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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年3月19日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、昨日18日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、2日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、14日より停止していたが10:38に再開。移送先はプロセス主建屋。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機使用済燃料プールの冷却を10:22に停止。燃料プール冷却浄化(FPC)系プール入口弁(G41-F042A)の分解点検をおこなうため。分解点検はFPC系を停止して実施するが、当該弁は使用済燃料プールの通常水位より低い位置に設置されおり点検のために隔離する弁がないことから、点検可能な位置までプール水位を低下させてから作業を実施する。このため、運転上の制限「オーバーフロー水位付近にあること」(実施計画「III 特定原子炉施設の保安」第2編第55条の表55-1で定める「使用済燃料プールの水位」)を満足出来ない状態となることから、「予防保全を目的とした保全作業を実施する場合」(実施計画第2編第74条第1項)を適用し、10:07に計画的に運転上の制限外に移行した。
なお、冷却停止時のプール水温は18.0℃、停止時のプール水温上昇率は 0.269度/h、プール水温上昇は最大で約7度の見込み(運転上の制限値は65℃)。点検作業中は、プール水温度および水位を常時監視しながら作業を実施する。
この点検作業は、6号機FPC系プール入口弁(G41-F042B)からの漏えい(2014年7月11日、2015年2月19日参照)の水平展開を目的として、類似弁を点検するもの。
(以下、20日の会見資料より)16:40に作業終了、点検結果は異常なし。その後、使用済燃料プールの水位を上げ、オーバーフロー水位付近に達したことを確認した上で22:38にFPC系を起動、運転状態および分解点検を実施した当該弁に漏えい等の異常がないことを確認した。23:05に「予防保全を目的とした保全作業を実施する場合」(実施計画第2編第74条第1項)の適用を解除。冷却再開後のプール水温は19.4℃(運転上の制限値は65℃)。
6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、フィルター交換のため16日より停止していたが、作業が終了し今日19日10:33に起動、10:37に定常流量に到達。
水処理装置、SARRY、2日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

09:40頃、雨水受けタンクの周囲に設けてある堰の中の雨水を、中のタンクに移送する作業において、配管から漏えいしているのをパトロールが発見。移送を停止して漏えいは止まっている。タンクの中の水を分析中。詳細は20日を参照。


その他


H4エリア外周堰から雨水が漏えいした件(3月10日参照)
福島第一原子力発電所H4エリア外周堰内の雨水水位低下の原因と対策ついて(PDF 2.58MB)
外周堰からの水の流出が確認された2カ所のうちH4北エリア東側のところで、土堰堤を覆っている被覆材の一部がはがれているのを確認した。また、外周堰内の側溝と基礎部との接合部で気泡が発生していた3カ所のうち、H4エリア南側で側溝と周辺のモルタルの間などにスキマが生じていた。これらの防水のスキマから雨水が流出して外周堰内の雨水の水位が低下したものと考える(側溝脇からの気泡は、タンク基礎下の砕石部にたまっている空気が出てきたものと推察)。
外周堰内の雨水で全β放射能濃度が高い(3ページの地図の③、8,300Bq/L)原因としては、外周堰の西側に確認された高線量個所(12日参照)に降った雨が、外周堰内の被覆材の背面に流れて側溝脇の被覆端部から堰内に流入、もしくは、外周堰の低くなったところを乗り越えて堰内に流入したもの、と推定(6頁)。この高線量個所は2012年3月にRO濃縮水の移送配管から漏えいが発生しており、その後に汚染土壌の回収をしているがそれが不十分であった。また、全β放射能濃度がやや高い①と②も過去にRO濃縮水の漏えいが発生している場所(2013年8月のH4タンク漏えいおよび2012年3月の移送配管からの漏えい)。
今後の対策:H4外周堰の対策として、被覆材のはがれと側溝脇のスキマの補修(10頁に写真。16日に完了)、その他の場所の被覆材と側溝脇のスキマの点検補修、再汚染防止対策として外周堰内の全面被覆(吹き付け)を実施する。β核種で汚染された土壌の大規模回収は支障物などのため困難(11頁)なので、タンクリプレースに合わせて実施する。当面の対策として、汚染された土壌の区画とシート掛け(完了)、汚染土壌の人力回収及びカバーの設置、外周堰西側の雨水浸透防止のためのフェーシングを実施する(11、12頁)。H4エリア以外のタンクエリアでは、被覆や側溝脇スキマなどの点検・補修をおこなう。
H4外周堰内の雨水は、今回の対策完了後に水質を調査し、B・C排水路内の水と比べて同程度であることを確認の上、外周堰の開運用を再開する。また、過去にタンクから漏えいがあったB南、H6エリアでも排水ピット付近で採水・分析をおこない、B・C排水路内の水と比べて有意な差が認められない場合は、外周堰の開運用を継続する。10日にH4外周堰内の雨水水位低下が確認された際には、たまっている雨水をH4北エリア内へ移送しているので、現状ではここの外周堰内の雨水はタンクエリア雨水と同じ扱いをしているみたい(雨水受けタンクへ移送ののち暫定廃水基準を満たさないものは雨水処理設備で処理して構内散水する)。

