今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 21.4KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF)
ダストサンプリング(ウェル上)。作業時間は10:38-13:40。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
福島第一原子力発電所 1号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 100KB)(8月5日公開)
明日の予定:飛散防止剤散布(南2、北3エリア近傍)、オペフロ調査(南3エリア近傍)(作業予定時間:06:00-14:00)。
1号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より停止中。
2号機使用済燃料プール代替冷却系、空気作動弁用コンプレッサー交換の準備作業のため昨日28日より停止していたが、作業が終了したので10:46に起動。13:00のプール水温は33.7℃(運転上の制限値は65℃)。
2号機T/B地下たまり水移送、28日より継続していたが05:00に停止。18:59に再開。移送先は高温焼却炉建屋。
3号機海水配管トレンチ閉塞工事、立坑Bから3号機T/Bへのたまり水移送が完了し、トレンチ内たまり水の除去が完了した。
福島第一原子力発電所3号機海水配管トレンチ内における滞留水の除去完了について(PDF 640KB)
今後は、充填作業を実施していく。
2号機では6月30日にトレンチ内たまり水の移送が完了している。これにより、海水配管トレンチ内における最も高濃度のたまり水の万一の漏えいに対する大幅なリスク低減が図られた。海水配管トレンチ内のたまり水は、事故直後に発生した放射能濃度の高いものがそのまま取り残されていたもの(R/B、T/B地下のたまり水は原子炉注水により希釈されているため、次第に濃度が低下してきている)。
3号機T/B地下たまり水移送、28日より継続していたが04:55に停止。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。
6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:00-15:00に実施。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、14日より停止中。
水処理装置、SARRY、6月18日より運転中。フィルター洗浄のため08:28-12:06に停止。起動後12:34に定常流量に到達。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。現在、5月24日より全系統で停止中(5月25日参照)。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。現在、6月13日より全系統で処理運転中(15日参照)。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
1-4号機建屋内たまり水移送装置の増強工事が完了したので、10:00より建屋たまり水を用いた系統性能試験(通水試験)を開始(29日参照)。3週間程度実施の予定。試験開始後の移送状況については、屋内および屋外パトロールを実施し、漏えい等の異常がないことを確認。試験完了については別途報告する。
その他
側溝に敷設されている耐圧ホースからの水の漏えい(5月29日参照)の件。
福島第一原子力発電所 K排水路排水口放射能分析結果(PDF 11.0KB)
29日採取分。
実施計画の変更認可申請(2014年7月31日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について
原子炉格納容器ガス管理設備の信頼性向上。
今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第20回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.31MB)
1-3号機の状況(1ヶ月の温度推移)、たまり水処理水/廃スラッジ/使用済ベッセル/濃縮廃液の貯蔵状況、貯蔵状況の推移、エリア別タンク一覧(基数、容量、タンクのタイプ、貯留水の種別)、汚染水等構内たまり水の状況(リスク総点検より抜粋)。
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(10.6MB)
要員管理(8頁左)。6月の1日あたり作業員数は平均で6,900人(実績)。8月の想定は約6,700人。
