今日のお仕事
プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点
(以下、9日の日報より)2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、循環冷却設備空気作動弁用空気供給ラインの点検にともない6日より運転を停止していたが、予定作業が終了し14:54に運転を再開した。再開後のプール水温は32.0℃。3日参照。
サブドレン他水処理施設、10:00-13:32に一時貯水タンクAから排水を実施。排水量は526m3。
10:36、SPT(サプレッションプール水サージタンク)建屋東側の建屋内RO装置A系トラフ内において、漏えい検知器が作動したことを示す警報「RO循環設備A系トラフ内液位(11)高」が発生。なお、建屋内RO装置は現在停止中。
その後、現場でたまっている水の分析を行った結果、建屋内RO装置系統水の放射能濃度および塩分濃度と比較し、十分に低かったことから、たまっていたのは雨水と考えている。なお、全β放射能が58Bq/L検出されていることから、現場の状況を注視していく。
福島第一原子力発電所 建屋内RO循環設備A系漏えい警報の発生ついて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 建屋内RO循環設備A系漏えい警報の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
10:37、サブドレンNo.19において水位計が測定範囲の上限を越えたことから、当直員が現場を確認したところ、10:57にサブドレンNo.19の井戸から地表面に地下水が溢水していることを確認。
当該サブドレンピットは2号機R/B南西角にある(資料に地図あり)。運転を停止していたポンプを起動し、11:04に地表面への溢水が停止していることを確認。その後もくみ上げを継続。溢水した地下水は周辺の表土(非舗装)に広がって土壌へ浸透したと考える(排水路等へは流れ込んでいない)。K排水路等、各排水路のPSFモニターの値に有意な変動は発生していない。
当該サブドレンのくみ上げ水の直近の分析結果(7月1日測定)は、134CsがND( <4.6Bq/L)、137Csが103Bq/L、全βが140Bq/L、トリチウムが5,215Bq/L。
福島第一原子力発電所 サブドレンNo.19地表面における地下水溢水について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 サブドレンNo.19地表面における地下水溢水について(続報)(報道関係各位一斉メール)
10:47頃、プロセス主建屋1階の油分分離装置処理水タンク設備において、漏えい検知器が作動したことを示す警報「油分分離装置処理水タンク設備漏えい(A)」が発生。現場でたまっている水のスミヤ測定を行った結果、バックグランドと同等であることから雨水と判断した。
福島第一原子力発電所 油分分離装置処理水タンク設備(A)の漏えい警報の発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 油分分離装置処理水タンク設備(A)の漏えい警報の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
(以下、9日の会見より)バックグラウンドは300cpm。水は堰内にたまっており、その大きさは2m×2m×10cmで、地下に排水した。
(以下、9日の会見より)今日8日の大雨で、1Fの降水量は00:00-13:00の累積で90.5mm、時間当たり最大は10:00-11:00の38.5mm。上記3件以外に大雨が原因の警報発出は以下の3件:
・3号機R/B1階北東部で漏えい検知器作動
・6号機CSTパイプピットで漏洩を示す警報
・5号機南西側立坑ピットで放射性液体漏えい警報
いずれも現場ですみやかに雨水の侵入によるものと確認された。
その他
地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。6日採取分。
No.10のトリチウムは530Bq/L。No.4はポンプ点検により採取中止。No.4はなかなか復帰しないねぇ。
地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。
1日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日9日に排水の予定。
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクC(4日採取)と集水タンクNo.5(2日採取)の分析結果。
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が980Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。明日9日に排水の予定。
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