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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2016年12月22日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 19.4KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)12時時点

1号機原子炉注水量の低減(11月24日、12月12日参照)、14日より実施中。14日に0.5m3/h減らして現在の注水量は約4.0m3/h。
1号機R/Bカバー解体作業
本日の作業実績(PDF):オペフロ調査。作業時間は08:28-14:51。モニタリングポスト、ダストモニターに有意な変動は無し。
明日の予定:オペフロ調査(作業予定時間:07:00-15:00)。

2号機格納容器内部調査(A2調査)X6ペネの穴あけを実施。16日にX6ペネ表面を清掃、19日の穴あけ装置取付時に動作しなかったクランプ1つの不具合に対応、21日に装置取付を実施して密封状態の確立を確認(以上の詳細は、下記のロードマップ進捗報告を参照)。今日22日、ホールソーによる穴あけをおこなったが、その際に、空気の抜ける音がしているのに気付き調査したところ、加圧している窒素ガスの圧力が高くなりすぎないように付けてあるリリーフ弁が動作していないために内部の圧力が高まり、装置とペネの接合部からガスが漏れていたためと判明。いったん装置を取外して、動作しなかったリリーフ弁をボール弁に取り替えてから再び装置をクランプ固定して、穴あけ作業を再開する。ボール弁は、穴あけ作業中は開いておき、ペネの残り厚みが5mm程度になったところで閉じる。今日の時点で、ペネの厚みの1/3程度まで穴あけが進んでいる。年内に穴あけ完了の予定。

多核種除去設備ALPSのホット試験。A系で2013年3月30日より、B系で2013年6月13日より、C系で2013年9月27日より実施中。2015年5月-2016年4月に長期点検・改造工事(2015年5月28日、12月17日、2016年4月26日参照)を実施。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

サブドレン他水処理施設、10:06に一時貯水タンクBから排水を開始
(以下、23日の日報より)16:49に排水を停止。排水量は975m3



その他


19日に凍土遮水壁1号機北側のブラインヘッダー管でブラインの漏えいを確認。20日に配管の保温材を取外し、ジョイント部からの漏えいを確認。今後、配管内のブラインを抜き取り、ジョイント部を外して漏えい原因を特定後に補修を実施する。当該ヘッダー管につながっている凍結管28本でブライン供給を停止しているが、年内に供給再開の見込み。詳細は下記(ロードマップ進捗)を参照。

5日の3号機炉注水停止の件。計装品点検作業で免震重要棟の監視室にいた作業者は、点検作業が10:00に終了したとの連絡を受けていたが、10:02の警報発生の時点ではそのことを当直員に連絡していなかった。したがって、警報発生時に当直員は作業がすでに終了していたという認識を持っていなかった。

地下水バイパス、20日排水時の海水サンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果 (南放水口付近)(PDF 118KB)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(18日採取)と集水タンクNo.3(16日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 16.9KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が580Bq/L、第三者機関が620Bq/L。明日23日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。21日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて(PDF 1.28MB)

