リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年1月30日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 132KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

3号機の原子炉注水量を13:20-13:38に変更
給水系5.5m3/h→2.0m3/h、炉心スプレー系0m3/h→3.5m3/h。
R/B1階でガレキ等障害物撤去作業を無人重機で行う際に、炉心スプレー系注水ラインの近くで作業するので、念のため14日より炉心スプレー系の注水を停止して給水系から全量注水していたが、この作業が終了したので元に戻した。

1号機R/B1階大物搬入口付近にあるホースの接続部から水が滴下していることを作業者が発見し、09:54頃に連絡があった。滴下は1号機使用済燃料プールのスキマーサージタンクにろ過水を補給するための消防ホースの接続部からであり、漏えいした水はろ過水であることを現場で確認。滴下は1秒に2滴程度で、滴下した水は当該接続部の下に設置した容器で受けており、容器外への漏えいはない。その後、ホースの水抜きを実施して10:46に滴下は停止した。この系統は、スキマーサージタンクの水位が低下した際にろ過水を補給するものであり、常時使用している系統ではない。また、ここはホース内の圧が下がると漏えいが発生することが予想されている場所で、事前に受けを設置してあった。なお、使用済燃料プールの冷却に影響はない。
福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋大物搬入口における水漏れの確認について(報道関係各位一斉メール)
1号機T/B地下たまり水移送、13日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、24日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、8日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、12月18日より停止中。
水処理装置、SARRY、12月18日より運転中。フィルター洗浄のため09:15-13:45に停止。起動後14:30に定常流量にと到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。当面は3系列中の2系列による運転を実施することで、2系列運転の稼働率を向上させていくこととし、準備が整い次第、3系列同時運転を実施する予定。
A系:2013年3月30日に開始、バッチ処理タンクからの漏えいで6月16日より停止していたが、腐食対策を講じて10月28日に再開した。
B系:2013年6月13日に開始。A系と同様の腐食対策をするため8月8日に停止していたが、作業が終了し11月21日に再開。腐食対策の有効性確認のため25日より停止中。
C系:腐食対策を講じて2013年9月27日に開始した。

H4北エリアタンクからの漏えいの件(2013年8月19日参照)
H4エリアのウェルポイントからの地下水くみ上げを12月10日より実施中。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 134KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 113KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 94.7KB)

地下貯水槽からの漏えいの件。地下貯水槽No.1-3には、残水の希釈(2013年6月14日参照)のためにろ過水やRO処理水を注水したり、漏えい検知孔等からのくみ上げ水を移送していたことにより、残水が溜まっている(残水量はNo.1が約950m3、No.2が約700m3、No.3が約150m3)。これらの残水をH1東エリアタンク移送する作業を今日30日に開始した。移送は2月末頃にかけて順次実施する予定。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの1-2号機取水口間に設置の集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約7,486m3
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを昨日29日より適宜実施中。
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 132KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 171KB)
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔No.1-16(P)で昨日29日に全βがNDだったので、今日再度の採水・分析を実施した。結果は、134Csと137CsがND、全βが1,700,000Bq/Lなど。これで、No.1-16とNo.1-16(P)の全βが同程度であることが確認できたので、今後、No.1-16(P)からの地下水くみ上げをおこなっていく。
福島第一原子力発電所における港湾内海水のトリチウム測定結果について(続報90)(報道関係各位一斉メール)

昨日29日の所内共通D/G(B)での燃料漏れの件。通常は閉じている燃料フィルター空気抜きラインプラグが開いていたために、昨日、燃料タンク点検を行うための軽油抜き準備作業として燃料タンク出口弁を開けた際に燃料フィルター空気抜きラインより漏えいしたものと判明。当該プラグが開いていた原因について、調査中。


