リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年4月15日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため4日に格納容器ガス管理システム排気流量を20m3/hから25m3/hに変更(4日参照)。その後、状況を確認中。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は26.2m3、格納容器圧力は0.00kPa(gage)。

2号機燃料デブリ冷却状況の確認(2018年11月8日参照)のため、3月25日より原子炉注水量を変更している(2019年3月20、22日参照)
今日10:57に実施した変更は以下の通り:
・1号機 給水系 2.4m3/h→2.0m3/h
・3号機 炉心スプレー系 2.5m3/h→2.0m3/h
今日11:00の注水量は以下の通り:
・1号機 給水系 2.0m3/h、炉心スプレー系 1.5m3/h
・2号機 給水系 0.0m3/h、炉心スプレー系 3.0m3/h
・3号機 給水系 1.5m3/h、炉心スプレー系 2.0m3/h

3号機燃料取出し作業を開始した。
福島第一原子力発電所 3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し作業開始について(691KB)(PDF)
(03:12) 福島第一原子力発電所3号機燃料取り出し開始(動画)
3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し(作業進捗のページ)
08:50に1体目の新燃料を燃料把握機で燃料ラックから引き上げる作業を開始、09:51に輸送用キャスクへの装填を完了した。その後、さらに3体の新燃料をキャスクに装填した(2体目:11:52-12:54、3体目:14:26-15:27、4体目:16:37-17:25)。作業は事務本館(免震重要棟の隣にある)に設置した遠隔操作室から遠隔で実施。2体目をキャスクに装填した直後、燃料把握機を引き上げる際に燃料をつかむグラップルに引っかかりがあったが、装置の操作上の問題で装置自体に不具合はなく、3体目の取出しも順調に実施した。明日以降、5-7体目の新燃料をキャスクに装填したのち、キャスクを共用プールに移送して、中の燃料を共用プールの燃料ラックに入れる予定。キャスク移送のタイミングについては、核物質防護の観点から公表できない。共用プールへの移送が終了した時点で、作業終了をお知らせすることになる。
1回目のキャスク輸送が終了したのちに作業について振り返りをおこない、その後、2回目以降のキャスク移送を再開する予定。時期は7月を予定している。
3号機使用済燃料プールに貯蔵している燃料は、新燃料52体、使用済燃料514体、計566体。これを、2020年度中にすべて共用プールへ移送する計画。燃料の一部でハンドルが変形したものが確認されている(2015年8月4日、10月16日参照)が、燃料把握機によって取扱えると考えている。また、燃料の上に積もっている小ガレキの撤去・吸引はまだ完了しておらず(燃料取出しと並行しておこなっていく)、これを撤去すると新たにハンドルの変形などが確認される可能性はある。今回取出した燃料の上に小ガレキが少し残っているが、多少残っている分は燃料取出しに影響ないことを確認している(4号機の際もそうだった)。
3月14日に燃料取出し作業の訓練の際の動画あり。作業の詳細についても記述あり。

5号機使用済燃料プール、使用済燃料プール冷却浄化系(FPC系)を冷却している原子炉建屋補機冷却系の弁点検をおこなうため、11:46にプールの冷却をFPC系から残留熱除去系(RHR系)に切替え。この際、プールの冷却が停止した。停止時のプール水温は17.9℃、切替え後のプール水温は18.0℃。12日参照。


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 399 報)(PDF)
添付資料-1、右上表(水種別の貯蔵量)、「サンプル水」という項目を新設。既設/増設/高性能多核種除去設備のサンプルタンク(貯留タンクへ移送する前に水質を確認するために一時貯留するタンクと思われ)に入っている分を「処理水」から分離した。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。4-10日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)

今日、規制委の第70回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料1】3号機燃料取り出しに向けた進捗状況(PDF)
依然として「なんでこんなことが起きるの?」というようなトラブルが続いていることについて、東芝の人が「今まで東芝の原子力事業の中で使ったことがないケーブルを扱うなど、経験のない作業をしていることが原因のひとつ」みたいなことを言っていた。4号機の燃料取出しがスムースに終了したのに対して3号機はトラブル続きで何が違うの?という問いに対して、繰り返し言われる答えは「4号機はオペフロの線量が低かったために通常の燃料取出し作業が可能で、使用する機材も従来のものが使えたのに比べて、3号機はオペフロの線量が高いために取出し作業を遠隔操作で実施する必要があり、使用する機材も経験のないものを導入する必要があったため」というもの。そういえば、ALPSを動かし始めた時にも「なんでそんなことにー!?」っていうトラブルはあったし、やっぱり経験のない初めてのことを始めるっていうのは、それだけで大変なことなんだろう。ALPSも今じゃ安定して稼働を続けているし、使い続けることで問題が洗い出されて落ち着いてくるものなのかもしれない。
伴委員が「ここでウミを出し切らないと、本番で致命的なトラブルが起きたら大変」って言ってたけど、でも、ウミを出し切るなんてこと、そりゃできればいいに決まってるけど、実際には不可能だよな。だからこそ、世界から事故がなくならないんだから。少しでもそれに近づいていくために、何ができるのかを考え続けるしかないんだろうな。
【資料2】雨水流入対策の進捗状況について(PDF)
【資料3】1/2号機タービン建屋海側下部透水層におけるトリチウムの検出について(PDF)
【資料4】建屋滞留水処理の進捗状況について(PDF)
【資料5】福島第一原子力発電所 中期的リスクの低減目標マップを踏まえた検討指示事項に対する工程表(PDF)
公開できない写真が会議中に映されたようで、中継動画は現在、公開されていない。そのうち、議事録が出るのを待つのかしら。←問題の部分をマスキングして19日に公開された。てか、問題の写真がのってたの、規制庁の人の資料じゃん。この、うっかりさん。
(以下、6月23日追記)この回から、担当する規制委員が交代して、田中委員から伴委員となった。あと、規制庁の1F事故対策室長が確か1月に交代して、今井さんから竹内さんになっている。伴委員になってから、規制庁の人の質問がそれまで(山形さんとか櫻田さんあたりの偉い人や、あとは1Fに詰めている人くらいしか発言がなかった)に比べてぐっと増えているのは、担当委員が工学の人じゃなくなったからなのかしら。


動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年4月15日 - Twilog
4/15のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



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