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第37回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(3.18MB)
【資料2】中長期ロードマップの進捗状況(概要版)(6.89MB)
【資料3-1】汚染水対策(25.2MB)
凍土遮水壁の状況(通しで2頁)。3日に凍結を開始した2カ所で補助工法を実施する(11、13、14頁)。山側の補助工法適用箇所では、工事がほぼ終了(12、15頁)。1BLKでのブライン漏えい(20-24頁)、19日14:30頃に他の作業の担当者が通りすがりに漏えいを発見。場所は1号機北側1BLK(海側遮水壁へ接続する分岐)で、ブライン移送管の本管(戻り側)から別れたヘッダー管(1BLK-H1)の保温材の継ぎ目からブライン(CaCl2水溶液)が滴っていた(22頁に写真)。翌20日に保温材を外して調査したところ、ヘッダー管のジョイント部から漏えいを確認。漏えい確認後、このヘッダー管に接続する凍結管(28本)へのブライン供給を停止しているが、現在の地中温度はほぼ横ばい(24頁)であり、0℃以上に温度が上昇する前に余裕を持ってブライン供給を再開できると考える(年内に再開の予定)。4m盤くみ上げ量・遮水壁海側水位・4m盤水位(26頁)、海側凍結開始以降の4m盤くみ上げ量最低値(12月13日、141m3/日)は凍結開始以前の最低値(3月29日、192m3/日)より低下しており、凍土遮水壁海側の効果が出ていると考えている。
サブドレン他浄化設備吸着塔出入口配管付近からの漏えいの調査結果と対策(38頁)。11月15日(吸着塔1B)と12月6日(吸着塔5B)に配管(フレキシブルホース)から漏えいを確認。いずれもホース交換後、運転再開している(39、40頁)。吸着塔1B入口配管(Ni-Cu合金)を切り出し浸透探傷液で試験を実施した結果、貫通孔9カ所を確認(43頁)。貫通孔の断面SEM観察により内面側を起点とする腐食痕を確認(44頁)。貫通孔未形成部位について内面付着物(溶接酸化スケール・溶接スパッター)を剥離後にEDX分析を実施し、塩化物濃縮・Ni溶出による「すきま腐食」を確認(45頁)。貫通孔形成の原因は、酸化スケール被膜・溶接スパッターにより「すきま」が形成されたことによる
「すきま腐食」と推定。詳細な腐食の状況については継続調査を実施していく。暫定対策として、同仕様品が使用されている計10カ所について、9日までに新品交換を実施済。恒久対策として、合成ゴム製伸縮継手へ材料を変更する(実施計画の使用追加が必要。合成ゴム伸縮継手はRO濃縮水処理設備(廃止済)で使用実績あり)。設備使用開始(H27年9月3日)から本事象発生(H28年11月15日)まで1年強の期間があることから、暫定対策期間は安全率を加味し半年間以内とする。
【資料3-2】使用済燃料プール対策(19.4MB)
3号機R/B遮へい体設置⼯事の完了(通しで4頁)。オペフロの遮へい体設置が2日に完了した。なお、移送容器⽀持架台は遮へい体と同様オペフロ床⾯に設置するため、遮へい体と併せて設置した(11月28日、7頁)。吊り込み作業は有人で、作業人数は11人、作業時間は約60分、被曝線量は4.98人mSv(最大被曝線量0.70mSv)。移送容器⽀持架台の設置作業に用いた仮設遮へい体(渦巻形状と衝立形状)については8頁。遮へい体設置完了後に6方位線量測定を5-15日に実施。遮へい体の上、1.2m、3.2m、7.0mの高さで測定。結果は13-15頁。使用済燃料プールのプールゲート付近(プールの原子炉側)に線量の高い場所があるが、これは取り残したガレキの影響と推定、有人での作業を予定していない場所なのでガレキ撤去は行わない(撤去の影響でプールゲートがずれてプールの水が抜けるのを避けるため)。下方向の線量の平均は遮へい体設置前の38.26mSv/hが1.84mSv/hまで低減(95%減、16頁)。水平方向の平均値は32.55mSv/hが1.65mSv/hまで低減(95%減、17頁)。とはいえ、線量の高い場所は残っており、今後の作業は簡単なものではないと考える(短い作業時間で工程を組む、事前準備の充実、などが必要)。1月より準備作業をおこない、ストッパー設置に着手。今回の線量測定を元に施工計画を立案し、今後の工程を精査中。遮へい設置後のオペフロ周辺の線量率モニター指示値の推移(23、24頁。オペフロの遮へい設置により散乱線の寄与(主にスカイシャイン線)が低減したことによるものと考えられる)。遮へい設置後のγ線スペクトル測定の結果(26-32頁。散乱線の領域やCsの光電ピークが⼤幅に低減)。除染前後、遮へい体設置後のγカメラ撮影結果(40頁)。燃料取出しカバー設置作業については2015年7月1日を参照。オペフロ上にFHMガーダーを設置し、その上に作業床を作るので、作業床はオペフロ+6mの高さになるので、オペフロ上7mとは作業床上1mの高さ。オペフロ除染後の目標線量は1mSv/hだったが、達成できなかった。そのため、仮設遮へい体の利用や工程の工夫で被ばく線量低減を図ることになる。
