今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF22.7KB)
1号機R/Bカバー設置工事、壁パネル設置工事再開。壁パネル2ピースを海上輸送。明日は資材の搬出を予定。
3号機R/B上部ガレキ撤去作業、回線の不具合で遠隔操作が中断、復旧作業中。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、20m3/hで運転中
水処理装置、SARRY、2系列で40m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2と3で運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中、3A3B3Cは試運転中。
遠隔操作重機によるガレキ撤去、1、2号機超高圧開閉器付近でコンテナ1個未満。明日は休工の予定。
その他
2F1号機残留熱除去(RHR)系のB系で原子炉を冷却しているが、(冷却のループが3段あるうちの)中間ループのポンプと電動機の接合部(カップリング)からグリスのにじみがあることを確認。点検・修理のため09:58-16:21の間RHRのB系を停止。09:30に炉水温度25℃。作業時間6時間半で10度上昇の見通しで、運転再開時に34℃だった。トラブルの原因は、前回点検時にグリスを多めに注入したため余分なものがにじみ出ていた。点検をして正常に復旧した。
巨大掃除機を導入。
集塵機システムの概要について(PDF598KB)
バックホーのアームの先端に吸引口を取り付けて、有人で、ホコリ、砂、小ガレキ、草などを吸込んで、環境線量を低減する。50mm程度の小ガレキまで吸込める。8月11日からの試験運用で除染効果を確認した。今日から本格導入。今月は構内の主要道路を清掃する予定。
原子炉注水が途絶した場合のシミュレーション。
原子炉注水システムに異常が発生した場合の原子炉・燃料の状況について(PDF44.3KB)
・第3回 10月1日(土)「原子炉注水システムに異常が発生した場合の原子炉・燃料の状況について」((´◉◞⊖◟◉`)さんの解説付動画)
単一のトラブルの場合は約30分(ホースのつなぎ替えなど日常業務で要する時間から推定)で注水を再開できる。複数のトラブルが発生した場合は約3時間(これはあまり根拠はない。訓練等で所用時間を明らかにしたい)で再開できそう。もっと再開に時間がかかる場合はどうなるかというと、約50度/hで温度上昇して、約18時間で1200℃(水—ジルコニウム反応が急激に進展する温度。ただし、水がないと水—ジルコニウム反応は起きないし、事故初期にかなりのジルコニウムは酸化してしまったと考えている)、約38時間で2200℃(U-Zr-O共晶体の融点)、約50時間で2800℃(二酸化ウランの融点)に到達し、大量の核分裂生成物が環境へ放出される(セシウムなどの沸点を超える)。溶融した燃料は圧力容器から格納容器底部のコンクリート(厚さ2-3m)の上にしたたり落ちて、そこで冷えて固まる(燃料の崩壊熱量よりコンクリートの熱容量のほうが大きい)。
構内でのガレキの保管状況を写真で紹介。
写真でお示しする福島第一原子力発電所の現状(PDF709KB)
建屋周辺で回収されたガレキは、表面線量1mSv/hで区分。1mSv/hを超えるものは鉄製コンテナ(写真5)で保管。表面線量1mSv/h未満は野積み(11)。
3、4号機R/B上部から回収されたガレキは10mSv/hで区分。10mSv/h以上は高線量用ジャバラハウス(6)、10mSv/h未満は低線量用ジャバラハウス(7、8)に収納。
コンテナに書いてある字は、番号がコンテナの管理番号、「前」がコンテナ前面(フォークリフトに積む際に向かって前を示している)、「コ」は高線量、「テ」は低線量。
ニコ生
【10/01・11:00開始】東京電力 記者会見
【10/01・18:00開始】東京電力 記者会見
Togetter
2011/10/1・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/10/1・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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