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2020年6月10日(水)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器ガス管理システムでフィルターによるガスサンプリングを実施。
1号機使用済燃料プール養生設置(4月30日参照)にともない、5月29日よりプールの冷却を停止中。また、5月30日より、プール水位を下げている。冷却再開およびプール水位の復旧は6月18日の予定。5月28日参照。

2号機使用済燃料プール内調査(4月30日参照)を今日より開始
09:47に開始。水中ROVで燃料、燃料ラック上部、プールゲートおよびスキマーサージタンク入口の状況を確認した。現時点では、燃料ラックや燃料ハンドルの損傷など、燃料取り出しに支障となるような状況は確認されていない(写真あり)。今後撮影した映像を詳細に確認する。水中ROVの操作訓練について、5月12、13日に記載あり。

3号機燃料取出し作業、10:15に22回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了。

サブドレン他水処理施設、10:08に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、11日の日報より)15:44に排水を停止。排水量はm3


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
No.10のトリチウムは550Bq/L。No.4はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
3日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日11日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクE(6日採取)と集水タンクNo.2(2日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が800Bq/L、第三者機関が890Bq/L。全β濃度は東電がND(<1.9Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日11日に排水の予定。


廃炉情報誌「はいろみち」第13号を発行した。
1/2号機排気筒解体作業を特集。シリーズ「あの日から」では、あの日に津波で九死に一生を得た人の話。
『はいろみち』読むと良く思うんだけれど、改めて、規制って愛なんだなぁ、と思った。

「私もふるさとのために役に立ちたい」
「自分自身が、廃炉への道のりの一端を担うとともに、それが地元福島の復興につながれば」
「住み慣れたこの地元の新たな再生に向け貢献できれば」
「プラントをこれ以上悪い状態にさせてはいけないと必死でした。1995年の入社以来、ずっと運転員として仕事をしてきた責任感と誇りが胸の奥にあったのだと思います」
「私自身が生まれ育った浜通りに、地元の方々が安心して戻ってくることができるよう」

『はいろみち』には、こういう思いが繰り返し出てくる。編集方針がそうだからなのかもしれないけど、現場にはこういう気持ちを持っている人たちがそれなりにいることも事実なんだろうと思う。
廃炉は、きちんとした規制なしにはあり得ない事業だ。だから、どのような技術をどう適用するのか、それによって生じる影響をどう評価し、どう安全を確保するのか、何をするにも前もって規制庁に届を出して審査される。
役に立たない、悪影響しかない技術は禁止すれば良い。悪影響があるけれど人の役にも立つ技術だから、規制して使えるようにしようとする。その技術が人の生活をより良くするのに役立つと思うから、顔を見たこともない、もしかしたらまだ生まれてもいない人の生活をよりよくするために、知恵をしぼり汗をかく。その行為を支えているのは、まさに愛じゃないですか。
規制があるべき姿を保っているかどうか、それは、規制が愛にかなっているかどうかでわかるのかもしれない。津波による浸水に備えるべきかどうか。どれだけの高さの津波を想定するべきなのか。それが、そこに住む見も知らぬ人々に対する愛に根ざしているかどうか。そういうことなのかもしれない。




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