今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 20.0KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点
1号機原子炉注水量の低減(11月24日、12月12日参照)、14日より実施中。14日に0.5m3/h減らして現在の注水量は約4.0m3/h。
1号機使用済燃料プール代替冷却系の1次系、変圧器停止作業にともなう電源切り替えのため、05:27に停止(停止時プール水温16.9℃、プール水温上昇率は0.052度/時程度と評価)。
(以下、17日の日報より)16:44に起動。起動後のプール水温は17.1℃。
1号機R/Bカバー解体作業。
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は08:28-12:36。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:飛散防止剤散布、オペフロ調査(作業予定時間:07:00-15:00)。
多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。
サブドレン他水処理施設、10:06に一時貯水タンクEから排水を開始。
(以下、17日の日報より)16:53に排水を停止。排水量は978m3。
その他
4日の使用済燃料プール代替冷却系共用2次系停止の件。
1~3号機使用済燃料プール循環冷却設備二次系共用設備の停止について(PDF 224KB)
時系列の詳細。
4日08:30-11:40頃 試運転を実施、運転状態を確認後にメーカーは現場を撤退。
15:00頃 当直員がFPCポンプ(A)付近の定例パトロールを実施した際にFPCポンプ(A)軸受冷却ラインベント弁(F570)に接触し系統圧力が徐々に低下。
22:39 当直員が「循環ポンプ(A)吸込圧力低」警報発生を確認
22:52 当直員がポンプ(A)を停止。
22:53 当直員がポンプ(B)を起動するも「循環ポンプ(B)吸込圧力低」警報発生を確認。
22:59 当直員がポンプ(B)を停止。
5日00:08 「SFP2次系が停止している」ことを判断。現場でベント弁(F570)が「微開」、受け(ポリタンク)より2次系系統水があふれていたことを確認。当該弁を「全閉」後バウンダリを確認し、系統のエア抜きを実施。
00:30 25条通報発信。
05:27 設備を復旧し、冷却を再開。
5日の3号機炉注水停止の件。
3号機CST原子炉注水ポンプ(B)の停止について(PDF 253KB)
時系列の詳細。
08:55頃 3号機CST原子炉注水設備計装品点検開始。
10:00頃 計装品の校正作業が完了、片付けに着手。
10:02 作業者が注水ポンプ(B)の操作スイッチカバーに誤って接触。作業者は接触後、注水ポンプ(B)の運転状態表示ランプが緑(停止)であることならびに制御盤で警報(「#3 CS系ライン供給圧力 低」「#3 FDW系ライン供給圧力 低」)発生を確認。
10:02 免震棟の作業者は監視装置で警報(「3号CST炉注設備 CS系ライン供給圧力 低」「3号CST炉注設備 FDW系ライン供給圧力 低」)の発生を確認したが、当該警報は計装品の点検作業によるものと当直員へ連絡(当日の計装品点検の中で発生する警報と同じ警報であったため、作業による警報発生と誤認)。
10:10 作業者から連絡を受けた協力企業現場責任者より、東電工事監理員へ注水停止の可能性を連絡。東電工事監理員は状況確認のため当該作業現場へ移動。
10:24 東電工事監理員より設備保全箇所グループマネージャーへ、注水停止の可能性を報告。
10:28 設備保全箇所グループマネージャーより当直長へ、注水停止の可能性を連絡。
10:30 当直長が3号機原子炉注水ポンプが停止していることを確認し、第18条(原子炉注水系)運転上の制限からの逸脱を宣言。
10:58 25条通報発信。
10:59 当直員が現場で異常がないことを確認した後に注水ポンプ(A)を起動し、 原子炉注水を再開。
11:00 現場異常なしを確認、運転上の制限からの逸脱復帰を宣言。
20日追記。監視室にいた作業者は作業終了時に終了した旨の連絡を受けており、当該警報発生の際にはすでに作業が終了していたことを知っていた、とのこと。19日参照。
24日追記。作業終了の連絡は10:02の時点で当直員には伝えられていなかった。22日参照。
上記2件について、原因と対策。
ヒューマンエラーによる重要な安全確保設備の停止(2件)の原因と再発防止対策について(PDF 235KB)
単一のヒューマンエラーにより重要な安全確保設備の停止に至ったことを受けて、重要機能の停止を起こさないよう、設備面、管理・運用面において再発防止対策を講ずる。特に設備面についてはヒューマンエラーが発生しても、重要機能の停止に至らないための物理的防護対策等を確実に実施する。
運用・管理面:リスクの周知・徹底(事例周知、教育の強化、注意喚起タグ使用の徹底)、パラメータ監視強化。
トラブル報告・通報:設備異常発生時連絡体制の再周知(事象報告の優先順位(現場作業員から直接第一報を復旧班長へ連絡)が徹底されなかった)、連絡体制を現場設備近傍へ恒久的掲示、TBM-KYで連絡体制の確認を継続的に実施。また、使用済燃料プール冷却の異常停止の判断として、2次系系統圧力低下→ポンプ停止の場合について明確な定めがなく判断に時間を要し、通報遅れにつながったので、パラメータ監視項目および異常発生時の手順を定めることで設備の異常停止の判断を明確にする。
設備面:スイッチ、弁への物理的防護が不十分(接触禁止表示の設置、立入制限の区画設定、CST原子炉注水設備の操作スイッチレバー取外し、制御盤や操作スイッチの 物理的防護等、容易に開くコック弁は治具による固定等の物理的防護)。ヒューマンエラーによるスイッチ操作時に停止に至らない設備対策(ポンプ起動/停止インターロックの見直し(方針を検討し、2018年6月末までに実施)。1弁の微開で系統圧力が抜けたため、大気開放となる弁については閉止栓等を取り付ける。系統圧力の変動を早期に検知するための対策を検討(警報設定値の見直し等。2017年1月末まで)。プール温度上昇への影響が小さいため2次系停止を防止する設備設計になっていなかったが、設備的な面、社会的影響を考慮しつつ必要な対策実施(方針を検討し、2018年6月末までに実施)。
以上の対策は、原子炉注水系、使用済燃料プール冷却系をはじめとした重要設備に展開する。
上記対策の実施状況。
ヒューマンエラーによる重要な安全確保設備の停止(2件)再発防止対策の実施状況(PDF 469KB)
1号機CST原子炉注水設備制御盤(1、2頁)。連絡体制の掲示、接触禁止表示の設置、柵を設置して立入制限の区画設定。スイッチレバーの取外し。
1号機FPCポンプ室における当該ベント弁(3頁)。結束バンドによるコック弁の固定と閉止栓による大気開放部位の閉止。
水処理週報。
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第283報)(プレスリリース)
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(12日採取)と集水タンクNo.2(10日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が580Bq/L、第三者機関が610Bq/L。明日17日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。15日採取分の分析結果と14日のトリチウムの結果。。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 1.32MB)
1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。14日採取分だが悪天候のため採取中止。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 715KB)
T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)。
タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について(PDF 2.37MB)
東京電力ホールディングス株式会社 福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出について(プレスリリース)
福島第一原子力発電所の状況について(日報)【午後3時現在】(プレスリリース)
今日、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会(第2回)があった。
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