今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 18.4KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点
1号機T/B地下たまり水移送、12日より停止中。
2号機T/B地下たまり水移送、11日より継続していたが10:01に停止。移送先を3号機T/B地下に切り替えて14:01に再開。
3号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 47.7KB)(5月27日公開)
3号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
福島第一原子力発電所 3号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果(PDF 39.4KB)(5月27日公開)
3号機T/B地下たまり水移送、11日より継続していたが09:55に停止。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。
6号機T/B地下たまり水移送、11日より停止していたが10:00-15:00に実施。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、4月24日より停止中。
水処理装置、SARRY、4月14日より運転中。吸着塔交換のため08:34-19:18に停止。起動後19:56に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
その他
凍土遮水壁試験凍結(4月9、28日参照)の結果。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁試験凍結の状況について(PDF 1.09MB)
凍結管は試験対象の場所では1mピッチ、測温管は全体にわたって5mピッチで配置してある。
地中温度(1頁)は運転している凍結管の直近の測温管(No8だけは凍結管の両側にある2つの測温管)で計測した。各グラフの上に、測温管の記号(No1だと、2BLK-S30(2ブロックのS30という測温管))と、凍結管との距離が書いてある。カッコの中の温度は、最後(13日09:00)の測定値。測温管には縦方向に1mピッチで温度計が付けてある。温度計の計器誤差は0.5度。測温管および凍結管は地下の幾つかの地層を掘り抜いて設置してあり(たとえば、2014年4月28日の第12回汚染水処理対策委員会の資料【資料2-1】陸側遮水壁タスクフォースにおける検討状況について(6.12MB)46頁参照)、一番上の中粒砂岩層は地下10m程度まで、その2つ下の互層部は-25mから-30m程度(と言う話だったけれど、どっちもそんなに深いのかな)。グラフには、それぞれの測温管が設置してある地点での中粒砂岩層および互層部の深さに相当する場所の温度計の平均値をプロットしてある。凍結管と測温管の距離が短いところでは、温度の低下が見られるが、離れているところではまだ温度変化は見られない。
ブライン送り戻り温度差(2頁)は、それぞれの凍結管でブライン戻り温度(凍結管頂部の戻り温度(複列個所は片側の平均値))からブライン送り温度(ヘッダー管(4月28日参照)の送り温度)を差し引いたもの。No7、8、16ではじめの方のデータが無いのは計器の不良(温度計の接触不良)のため。いずれのグラフでも正の値(戻り温度の方が送り温度よりも高温)となっており、地盤を冷却できている。複列施工については2014年6月6日の監視・評価検討会の項を参照。
ブライン供給温度を-30℃に維持するのに、冷凍機は最大4台運転で対応できた。冷却されたブラインは一旦タンクに貯めたあとに送り出される(ブライン供給温度はこのタンク出口での温度)。充分な量の冷却されたブラインがタンクに貯まっている時は、冷えすぎを避けるために冷凍機をすべて停止した(冷凍機は0、2台、4台運転のモードがある)。
-30℃のブラインを安定的に供給できていること、ブライン送り戻り温度差が正の値であり、凍結管に近い場所の地中温度が低下していることから、設備は順調に機能していると評価。今後も試験を継続してデータを採取していく。結果は毎週木曜日にここで報告する予定。
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 89.7KB)
2号機放水路上流側立坑のたまり水で全β放射能・トリチウム濃度が上昇。
福島第一原子力発電所構内2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.29KB)