【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備(4.05MB)
2号機格納容器内部調査(A2調査)(通しで3頁)。調査は4段階。ステップ4と5(ステップ1-3はX6ペネ穴あけまで)はガイドパイプによる事前調査。ステップ4はペネから格納容器内に少し出たところまでをパンチルトカメラで調査(X6ペネ内部、CRDレールの状況確認)。ステップ5はテレスコピック式調査装置(ガイドパイプの先がペデスタル内に少し入ったところまで伸びる)の先端に付いたパンチルトカメラでペデスタル内を調査する。ステップ6では、ステップ4、5でCRDレール上に堆積物があった場合に堆積物除去装置でそれを除去する(高圧水噴射で。11頁)。ステップ7は⾃⾛式調査装置を投入してペデスタル内プラットフォーム上を調査する。⾃⾛式調査装置(サソリ)は、カメラ、温度計、線量計を搭載、必要に応じて変形する(9頁)。1号機格納容器内部調査(B1調査、2015年4月実施)の際の知見を今回の調査に反映させている(グレーチング溝にはまり走行不能、カメラの放射線劣化、視認性不良、に対応。11、12頁)。16日に実施したペネ表面の清掃(14頁)。19日にクランプの1つが作動しなかったのは、クランプ部に堆積物が付着して動作を阻害していたためだった(20日に確認)ので、21日にクランプ部に堆積物混⼊防⽌⽤の養⽣をして再度取付けをおこない、成功した(15頁)。床面の平坦化(13頁。ペネの下の床面には、Warriorでコンクリートを打設し鉄板を敷設した)。
【資料3-4】放射性廃棄物処理・処分(686KB)
【資料3-5】循環注水冷却(8.96MB)
建屋内RO設備からの漏えいと対応(通しで40頁)。14日の件。現在、設備は停止中で、炉注水は大循環(35m盤のRO膜型淡水化装置経由)で実施している。漏えいが発生したのは、ROユニットと耐圧ホースをつなぐジョイント部で、2つのSUS配管をゴムリングを挟んで接続し周囲をハウジングで押さえ込みシールする構造のもの(43頁。ホースはSUS配管の先に付いている)。当該箇所およびその他のジョイント部について点検を実施したが、接続配管の芯ずれ、ボルト緩み、ハウジングの隙間発⽣、ゴムリングの変形等、ジョイントのシール機能に影響を及ぼす異常は確認できず。耐圧ホースにはサポートがなく、ジョイント部に外⼒が加わる可能性があり、ホース側に接続しているSUS配管が変位し、ゴムリングのシール機能が低下したことが要因として、ゴムリングの座りが悪くなり漏えいが発⽣したと推定(46頁)。対策として、ジョイント部にサポートを設置し、念のためゴムリングををより低温域に耐性のある材質に変更する(EPDM→シリコンゴム。47頁)。今日22日よりサポート設置等を実施し、1月下旬に終了予定。49頁に10月以降の建屋内RO設備(A、B)とRO膜型淡水化装置RO3の運転実績。RO2で同様の構造のジョイントで漏えいが発生している。その際も、サポートがなかったので追設している。2015年11月16、25日、12月17日参照。
【資料3-6】環境線量低減対策(7.36MB)
【資料3-7】労働環境改善(2.67MB)
労働環境の改善に向けたアンケート(第7回)結果と改善策(通しで3頁)
【資料3-8】5・6号機の現状(642KB)

放射線データの概要 12月分(11月24日~12月21日)(PDF 2.23MB)


実施計画の変更認可申請(10月5日提出)の一部補正を昨日21日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:1号機T/B滞留水移送装置追設。



ニコ生
【2016年12月22日】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2016.12.22(木)18時 ~



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