調査するのは十分に可能であることを確認した。

3号機T/B地下たまり水移送、昨日17日から停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。

昨日までの水抜きに続いて、2号機循環水ポンプ吐出弁ピットおよび2号機電源ケーブルトレンチのコンクリート打設による閉塞工事を開始。

15日から実施していた敷地内の除染技術実証試験は今日で終了。


その他

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第43報)
先週、先々週(第41報と第42報)の訂正あり。

昨日17日実施の2号機格納容器ガス管理システムの生ガスサンプリング結果。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 11.0KB)

2号機サブドレン水の134Cs、137Csが増えている件。昨日の臨時サンプリングの結果では濃度が下がったので、T/Bからの漏えいではないと判断。
タービン建屋付近のサブドレン水

4月5日の濃縮水貯槽タンクエリアCでの漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 10.9KB)

3号機格納容器機器ハッチにスキマがあって、そこから内視鏡を入れて中の様子を見てみる。明日、実施予定。

明日、6号機サブドレンピットに人が入って、高圧洗浄装置でピット内の洗浄をおこなう。サブドレン水の汲み上げ試験(2011年12月26日「サブドレンピットの浄化試験」参照)を実施しているが、たまってくる水の放射能濃度が下がらないため、ピット内の汚染が原因である可能性を考えて。明日の結果をみて他号機に展開できるかどうかを検討する。


ニコ生
【4/18・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/18・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

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