ミュオンによる「原子炉内燃料デブリ検知技術の開発」の1号機実証試験(2014年12月25日、2015年2月9日参照)の結果速報。
原子炉内燃料デブリ検知技術の開発1号機測定結果速報(PDF 4.43MB)
設計画像と測定値比較によるデブリ位置推定(GIF)
測定器を1号機R/Bの北側と北西側に2台設置して2月12日に測定を開始、3月10日までの26日間のデータで評価を実施。
3頁の図1は、原子炉が健全である場合に測定器1(北西側)で得られるであろう測定画像のイメージを設計図面をもとに作成したもの(ミュオンをよく吸収する高吸収体があると、そこが黒い影になる)。格納容器や圧力容器などの構造が黒く写る。圧力容器の中央やや下に四角く見えるのが燃料。4頁が実際に取得された画像。図1と比較して圧力容器や格納容器などが見えているのがわかる(5、7頁)。圧力容器とその周りの生体遮蔽の厚みがおよそ1mであり、それが見えていることから、1m程度の精度はある。画像の周辺部は中央部に比べてデータが少なく、よく見えていない(データをさらに蓄積することで周辺部も見えてくる可能性あり)。圧力容器下部から下は、今のところはっきりした画像は取得できていない(燃料があると想定される格納容器底部は、測定器の設置場所より下になるのでもともと見ることができない)。
測定器2(北側)で取得した画像には原子炉内に薄い影が見えるが、測定器1の画像では炉内に影は全く見えない(8頁)。3次元評価では炉心の高さ断面で高吸収体の交点がないことから、この影は燃料が見えているのではないと評価(測定器2で見えているのが何かはまだわからない)。また、使用済燃料プール内に燃料があると推定される。3次元評価っていうの、理屈がさっぱりわからん。
以上をまとめると、大きな構造物が確認できた、炉心の位置には1m以上の大きさの燃料は確認できない、炉心部に水はたまっていない可能性が高い(水も吸収体であり、あれば影が見えるはず)。この結果は、過去に推定した原子炉・格納容器の状態(2011年11月30日参照)と一致している(このことは、過去の推定が正しかったことを示す)。統計的な処理を可能とするため、さらにデータを蓄積する。
今回の結果を踏まえて、今後のデブリ取り出しに向けた調査を計画していく。今後1号機で予定されている格納容器内部調査の計画は12頁。X100BペネおよびX6ぺネからカメラやロボットを使ってペデスタル地下階の調査(B1(2015年4月予定)→B2(2015ー16年)→B3(2016-17年))を実施する。
2号機では今年10月より測定を予定していたが、1月の安全点検に伴う作業停止で予定が遅れ、2015年度中の実施予定に変更になっている。

凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所 陸側遮水壁 凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 91.7KB)

H4北エリアタンクからの漏えいの件(2013年8月19日参照)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける 水漏れに関するサンプリング結果について (H4エリア周辺)(PDF)
E-9、E-11、E-12の監視を強化していた(11日参照)が、その後のモニタリングで有意な変動が見られないので、18日採取分をもって通常の監視頻度に戻す。



ニコ生
【3月19日】東京電力 記者会見 生中継&原子力防災訓練 プレス公開《収録放送》
1:45:58過ぎから18日にあった防災訓練での「本店非常災害対策室」の様子。1:56:10過ぎにマキネコさん確認。お元気そうでなにより。そういえば、最近、のび太くんらしき人が規制委の監視評価検討会にいる。

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.19(木)17時30分 ~


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