13日採取分の134Csが99、137Csが420、全βが73,000、トリチウムが2,300[Bq/L]。
2014年4月-2015年3月の調査で、137Csの最大値は1800Bq/L、全βも2000Bq/Lを超えることはなかった(3月16日の第16回現地調整会議の資料【資料2】現地調整会議で提示された課題への対応の検討状況(9.50MB)100頁を参照)。2015年4月の分の分析結果が見つけられない。
1号機R/Bカバー解体作業を明日15日より再開する。
本日の作業実績(PDF)
作業は明日から。今後の工程は1号機原子炉建屋カバー解体作業のページの「建屋カバー解体の作業工程」に掲載。本格的にガレキ撤去が始まるまでには20カ月以上かかる。4月27日の安全監視協議会の項を参照。
明日の作業予定: 屋根貫通飛散防止剤散布(北1、北2屋根パネル)。それぞれのパネルにすでに8個の穴が空いている(2014年10-12月の調査の際に飛散防止剤を散布するのに開けた)。今回はこの穴を使って散布を行う。明日は北1パネル全体と北2パネルの半分が対象で、散布を予定している飛散抑制剤は6000t。(作業予定時間:06:00-15:00)
1号機R/Bカバー解体について最初に話が出たのは2013年5月10日。2013年度末頃より解体作業開始と言う話が9月12日にあったきり、その後、具体的な話がないまま、翌2014年6月27日に7月より作業開始と発表があるも、クレーンの不具合で準備が中断(2014年7月17日)。その後、ズルズルと開始が遅れ、2014年10月にようやく屋根パネルを試験的に取り外して影響を調査すると言う作業が開始された。南相馬市の2013年度産のコメに基準値を超過したものがあり、この原因として2013年8月の3号機R/B上部ガレキ撤去に伴うダスト飛散が疑われ、農水省から対策するように2014年3月に依頼があったらしい(2014年7月14日参照)。自治体からも対策を要請され、カバー解体作業に伴うダスト飛散の抑制対策をあらためて充実させるのに時間をかけていたために作業開始が遅れた、ということらしいのだけれど、実際に具体的に何があったのかについては一切明らかにならなかった。関係者の間でどういうやり取りや駆け引きがあったのか、そういうことをマスメディアの人は取材してくれればいいのにと思う。
1号機ペデスタル外側1階グレーチング上調査(B1調査)の現地実証試験(「原子炉格納容器内部調査技術の開発」。4月6、20日参照)で取得した動画の全編について、IRIDより提供を受けて、明日15日より原子力情報コーナーでブルーレイディスクの形で公開する。
IAEAのレビュー(第3回)の最終報告書が出た。
国際原子力機関(IAEA)による福島第一原子力発電所1~4号機の廃炉に向けた取り組みに関する第3回レビューの最終報告書とりまとめについて(PDF 157KB)
経産省のサイト(ニュースリリース「国際原子力機関(IAEA)による東京電力(株)福島第一原発1~4号機の廃炉に向けた取組に関する第3回レビューの最終報告書を受領しました」)に報告書の全文がある。
政府事故調のヒアリング記録の公表(第7回)が今日14日よりおこなわれている。第1回は2014年9月11日、第2回は11月12日、第3回は12月25日、第4回は2015年1月29日、第5回は2月26日、第6回は3月26日。
ニコ生
【5月14日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.5.14(木)17時30分 ~
サリーとキュリオンにストロンチウム吸着塔が導入されたお陰で、現場作業時の被ばくが凄く減ってる。去年の末に「もう、元請の決めた線量限界まで少ししかないから、来年はここで仕事できないかも」と言ってた人が、今も現場で働いてる。最終的な処理装置のALPSばかりが注目されてきたけど、
— あさくら彩華堂(特務機関レッドカウ) (@arthurclaris) 2015, 5月 14
一番初めの段階の処理装置が改良されたことで、エリアによっては労働環境が著しく改善され、技術力の維持にも寄与している。 モバイル型ストロンチウム除去装置もタンクエリアの線量低減に活躍している。 マスメディアは取り上げてくれないけどね。
— あさくら彩華堂(特務機関レッドカウ) (@arthurclaris) 2015, 5月 14
いやー、マジでモバイルストロンチウム除去装置様々ですね。 効果は期待していたけど、雰囲気と累積見て効果を思い知らされましたわ。 昨年度、一昨年度とぎりぎりの線量だったけど、 今年度は余裕で年度末まで過ごせそうです(`・ω・´)>RT
— 最南端@義勇兵 (@sainantan) 2015, 5月 14
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