その他


今日、廃炉・汚染水対策チーム会合第2回事務局会議があり、中長期ロードマップの進捗について報告した。
【資料1】プラントの状況(1.38MB)
【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(3.10MB)
作業従事者数の変遷(4頁)。3000-3500人で推移。作業量が増えているため、若干の上昇傾向。
【資料3】個別の計画毎の進捗状況(14.0MB)
1号機原子炉注水の対応(3頁)。CST炉注水系の運用開始時の系統試験(2013年7月2日参照)において、炉心スプレー(CS)系からの全量注水確認時に、系統圧力上昇により運用上の注水量(4.5m3/h)を確保できなかった(3.6m3/hまでは可能であり、当時の最低注水量2.9m3/hは満足していた。どこかで流路がせばまっていて、流せる水量に上限がある)。系統圧力は経時的に上昇しており、このまま行くと2017年頃には現状の注水量(2.0m3/h)確保が困難になることが予想される。
推定される原因としては、もともと狭くなっていた流路(スパージャーの熱変形や弁の故障・閉塞など)が腐食により徐々に閉塞している、SUSフレキシブルホースに異物等が詰まって閉塞、など。対応として、早急に代替ラインを確保するために、現在窒素ガス封入ラインとして使用しているRVH系に緊急用の原子炉注水点を設置する(2014年度中)。また、常時利用可能な原子炉注水点の設置を検討する(2015-6年度頃の設置を目標とする)。なお、RVH系を注水ラインにするために新たに窒素ガス封入点をジェットポンプ(JP)計装ラックドレンラインに設置する。
2号機格納容器内監視計器の再設置(15頁)。2013年8月13日に格納容器内部の再調査に合わせて常設監視計器の設置を行ったが、予定した場所に設置できなかった。再現実験により、ケーブルの回転によりグレーチング通過時にケーブルがはさまって動かなくなったのが原因と判明(挿入パイプを挿入するのがきつかったのでパイプを回転させながら挿入したが、監視装置をつなぐケーブルはカメラ用と計器用の2本を束ねてあって長径がグレーチングの幅よりも大きかったので、ケーブルを回転させたためにはさまってしまった。17頁参照)。対応として、ケーブルを反対まわりに回してはさまっているのをはずしてグレーチングを通過させ、当初の予定位置に設置する。作業には約40分を要する見込み。手感覚のみで作業する場面があり途中交代するのは望ましくないので、被曝低減のため2号機R/B内の除染作業が終わる4月上旬に実施する予定。上手く行かない場合は、引き抜きまたは切断など次の作業に移行する。
土壌中Sr捕集技術試験(56頁)。H4エリアタンク漏えい水で汚染された地下水の海洋流出防止において、重層的な対策として吸着材(アパタイト)による土壌中Srの補修技術(米ハンフォードサイトで実績あり、IRIDの技術提案を採用)について適用性検討のための試験をおこなう。アパタイトと砕石等を混ぜた改良材で土壌改良をおこない、そこを通過する地下水に含まれるSrとアパタイト中のCaのイオン交換によりSrを固定する。室内試験でSr捕集効果の確認および改良材の配合を決定、現地試験(H4エリア近傍)で施行性・品質確認を実施。現在、室内試験を実施中、現地試験を2月に開始、2月末に本工事の可否を判断する。
多核種除去設備ALPS HIC交換用門型クレーン不具合(68頁)。7日発生の不具合について。当該クレーンの写真あり。
T/B東側下部透水層の水質調査(102頁)。調査は終了しており、現在評価中。1月中に結果を報告するとしていたが、最終的に専門家の意見を踏まえた上で報告したい。この結果を踏まえて2-3号機間護岸の観測孔No.2-4(深さ25m)の採水をおこなう予定。
海側遮水壁工事進捗(113頁)
護岸・建屋周辺観測孔位置図(121頁)
今月の追加的放出放射能量評価(123頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h(1号機0.009億Bq/h、2号機0.0005億Bq/h、3号機0.001億Bq/h、4号機0.001億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/yearと評価。3号機の上昇は、ダスト測定時の風が前月より強かったことから、原子炉建屋上部におけるダストの舞い上がりが主な原因と考えられる。
海側ガレキ撤去進捗(129頁)。緊急安全対策(2013年11月8日参照)の一環の海側ガレキ(廃自動車)の撤去は、18台/25台を実施。3月中に完了予定。写真あり。
3号機R/B上部除染・遮へい工事(136頁)。自走式除染装置(吸引装置、2013年6月27日のロードマップ進捗の項を参照)は不具合で起動不能。2月に修理して再稼働予定。
使用済燃料の保管状況(137頁)
4号機使用済燃料プール内の変形燃料の調査結果(138頁)。去年12月26-27日に調査を実施した。上部タイプレートを固定するナットに腐食は見られず。ハンドルは大きく変形しているが、亀裂や腐食は無い。燃料を数cm吊り上げて約10分間静止して燃料重量や雰囲気線量に変化がないことを確認、さらに吊り上げて燃料全体が見えるようにして変形の状況を確認。燃料の寸法は、収納を予定している構内輸送用キャスク(NFT-12B型)のバスケットに収納可能であることを確認した。燃料被覆管の密封性能は維持されているものと考える。ヒビの写真など。
3号機使用済燃料プール内ガレキ撤去作業進捗(148頁)。燃料取扱機(FHM)に干渉していないガレキの撤去を実施中。
2号機R/Bオペフロ調査計画(177頁)。1月24日の報告では、天井に12ヵ所の穴を開けて調査を実施するとしていたが、その後、1つのカメラで想定より広い範囲をカバーできることが判明したので、再度検討の結果、穴を7ヵ所に変更している。使用済燃料プールの上を避けるように計画している。
2号機S/C内水位測定結果(205頁)。測定結果(1月21日に報告)ではトーラス室のたまり水水位がS/C内水位よりもやや高い。これは、S/C内の気相圧力がS/C内の水面を押し下げているものと考える。そこで、両水面の水位差とS/C内外の圧力差から漏えい開口面積を試算したところ、結果は約8-10cm2(1つの円とすると直径約3.2-3.6cm)。今後は、この開口を通じてS/Cに充填する止水材がトーラス室に流出する可能性の有無について、S/C下面の調査を行う。
2号機R/B1階高所部汚染状況調査(242頁)。「建屋内遠隔除染技術開発」の一環。線量寄与の大部分を占めると想定される上部構造物の汚染状況をより詳細に把握するために、積算線量計を上部構造物に貼付しデータ取得、キャスター付き昇降台車に線量計とカメラ、レーザー測距計を付けたもので高さ方向のγ線量率分布を取得、上部構造物に堆積している粉塵を吸引装置とストリッパブルペイントで採取し分析。
1号機ベント管下部周辺調査(249頁)。2013年11月13日にベント管下部周辺調査で2ヵ所の漏水(1.S/C上部からS/C表面を流下、2.サンドクッションドレン管から流水)を確認している。これらの流水の流量を評価した。その結果、1は0.74-3.2m3/h、2は0.15m3/h程度。これらを足すと0.89-3.35m3/h程度となり、炉注水量(4.4m3/h)に満たない。足りない分は、外れていないサンドクッションドレン管を含め、他に流水があると想定。今後は「S/C上部調査装置」(国PJのPCV調査補修PJで製作中)でキャットウォーク上からS/C上方の漏水源を調査する。また、格納容器内部から漏えい個所の調査をすることも検討していく。
ガレキ、伐採木の放射能分析(261頁)。JAEAの調査。
ガレキ・伐採木の管理状況(281頁)
【資料4】福島第一原発の廃炉に向けたワークショップ(262KB)



ニコ生
【1/30】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する臨時記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.1.30(木)17時30分 ~

0 件のコメント:

コメントを投稿