今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 121KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点
1号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。
2号機格納容器温度計(TE-16-114B、実施計画関連温度計)の指示値が変動しており、状況確認を継続している。指示値が上下している。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機T/B地下たまり水移送、26日より継続中。
3号機T/B地下たまり水移送、26日より停止中。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。
6号機T/B地下たまり水移送、27日より停止中。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、28日より停止していたが14:30より運転中。
水処理装置、SARRY、25日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
地下水バイパス、10:23-16:03に一時貯留タンクGr3から排水を実施。排水量は1,428t。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク(Gr3)からの排水について(続報)(報道関係各位一斉メール)
その他
昨日29日の道路脇側溝からの発煙の件。
福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について(PDF 1.57MB)
福島第一原子力発電所構内道路脇の側溝付近からの発煙について(17時現在)(PDF 1.45MB)
29日21:26に発煙の停止を確認した後の時系列:21:29に双葉警察署から2名到着。21:45に公設消防が2名到着、現場で発煙のないことを確認。21:30頃に測定した現場周辺のダスト濃度は検出限界値(8.2×10-5Bq/cm3)未満。翌30日00:40頃、側溝を覆っている鉄板をどけて中を見たところ、側溝内のケーブル・ホース類が約5mの範囲で損傷(炭化)しているのを確認(2つ目の資料2頁左下に写真。側溝は溶接した鉄板でフタがしてある。これをグラインダーで切断してどけた。2頁右下に写真)。16:50に富岡消防署により本件が火災であると判断された。
ケーブル損傷個所を含む電源構成は資料3頁。ケーブルが損傷したのは水処理建屋の設備に給電している系統のA系(起動用変圧器M/C5SA-2)。現在、これをB系(所内共通M/C1B)に切替えて水処理建屋設備を使用できる状態になっている(5・6号機の負荷に影響はない)。5・6号機の起動用変圧器5SA-2において発生した地絡警報は、水処理メタクラ(A系)用電源ケーブルが損傷したことにより発生したものと推定(4月1日追記)。
当該の側溝の中を通っているケーブル・ホース類は4頁。全部で9本あるうち、6本の損傷を確認。このうち、原子炉注水用ホースがあるが、非常用のラインは確保されておりLCO逸脱には該当しないと判断。これ、ろ過水を注水してた頃の炉注水ラインかな。今の炉注水の大循環ラインは、一本南側の道沿いを通ってるみたいだけど。
3号機R/B1階機器ハッチシールドプラグが移動している要因の推定。
福島第一原子力発電所3号機原子炉建屋1階シールドプラグが移動している要因の推定について(調査結果)(PDF 734KB)
当該のシールドプラグが本来の位置から抜けていてスキマが生じているのは2012年4月19日に既報。その後、主蒸気隔離弁(MSIV)室からの漏水の件(2014年4月24日、5月15日参照)で規制庁へ報告した際に、このシールドプラグの移動について質問を受けた。格納容器内の水素爆発はなかったものと考えているが、その影響も排除せず、要因について調査をおこなった。
現在シールドプラグは、本来の位置から800mmほど手前に抜けた位置(手前側のでっぱりがほぼ抜けた状態。資料1頁右下図)にある。プラグの寸法等は2頁。完全に密閉するものではなく(1cmほどのスキマがある)、レールの上を車輪で転がす構造で、簡単に移動しうる。3号機と同型の5号機で調査をおこない、どれくらいの力でプラグが移動し始めるかを調べた結果、机上計算では40 - 340kgf、バネばかりで測定した結果は143±3kgfとなった。ここでは、プラグの動き出し荷重を340kgf(差圧として0.4 - 0.5kPa)とした。
プラグを動かした要因として、地震動、プラグ前後の差圧(D/W機器ハッチ部リーク、格納容器内水素爆発、建屋水素爆発の圧力伝搬(爆発の際にD/W鋼材とコンクリートのスキマを圧力波が伝搬し、プラグ前後に差圧が生じる))の4つを想定(6頁)。
地震動については、プラグを動かすことは可能だが、動いているのが確認されたのは3号機のみである。また、プラグの位置がちょうど手前のでっぱりが抜け切ったところにあり、スキマの拡大でそれまでかかっていた圧力が抜けて移動が停止したようにも考えられることから、地震よりは差圧が原因である可能性が高いと考える。
プラグ周辺(R/B1階北東エリア)では、格納容器内で爆発があったことを推定させるような大きな損傷は見られない(プラグのすぐ脇に置いてあった紙袋が、そのまま残っている。8頁)。また、周辺の線量は他のエリアと変わらず、プラグのスキマから高線量のガスが噴出したと思われるような高線量の場所は確認されていない(プラグを動かすレールで高線量が確認されているが、これはD/Wから漏えいした水の影響と考える。9頁)。これらのプラグ周辺の状況を考えると、格納容器内の爆発や機器ハッチ部のリークが原因である可能性も低く、建屋爆発の影響が一番可能性が高いと考える。
要するに、格納容器内で爆発がなくてもプラグは動きうることを示したということ?
今日、第8回原子力改革監視委員会があった。
2015/03/30(月) 「原子力改革監視委員会」記者会見(動画)
すべての放射線データを公開するという件(下記の情報公開に関する新たな仕組みのプレスを参照)について、数土会長から「社内取締役からは「データをなんでも出すというのは、紙爆弾による目くらましだ」と非難されないだろうか、という心配があったが、社外取締役からはむしろ「すべてのデータを出すことで、東電は物事を隠蔽する意思を持っていないということをはっきりさせるべきだ」という意見が出たため、今回の決定となった」という趣旨の発言あり。「隠蔽する意思を持っていない」ことなんて、どうやったって証明できないことなんだから、何をやってもはっきりなんてしないと思う。これは、信頼してもらうより仕方のないことなのであって、現状、信頼されていないのなら、信頼してもらえるまでひたすらにやるべきことをやるしかないんだと思う。なんか、目標設定が間違っていると思う。
原子力改革監視委員会から東京電力取締役会への答申(PDF)
福島第一原子力発電所K排水路情報公開問題に関する検証状況(PDF)
実務担当者以外に排水路出口水の分析データが存在することが伝わったのは、2014年11月25日のカンパニー運営会議(ここで、カンパニー内で幹部を含め広く共有された)。この際には、データの公表などについて「問いかける姿勢」を持つものはいなかった。12月初旬には復興本社、立地地域部および資源エネルギー庁ともデータが共有された。SC室、広報部は2015年2月23日の時点でデータの存在を共有していなかった。
2013年にT/B東側地下水による海洋汚染が明らかになった際の情報公開の失敗に対する反省から「放射性物質を測定する場合は、その計画段階から公表する。測定の計画策定段階であらかじめアクションレベルを設定し、それを超える場合は測定部署は直ちに管理責任者へ連絡、マネジメントを実施する」ということが定められた(2013年7月26日プレスリリース参照)。これを実行するために「分析工程調整会議」が設けられたが、これが実質的に機能していないことが判明した。
調査は今後も継続する。
「原子力安全改革プラン進捗報告(2014年度第4四半期)」について(プレスリリース)
「情報公開に関する新たな仕組みと組織のあり方」について(プレスリリース)
ジョン・クロフツ氏の常務執行役就任および原子力安全監視室の組織改編について(プレスリリース)
2015/03/30(月) 「原子力改革特別タスクフォース」記者会見(動画)
ニコ生
【3月30日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.3.30(月)17時30分 ~
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