熱中症の発生(8頁右)。28日までに作業に起因する熱中症が10人、熱中症の疑い等が2人。
【資料3-1】汚染水対策スケジュール(9.55MB)
タンク建設進捗(通しで2頁)。
凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)(5頁)。山側の全ての工事が28日に完了した。
凍土遮水壁試験凍結の状況(7頁)。28日に停電にともないブライン供給が停止したため、ブライン送り戻り温度のグラフで特異点が発生している。
H4、H6エリアタンク漏えいのモニタリングまとめ(47頁)。追加ボーリング(Eシリーズ、Gシリーズ、48頁)、地下水バイパス調査孔(52頁)、地下水バイパス揚水井(53頁)、排水路(54頁)、海水(55頁)。
【資料3-2】使用済燃料プール対策 スケジュール(10.1MB)
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業(通しで7頁)。FHM本体撤去を8月2日(日)に実施予定。作業時は3号機R/B周辺(2号機から4号機までくらい)は立入り禁止となる。
撤去の手順は、専用吊具をFHMに挿入・把持→ワイヤーが張るまで吊り上げ→一旦保持し共吊りがないことを確認、FHM本体の状態確認→プールゲートの反対側に移動→東側/西側吊具を交互に吊上げ→南西へ移動しヤードに吊降し(6頁)。プールゲートへの衝突回避のために、吊り芯が垂直であること(振れ防止)、吊り点が把持点の内側にならないよう(回転防止)管理(7頁)。プールゲートに関する安全対策として、新規追加設置カメラによる監視、吊上げ制限荷重の監視(プールゲートをFHMでずり上げないように)、FHMの接触時のプールゲート健全性評価(衝突してもゲートの健全性が保たれることを確認)(8頁)。プールから吊上げたFHM本体はR/B南西側のヤードに下ろして飛散防止剤を散布後、その場で運搬可能なサイズに細断し、表面線量に応じて近くに仮置きの後、夜間の運搬作業でそれぞれの保管場所へ運搬して保管(18頁)。撤去ガレキの夜間運搬・保管については2013年10月16日を参照。
(参考:福島第一原子力発電所3号機燃料取扱機撤去作業イメージ)
1・3号機飛散防止剤散布実績および予定(60頁)。
1号機R/Bカバー解体工事(65頁)。
3号機R/B上部除染・遮へい工事(66頁)。
使用済燃料等の保管状況(67頁)。
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備 スケジュール(373KB)
2号機原子炉格納容器内部調査(A2調査) の今後の進め方(通しで3頁)。遮蔽ブロックが固着して撤去不能となっていたが(7月13日参照)、その後の調査で、固着しているブロックの設置場所には床面より50mmの堀込みがあり、そこにブロックがはまっていることが判明(5頁)。固着ブロックは、溝にはめ込まれている状態に加えてブロック間の隙間に発錆し、ブロック周りの構造体に挟み込まれた状態で拘束力が増加し撤去できなかったと推定。このため、固着ブロックの撤去には「持ち上げ力の増大」と「固着の緩和」の対応が有効と判断(6頁)。現状のブロック撤去装置のエンドエフェクターの持ち上げ力(約50kg)では撤去不可だったが、新規製作でこれを約2tクラスまで向上させることが可能。また、別の遠隔小型重機による対応についても検討する。さらに、固着緩和に向けて、加振、サビ除去剤や潤滑剤の使用などを検討する(その他の検討項目は6頁)。対応方法の成立性について検討し、新規エンドエフェクターの製作などの後、11月にはブロック撤去を行う予定(スケジュールは8頁)。
また、A2調査の他に燃料の有無に関する情報を迅速に取得できるミュオン透過法による測定を、今年度中を目途に開始する。2号機は散乱法で行う予定だった。2014年12月25日参照。←(8月6日追記)8月5日参照。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分 スケジュール(1.69MB)
ガレキ・伐採木の管理状況(通しで3頁)。
水処理2次廃棄物の管理状況(3頁)。
汚染水処理二次廃棄物の放射能評価のための水試料分析(JAEA/IRID、5頁)。Cs吸着装置(キュリオンおよびSARRY)の入口水/出口水の分析結果(H25年度採取分)。60Co、137Cs、トリチウム、90Sr、238Pu、239Pu+240Pu、241、244Cmなど。α核種はほとんど含まれない。
固体廃棄物貯蔵庫第9棟設置工事の進捗(19頁)。
【資料3-5】循環注水冷却スケジュール(2.83MB)
