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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年4月5日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 93.1KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

1号機格納容器温度(HVH-12C SUPPLY AIR)が若干上昇。昨日4日に窒素ガス封入が一時停止したため。02:00-05:00に最高の54.4℃、その後徐々に低下して17:00で53.5℃。引き続き監視していく。
温度に関するパラメータ(グラフ)1号機(PDF)

2号機T/B地下たまり水移送、3月20日から継続中。

3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。(以下17日の会見より)低気圧の影響による強風のため不調、15日に再度実施した。
3号機格納容器ガス管理システムでガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF 23.2KB)(4月17日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、3日から継続していたが14:54に停止。

4号機原子炉ウェルにヒドラジンを注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中だったが01:05に自動停止。制御をタッチパネルでおこなっているが、誤ってパネルにふれたために停止した。再発防止としてパネルにカバーをつけている。でき次第、起動する。

RO膜型淡水化装置から濃縮水貯槽へ至る配管(カナフレックスホース)から漏えいが発生(3月26日のはH4エリア、今回はCエリア)。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への移送配管における漏水による放射性物質を含む水の海への流出の可能性について(プレスリリース)
今日00:00にRO膜型淡水化装置を起動して濃縮水の移送を始めたところ、00:06に移送量が通常の50m3/h弱から70m3/hへ急増、00:13に供給ポンプが自動停止(濃縮水受けタンク水位低。濃縮水受けタンクは供給ポンプが吸出しているタンク)。その後、流量に変化があるか確かめるために3回ポンプを寸動(00:52起動/00:53停止、00:55起動/00:55停止、01:00起動/01:00停止)。流量が増加したままなので01:10にRO膜型淡水化装置を停止。01:45にRO膜型淡水化装置から濃縮水貯槽へ至る配管の前後弁を閉止。01:50に配管の一部で漏えいを確認、02:20に漏えいの停止を確認。00:06の移送量急増時に漏えいが始まったと推定、その後のポンプ稼働時間より漏えい量は12m3と推定。この全量が近くのU字溝を通じて一般排水路から海へ流出した可能性がある。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水状況について(PDF 38.9KB)
漏えい個所の写真。ホースのつなぎ目は、漏えいを警戒して吸収剤をまいて外側をビニールでカバーしてある。このカバーの中でホースがフランジ金具から抜けている(26日と同じ)。ホースの外側を覆っている黒いシートは、ホースの紫外線劣化を防ぐもの。プレスリリースだと保温材って書いてあるよ。近くにできた水たまりは深さが1-2mm。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)から濃縮水貯槽への送配管における漏水に関するサンプリング結果(PDF 11.0KB)
06:15に1-4号機南側排水口付近でサンプリングした海水の核種分析では全βが検出限界未満。12月4日(150L流出)や3月26日(80L流出)の時はそれなりの量の全β核種が検出されているので、今回の流出量は12m3よりはずっと少ないのではないか。なお、その後の試料の分析については2Fへの持ち込みの手続きに時間を要している(3月27日の2F3、4号機サービス建屋での放射能汚染事故の影響)ため結果が出るまでもう少しかかる。
再発防止対策として、カナフレックスホースからポリエチレン管への交換工事を前倒ししたい。また、一般排水路を暗渠化するなどして漏えい水が入り込まないようにしたい。一般排水路を通じた海への流出はこれで3回目であり、同様の事象をくり返していることについてお詫びしたい。

5、6号機取水路の清掃作業を6号機A系で実施。水抜き後の清掃は9日からの予定。

海底土被覆工事、第2層の被覆を開始。第1層の確認は3日までに終了、平均20cmの厚さ(目標10cm)で被覆できていた。

その他

3月26日発生の濃縮水貯槽タンクエリアH4での漏えいでその後のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所H4タンクエリア 排水路上流側堰および下流側堰のサンプリング結果について(PDF 15.5KB)

1月10日、2月3日に発生した濃縮水貯槽の漏えいについて、原因と対策を報告。
福島第一原子力発電所における淡水化装置濃縮水貯槽からの放射性物質を含む水の漏えいを踏まえた対応に関する経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
原因はフランジボルト接合部の熱的ゆがみ(金属部より止水材(接合部にはさんであるシール)のほうが熱による膨張率が大きいため、夏期の日中に組み立てた時点に比べて今冬の寒波による低温時において止水材が金属部に比べて大きく収縮し面圧が低下)と止水材のへたりによりゆるみが発生し、水頭圧が大きくなるタンク最下段で漏えいが発生したものと推定。対策は以下の通り:鋼製丸形タンクの最下段部でトルク確認と増締め(3月22日に終了)。タンクのコンクリート基礎部に鉄筋コンクリート堰、タンクエリア外周に土堰堤を設置(H24年6月末)。タンクエリアに監視カメラを設置(H24年度上期)、設置までは線量計を使っての巡視点検を1日2回に増やして実施(1月13日より)。今後毎年、冬季の前にトルク確認等をおこなう。止水材の劣化を考慮し補修方法を検討する。多核種除去設備の運用により、貯蔵する汚染水の減容を計る。

地下水の調査について。サブドレン水分析結果と一緒に公開している構内深井戸は原子炉建屋西側1.2kmにあって、もともとは防火水槽に貯める水を採るためのもの。深さは約250m。その他に昨年2011年9月からボーリング調査をしていて、1-4号機山側35m高さのところに3ヵ所観測口を設けている。1ヵ所あたり4つの穴を掘ってある。中の水の核種分析では主要3核種で11月以降は検出限界未満が続いている。2月下旬の試料で全β、Sr、トリチウムを分析中。

主要3核種以外の分析結果
福島第一原子力発電所 土壌中のSr分析結果

3月30日公開のH24年度の周辺環境のサンプリング計画について訂正その2。
試料採取・測定頻度と核種分析計画について(3月30日) (PDF 112KB)

「■お知らせ■「東京電力からのお知らせ」に「再び東北地方太平洋沖地震と同程度の地震が起きても原子炉建屋が崩れることはありません」、「2号機格納容器内は約60cm水位があり、十分冷却されていることが確認できました」を掲載いたしました。http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/12040502-j.html」TEPCO_Nuclearさんのtweet

明日の予定:2号機T/B地下たまり水移送、移送先をプロセス主建屋へ変更。


ニコ生
【4/5・11:00開始】東京電力本店より「福島第一原発 濃縮水貯槽移送配管からの漏えい」に関する記者会見
【4/5・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/4/5・11:00開始 東京電力による「福島第一原発​ 濃縮水貯槽移送配管からの漏​えい」に関する記者会見
2012/4/5・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

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