今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 141KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF)
屋根貫通飛散防止剤散布(ドーナツ状 北2、南2屋根パネル)。作業時間は06:47-13:11。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:資機材整備(作業予定時間:06:00-14:00)
屋根パネルの取り外しを26日頃より開始する予定。オペフロ上のガレキ調査等を実施しながら、屋根パネル(計6枚)を順次取り外す。なお、作業にあたっては、屋根パネル取り外し部分からの飛散防止剤散布を実施するとともに、ダストモニターおよびモニタリング ポストにてダスト濃度等の監視を十分に行いながら慎重に進める。
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より継続中。
3号機T/B地下たまり水移送、昨日19日より停止中。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。
6号機T/B地下たまり水移送、15日より停止していたが10:00-15:00に実施。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
その他
H1・H2エリアでフランジ型タンクの解体を開始する。
福島第一原子力発電所H1・H2エリアのフランジ型タンクの解体開始について(PDF 467KB)
H2エリアのタンク(28基)は27日より来年1月頃まで、H1エリアのタンク(12基)は6月上旬より9月頃までの作業予定。
解体ステップ:準備(タンクの水抜き・散水・集塵)→残水処理→タンク内面の被覆(塗装)→解体(天板→側板→底板)2014年11月25日に報告された手順(残水処理は側板4-2段目解体後)から変更になっている。
地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。18日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 122KB)
No.12のトリチウムは360Bq/L。No.10はポンプ点検により採取中止。
1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)。18日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機放水路サンプリング結果(PDF 120KB)
2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇した件(14、15日参照)。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路サンプリング結果 (PDF 67.4KB)
下流側立坑での採取を16日に開始、その後19、20日にも採取。上流側立坑の結果は20日採取分の全βが6,000Bq/L。19日採取分のトリチウムは180Bq/L。18日から降雨があり、全βは低下、Csは表層汚染の流れ込み等により上昇している(18日の分析結果は19日を参照)。引き続き監視を強化、原因調査をおこなう。
魚介類のサンプリング結果。
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所港湾内>(PDF 93.3KB)
魚介類の核種分析結果<福島第一原子力発電所20km圏内海域>(同所港湾内を除く)(PDF 124KB)
雨水処理設備の処理水排水に関する測定結果。
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
福島原子力事故における未確認・未解明事項の調査・検討結果の第3回進捗報告(第1回は2013年12月13日、第2回は2014年8月6日)。
福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果「第3回進捗報告」について(プレスリリース)
「福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果のご報告~第3回進捗報告~」(PDF 2.01MB)
福島第一原子力発電所1~3 号機の炉心・格納容器の状態の推定と未解明問題に関する検討第3回進捗報告(報告書)(PDF 26.8MB)
福島原子力事故発生後の詳細な進展メカニズムに関する未確認・未解明事項の調査・検討結果のご報告~第3回進捗報告~(動画)
2号機格納容器ベントの成否(10頁)。3月14日21時頃にベントを実施したが格納容器圧力は低下せず、ベントの成否は不明だった。今回、ベントライン上のラプチャーディスク周辺と非常用ガス処理系(SGTS)のフィルタートレイン(AおよびB)の線量調査をPackBotで実施。ラプチャーディスクおよび周辺の配管の表面線量率は低く、ベントガスが通過したとは考えにくい。したがって、ライプチャーディスクは作動(加圧により破れて流路が開く)しなかった可能性が高い(最終的な判断には、ラプチャーディスクの状態を確認する必要がある)。フィルタートレインの調査では、内部にフィルターのある場所を表面から測定。トレインの出口側(排気筒に近い方)にあるHEPAフィルターの方が、入り口側よりも線量率が高かった。これは、排気塔から排出されたベントガスが逆流したものによる汚染と考える(2号機のベントが失敗しているなら、1号機のベントガスが逆流してきたということ。排気塔は1号機と2号機で共有しているので、こういうことが起きた。3、4号機でも同様だった)。
2号機では13日には弁の操作によりベントラインの構成を完了したがラプチャーディスク作動圧力に至らず、その後に格納容器内で高温状態が維持されたために、ラプチャーディスク作動圧力より低い圧力で加温破損により格納容器からのリークが始まったと考える。ラプチャーディスクの作動圧力は、加圧による格納容器破損を防ぐためのものとして格納容器の設計圧力と同じに設定されており、今回の事故のように高温状態が続いて低圧で格納容器の破損が生じるという事態について十分な考慮がなされていなかった。このため、必要な時に確実にベントをすることができなかった。
3月20日前後の敷地内線量率上昇の原因(16頁)。モニタリングカーによる敷地内線量率の測定で、20日13-16時頃(事務本館北)と21日16:50-18:30(正門)に上昇が確認されている。この期間のプラントデータやその他の記録を検討した結果、プラント内部の状態に大きな変化はないことを確認。一方、風向きの変化と突き合わせた結果、継続的に格納容器から放出されていた放射性物質が風向きの変化で検知された可能性が示唆された。
1号機圧力容器水位計指示値の解析による事故進展の推定(22頁)。事故時に1号機圧力容器水位計は正確な指示をしていなかったと考えている。水位計は基準面器側配管と炉側配管の水頭圧の差から水位を算出しているが、格納容器内が高温となり格納容器内にあった基準面器側配管内の水が蒸発したため、水位が正しく測れなくなった(23頁)。水位計の指示値はこの状況を正しく記録していたとして、基準面器側配管内の蒸発の状況から格納容器内の温度分布を解析した。GOTHICコードを使い、圧力容器から格納容器へ高温のガスが漏えいする位置(格納容器上部と下部)を変えて解析を実施。その結果、漏えい個所が格納容器上部とすると水位計(燃料域のA系とB系)の実測値をよく再現した。
このタイプの水位計は、原子炉に限らず閉じた空間の水位を測れるほぼ唯一の形式であり、他の原理を用いた水位計の開発を行っているが、まだできていない。現状では運用で指示値の正しさを確認するようにしている(基準面器側の温度を確認する等)。
2号機CAMSデータにもとづく事故進展の推定(29頁)。2号機では1、3号機と異なり、炉心溶融の前にD/WとS/CのCAMSが復旧しデータが取得された。これまでに推定されている事故進展とCAMSデータを突き合わせ、従来の推定とCAMSデータが整合的であることを確認した(線量率の増減と、対応するイベントについて31頁にまとめてある)。15日夕方にD/Wの値が急上昇して最高値(138Sv/h)を記録しており、ここで圧力容器からD/Wへ燃料の落下が起きたのかもしれない。また、15日以降は線量率が単調に減少しており、この時期には再加熱・再溶融がなかったことを示唆している。
非常用ガス処理系(SGTS)のフィルタートレインの線量測定は3号機(2011年12月26日参照)と4号機(2011年8月27日参照)でも実施している。また、1号機でもトレイン室の調査を試みているが、入口の線量が5Sv/h以上と高かったため入室を断念している(2011年8月2日参照)。1号機では格納容器ベントでSGTSを使った(1・2号機排気塔根元で高線量を確認しているのも1号機SGTS配管(2011年8月1日、2013年12月6日参照))。
福島第一原子力発電所の状況について(日報) 【午後3時現在】(プレスリリース)
ニコ生
東京電力 福島原子力事故 未確認・未解明事項の調査結果(第3回) 記者会見
担当は原子力設備管理部長の川村慎一さん。毎週木曜日の川村信一さんとは別の人。
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