1号機格納容器内温度の上昇事象と原子炉注水流量(1頁、通しで3頁)。1号機格納容器内の一部の温度計指示値は、窒素ガス封入量やガス管理設備の排気流量、大気圧変動などに影響されて変動するが、窒素ガス封入量の増加により温度を安定化出来ると評価している(2014年3月26日)。温度上昇をもたらす熱源の場所は、変動する温度計の位置からペデスタル内の制御棒駆動機構配管付近と推定(4頁。2015年3月26日参照)。原子炉注水量と格納容器内温度の時系列を見ると、給水系の流量を増やしていた時期には他の温度計との差異が小さくなっている(6頁)。炉心スプレー系と比べると、給水系は圧力容器の外周部から注水するのでペデスタル外周部を冷却しやすいためではないかと推定。給水系の流量を増やして格納容器内の温度の応答を見ることでペデスタル内の熱源について情報を得られる可能性がある(7頁)。今後、この実験を実施する(実施時期は、新設予定の窒素ガス封入ライン(ジェットポンプ・センシングライン。2014年1月30日参照)が完成し、現在計画中の窒素ガス封入量を増加させた後)。
【資料3-6】環境線量低減対策 スケジュール(15.4MB)
敷地内線量低減対策(通しで1頁)。
T/B東側のモニタリングまとめ(3頁)。地下水のくみ上げ量:観測孔No.0-3-2から1m3/日、1-2号機間ウェルポイントから10m3/日(2014年10月31日より50m3から削減)、2-3号機間ウェルポイントから50m3/日(2014年10月31日より4m3/日から増加)。3-4号機間ウェルポイントの揚水を4月1日に20m3/日で開始、24日より10m3/日。地下水(9頁)、排水路(18頁)、海水(23頁)、港湾口海水モニター(海水放射線モニター)(33頁)。
海側遮水壁設置工事の進捗(34頁)。
K排水路/付替工事(95頁)。5月22日に工事開始。2015年度内に完了予定。昼夜作業を実施中。
K排水路/越流監視強化(96頁)。C排水路への移送ポンプを設置してある堰からの越流の監視強化案。堰の監視カメラの設置(8月上旬予定)、ポンプ全台(8台)稼働時に免震棟に警報(9月中予定)、免震棟でポンプ稼働状況をカメラで確認(1時間毎に実施中)、時間あたり雨量が14mm以上の際にポンプ稼働状況を確認(暫定運用中)。
K排水路/清掃(97頁)。臨時清掃を7月24日-9月で予定しているが、熱中症対策のため工程が延伸する可能性あり。
【資料3-7】労働環境改善スケジュール(1.80MB)
大型休憩所での食事提供の再開(通しで4頁)。改修工事で休止していた食事提供(6月25日参照)を8月3日より再開する。改修後の写真あり。
重大災害を踏まえたマネジメントの改善に向けた取り組み(8頁)。2015年度の災害発生状況(9頁)。2014年度6月末と比べて今年度の発生件数は50%減。1F安全統一ルール(22ヶ条。13頁)、危険体感訓練・KYT訓練(16-18頁)、監理員の現場出向や現場不安全箇所・不安全行為の指摘(20頁)、「作業票及び作業許可運用ガイド」の所内説明会(20頁)、「1Fが推奨するKY法」を策定し周知(20、21頁)、など。
【資料4-1】設備等のデータベースと保全計画の策定について(232KB)
【資料4-2】福島第一原子力発電所電源設備の地絡警報およびエフレックス管からの白煙発生について(1.07MB)(28日の件)
凍土遮水壁の冷凍機が停止したためブラインの供給が約5時間半停止したが、地中温度計の指示値に変化はなく、試験冷凍に影響を与えるものではなかった。
焼損が発生した場所の低圧ケーブル4本については28日20:30に電源停止。その後、高圧1本、低圧4本のケーブルを取替えた。
原因として、元請会社はエフレックス管の上に防草シートをかぶせピン止めする工法を決めた際に、エフレックス管をよけてピンを打つことを確実にせず、施工者の目測に任せていた。また、元請会社はエフレックス管の内蔵物を確認せず、当社に取扱いの相談をしていなかった。 当社は作業開始日に現場確認を実施せず、作業予定・防護指示書の「シート敷」の記載で了解していた。対策として、防草シートはエフレックス管の下に敷くことを標準とする、ピンが刺さる深さに埋設物がないか確認した上で施工する、作業範囲内にあるケーブルや配管が稼働中かどうか確認し対策実施のうえ作業に入ることを仕様書を改定して元請会社に指示する、当社は上記を実施したかを元請会社に問い合わせた上で作業を許可する、など。
【資料4-3】廃炉研究開発連携会議(第1回)の 廃炉研究開発連携会議(第1回)の 概要 と連携強化に向けた取組の方性 と連携強化に向けた取組の方性 と連携強化に向けた取組の方性(報告)(27.5MB)
ニコ生
【7月30日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.7.30(木)18時00分 ~
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