リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2012年2月12日(日)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF23.2KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在

2号機原子炉圧力容器底部温度が上昇している件。(以下午前の会見より)昨日11日16:00頃より若干の温度上昇傾向、11日22:45に給水系を6.8m3/hから7.8m3/hへ変更(炉心スプレー系は6.8m3/hで継続)。
03:22に格納容器ガス管理システムで生ガスサンプリング
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF10.9KB)
135Xeは再臨界判定基準以下であることを確認。温度は引き続き上昇傾向なので、ホウ酸水注入後炉心スプレー系からの注水量増加(+3m3/h)を計画、保安院の了承後すみやかに実施の予定。温度が突変していないこと、注水量増加に対して温度が下がる反応があったことから、温度計が故障している可能性を保留してきたが、他の温度計(底部ヘッド上部の残り2つのH2とH3、および、HVH戻り温度などの格納容器温度計)には上昇傾向のものがない(注水量の増加に従ってむしろ温度は下がってきている)こと、7日以降注水量の変化がないのに温度が上昇していることから、温度計の指示値不良も検討対象として考えている。
(以下夕方の会見より)11:38-13:50にホウ酸水を注入(7日と同じく注水量増大による再臨界のリスク増大に備えて)。14:10に注水量変更を開始。14:15に圧力容器下部温度が82℃であることを確認、14:20に保安規定の運転上の制限(原子炉圧力容器底部温度 80℃以下)を逸脱したと判断して、保安院、自治体など関係各所に連絡。
福島第一原子力発電所2号機における原子炉圧力容器底部温度の上昇について(プレスリリース)
15:30に給水系を7.2m3/hから7.5m3/hへ、炉心スプレー系を6.6m3/hから9.9m3/hへ変更完了。
2号機原子炉圧力容器(RPV)底部ヘッド上部温度計指示値上昇について(PDF211KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部温度(底部ヘッド上部) 温度(TE-2-3-69H1)の状況(PDF105KB)(上の資料の図5の拡大)
下記の4点から、冷温停止状態は維持できていると判断。
1.圧力容器底部の温度計計6ヵ所のうち、問題の温度計以外の5ヵ所は注水量増加とともに低下傾向(図1)。底部ヘッド上部と、1.5m下にある支持スカート上部がそれぞれ0°、135°、270°に3ヵ所ずつ、計6ヵ所に温度計がついているが、上昇しているのは問題のところだけ。
2.圧力容器周辺、格納容器内部の温度は低下傾向で、全体として冷却できていると思われる(図2)。逃し安全弁、HVH戻り、原子炉抑制室ガス、給水ノズルなど。一方でCRDハウジング上部、圧力容器ドレンパイプ上部(ここは冷え過ぎ。冷却水以下の温度になっている)のように指示値不良が考えられるものもあり。
3.問題の温度計のついている圧力容器の高さには壁の内側にぐるりと水が存在しているはずで、他の2つの温度計との解離が大きすぎ、温度も高すぎる(図3)。PRLポンプの入口圧力(図3のN1ノズルの行き先がPRLポンプで、圧力容器をはさんで2台ついている。現在は停止している)が給水系からの注水量と連動している(図4)ことから、少なくともN1ノズルの高さには水がたまっていると考えられる(給水系から来た水はバッフルプレートでせき止められて、シュラウドと圧力容器壁の間(ここをアニュラス部という)にたまり、ジェットポンプのすきまから圧力容器底部へ流れ込んでいる。また、水の一部はPRLポンプのメカシールやバッフルプレート上のマンホールのすきまからも流れ出ている)。なお、炉心解析により炉心損傷は炉心の中心部から始まり損傷燃料はまっすぐ下へ落ちたと考えており、シュラウドやそれより外側の構造は残っていると想定している。問題の温度計と損傷燃料との間には必ず圧力容器壁(鋼製15cm厚)とこの水の層があるはずで、注入している冷却水の温度が外気温(今は10℃くらい)とほぼ同じであることを考えると、現在の温度計指示値は高すぎる(ただし、炉内の水温がどれくらいかは分からない)。また、1月末までは底部ヘッド上部の3つの温度計はほぼ同じ値を示していた。
4.今日のガスサンプリングで135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増加していない(表1)。
炉内温度が上昇して水蒸気の発生量が多くなると、Csがたまっている水から水蒸気に移行することで格納容器内ガスに含まれるCs濃度が上昇するが、そうなっていない。
以上が資料の説明。
今日12:00以降、温度計指示値の振れ幅がさらに大きくなっており、温度計の不良の可能性は高くなっているが、実際に温度が上がっている、温度計の不良、の両方の可能性を捨てずに対応する。今後はさらに経過を監視。温度計の抵抗値測定や配線の状況(近くにノイズを出すような配線があるか、同じような場所を通っている計装系の値はどうか、など)調査を実施。熱電対式温度計の不良として今回の事象が説明できるか(じわじわとした温度変化がありうるのか、ノイズや周辺の環境の影響など)検討していく。今日また注水量を増やしたので、今後さらに温度が上昇するようなら、温度計不良の可能性が高まる。温度が下がれば、実際の温度を見ているのかもしれない。
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(PDF8.74KB)
福島第一原子力発電所2号機 原子炉圧力容器下部(底部ヘッド上部)温度(参考値)(PDF12.9KB)
注水量を大きく増やしたので17:01に再度ガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.1KB)(2月13日公開)
135Xeは再臨界判定基準以下、Csも増えていない。
19:30に給水系を7.1m3/hから7.5m3/hへ、炉心スプレー系を10.0m3/hから9.9m3/hへ調整。
圧力容器下部温度 6時間毎 1時間毎(参考値)(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、10日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、09:57に再開、雑固体廃棄物減容処理建屋プロセス主建屋(2月14日夕方の会見で訂正)へ。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中。
水処理装置、SARRY、運転中。



Ustream 【IWJ チャンネル2】
iwakamiyasumi2 2012/02/12 03:27(2月12日午前の会見)

ニコ生
【2/12・17:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2012/2/12・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2012/2/12・17:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

0 件のコメント:

コメントを投稿