福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 92.0KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況について(PDF)9:00現在 18:00現在
2号機圧力容器底部温度計(底部ヘッド上部 TE-2-3-69H2)が上昇している件。11:00で49.3℃、ほぼ安定している。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機格納容器内部調査(2回目)を実施。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部調査(2回目)の実績について(PDF 240KB)
作業時間は09:40-12:30、作業者計34名、最大被曝線量5.29mSv(計画線量10mSv)。
今日は、内視鏡による調査と温度測定。内部の水位はOP9000-10000mmと推定していたが、実測でOP6100mm(格納容器床面OP5480mmから約60cm)だった。水は透明で流れはなく、細粒の堆積物がたまっていた。物がなんなのかは今後サンプリング等で確認したい。水温は48.5-50.0℃。雰囲気温度は前回とほぼ変わらず44℃程度。圧力抑制室圧力と窒素ガス封入装置圧力の差圧で水位を推定していたが、圧力抑制室圧力計の値は以前ふらついていたこともあり信頼性は低いと考えており、この値の不確さにより推定が違っていたと考えている。水の深さは60cmと浅いが、格納容器内の雰囲気温度や圧力容器底部温度がおよそ40-50℃台であることから、燃料デブリはこの水深で冷やされていると思う。資料中の写真で東芝の人と一緒に写ってる筒がなんなのか気になってしかたない。
(写真)格納容器と圧力抑制室をつなぐベント管と水面の関係。ベント管を通じて格納容器から圧力抑制室へ水が流れていると考えている。
(以下27日の会見より)動画を公開。
福島第一原子力発電所2号機格納容器内部調査(2回目) (1:27)(ダイジェスト版動画)
【動画】福島第一原子力発電所2号機格納容器内部調査(2回目)(約100分の全編はこちらから)
常に映っている白い棒は一緒に入れている熱電対。黄色いのは格納容器内壁の防錆塗装が高温多湿環境で劣化しているもの。前回同様、雨のように水滴が落下しており、内壁の表面を水が流れるのが見える。水面下に入ると堆積物の舞い上がりが見える。水自体は透明。
格納容器底部に落下した燃料デブリの堆積高さをMAAP解析で評価して11月30日のワークショップで報告している(2011年11月30日を参照。MAAP解析とコアコンクリート反応の検討について(PDF619KB))。これによると2号機では堆積の高さは20-40cmであり、水深60cmで完全に水没していることになる。
2号機T/B地下たまり水移送、20日から継続中。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から停止していたが10:10に再開。雑固体廃棄物減容処理建屋へ。濃縮水貯槽近くの漏えいのため水処理全体が停止するので、16:34に停止。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、運転中だったが、漏えいのためRO膜型淡水化装置が停止しているので、17:00に停止。
水処理装置、SARRY、同上で17:29に停止。
08:30頃、RO膜型淡水化装置から出て濃縮水貯槽へ至る配管(カナフレックスホース)で漏えいを発見。08:50頃に移送ポンプを停止して漏えいの停止を確認。漏えい個所の前後の弁を閉止。漏えいした水は付近(濃縮水貯槽タンクエリアH4)に漏出、一部は排水路へ流れ込んだ。1-4号機放水口付近の海水からそれまでNDだった全β核種が検出されたので、一般排水溝を通じて海へ流出したと判断。濃縮水貯槽の水位上昇が05:00ころ止まったことからこの時間に漏えいが発生したと推定、淡水化装置の出口流量と合わせて、漏えい量は約120m3、うち
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水状況について(PDF 360KB)
1頁目左の写真。左右にのびる排水路の上をU字溝で渡してある。濃縮水は奥から手前へ流れている。カナフレックスホースに保温材を巻いて、ビニール養生してある。一番左のU字溝のなかのホースの、U字溝の真ん中あたりで漏えいが発生し、漏れた水は保温材とビニール養生の中を通って周辺に漏出した。
1頁目右の写真。画面下端に見えるのが排水路の壁面。その上に金属製の堰を設置してあるのが見える。12月の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいの後、堰の設置を進めていたが、排水路の反対側と、U字溝のあるあたりにはまだ設置されていなかった。
2頁目左の写真。漏出個所の保温材とビニール養生を切り開いたところ。右に見えるのが継手金具。これにホースを差して金属製の留め具で締め付ける。ここが完全にはずれていた。
2頁目右の写真。ホースに閉止板を取付けたところ。
3頁目の写真。H4エリアに漏れ出た水。
建屋内は漏えい検知機を設置しているが、屋外はパトロールのみ。今後は堰の設置を急ぐ、ITVを増設する、ホースをPE管へ交換するなどを検討する。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水による放射性物質を含む水の海への流出について(プレスリリース)
たまっている漏えい水、排水路上流側、排水路下流側、1-4号機側放水口付近の4ヵ所でサンプリング・分析を実施。漏れたのはRO膜型淡水化装置の処理後の水なので、Cs等は少ないが、全β核種は漏えい水で1.4×105Bq/cm3と多い。1-4号機側放水口付近では2.5×10-1Bq/cm3。(12月の蒸発濃縮型淡水化装置からの漏えいの時の3分の1程度)。
福島第一原子力発電所タンクエリアにおける水漏れ事象を受けた海水追加調査位置図(PDF 112KB)
1Fと2Fの沖合3km地点を追加。
福島第一原子力発電所の淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽タンクエリアにおける漏水による放射性物質を含む水の海への流出事象に関する指示文書の受領について(プレスリリース)
この件で保安院から指示文書を受領。漏えいした水を回収し、環境への影響評価をすること、原因究明と対策の策定と実施。
その他
4号機使用済燃料プールでホースの交換をおこなうため、明日から1日半、冷却を停止。停止中の温度上昇は約19度の見積り。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 10.1KB)
2月21日と3月20日採取分。
3月16日に話のあった魚介類調査の先行調査としての海底土調査の結果。
魚介類調査のための福島第一原子力発電所20km圏内海底土調査結果(PDF 265KB)
発電所の南側が北側に比べて濃くなっている。
さらに先行調査を追加。
福島第一原子力発電所20km圏内海底土移行調査及びプランクトン調査位置図(PDF 186KB)
川から流入してくる土砂の海底土への影響を見るため、河口から沖合へと海底土のサンプリングを実施。また、プランクトンの調査を実施。サンプリングは22、23日に実施した。ゴミの分離、前処理等が必要なためプランクトン調査の結果には1ヶ月程度を要する。
今日の保安院の意見聴取会に提出した資料。
福島第一及び福島第二原子力発電所 東北地方太平洋沖地震に対する影響評価及び基準地震動Ssに対する耐震安全性評価に係る今後の進め方について(案)(PDF 13.5KB)
概略スケジュール(案)(PDF 13.6KB)
1Fおよび2Fの設備について、耐震安全性評価をおこなう(詳細は資料を参照)。これまで東北地方太平洋沖地震の地震動と基準地震動について主要7施設について評価をおこなってきたが、耐震Sクラスの設備についてもおこなう。
24日実施の緊急時演習の様子を公開。
福島第一原子力発電所 緊急時演習(動画)
15:30-16:09に2F2号機でERSSへの伝送が停止した。
ニコ生
【3/26・18:00開始】東京電力 記者会見
Togetter
2012/3/26・18:24開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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