リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2020年7月2日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

地下水バイパス、10:02に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、3日の日報より)16:13に排水を停止。排水量は1715m3


その他


地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
2015年11月12-16日と2020年5月21日-6月25日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
6月29日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえていたため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(6月27日採取)および一時貯水タンクG(6月28日採取)と集水タンクNo.3(6月25日採取)および集水タンクNo.4(6月26日採取)の分析結果
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。一時貯水タンクFのトリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。一時貯水タンクGのトリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が1000Bq/L、全β濃度は東電がND(<1.8Bq/L)、第三者機関が0.43Bq/L。いずれも明日3日に排水の予定。

今日、廃炉・汚染水対策チーム会合 第79回事務局会議があり中長期ロードマップの進捗について報告した。その際の資料。
【資料1】プラントの状況(5.31MB)(PDF)
【資料3-1】汚染水対策(15.0MB)(PDF)
建屋たまり水処理の進捗状況(通しで3頁)。これまでの状況(4頁):循環注水の経路となっている1-3号機R/B・プロセス主建屋・高温焼却炉建屋を除く建屋について、2020年内の最下階露出に向け処理を進めている。1-3号機R/Bは、T/B・Rw/Bの床面(T.P. -1750程度)より低いT.P. -1800程度まで低下。2-4号機T/B・Rw/Bについては、仮設ポンプによる水抜きを順次実施し、4号機に続いて2号機、3号機も最下階の床面を露出。今後、本設ポンプを設置し、床面露出状態を維持させる計画。
1/2号機排気筒ドレンサンプピット内部調査状況(17頁)。1/2号排気筒の解体が完了し、5⽉1⽇に排気筒上部にフタを設置、排気筒上部の開⼝は約99%閉塞された(残存するスキマは約0.1m2だが可能な限り止水処理しており、雨水流入はほぼ抑制できていると推定)が、その後も降雨時にドレンサンプピット内の水位変動を確認(5月19-21日の降雨:102mm/3日に対しピット内水の増加量は0.67m3/3日)。排気筒フタのスキマからの雨水流入は試算で0.01m3/3日であり、このスキマ以外からの流入経路について調査した。
以前にピット内水が移送されていない状況で水位低下を確認しており(27頁。2019年11月27日、12月16日参照)、今回の水位上昇と合わせて水位変動の推定要因として、1.ピット壁面に流入または流出につながる損傷等、2.ピットにつながる配管からの流入、を想定(19頁)。6月30日(曇り、降雨なし)にピット内部の調査を実施(20頁)。ピット水抜き後にカメラを挿入して状況を確認した。結果は、ピット内壁面に流入/流出経路になるような跡は確認できず(21-25頁に写真)。また、サンプポンプミニフロー配管が脱落しているのを確認。今後、流入状況を確認するために降雨時の調査を実施する。なお、5月20日(雨天)に排気筒内部にカメラを入れてSGTS配管からの雨水流入の状況を調査した(6月15日の監視・評価検討会資料参照)が、当該配管からの水の流れは確認されず。排気筒の内面には雨水と思われる流入跡を確認した(29頁)。
サブドレン他浄化設備前処理フィルター2B保温材下部からの滴下事象(32頁)。5月22日の件。5月22、25日参照。B系からA系に切替えて処理を継続している。6月11日に当該フィルターの内部構造物を取外して容器内面の前面を目視調査した結果、10カ所で腐食性生物で盛り上がった箇所(錆こぶ)を確認。翌12日にこれらの腐食性生物を除去し胴体の母材(炭素鋼)を見たところ、1カ所(胴体の溶接線上)で貫通孔を確認(34頁右上写真1)。また、容器上端から300mm付近までの範囲で広範囲にわたる塗装の剥離を確認(34頁右下写真2)。当該フィルターの胴体(板厚6.35mm)が貫通に至っているので、腐食進展を加速させた要因について調査した。その結果(35頁)、当該フィルター内のチャンバー(フィルター本体を設置し、ろ過された処理液を隔離する内部構造物)がステンレス製であり、スタッドボルトを介して胴板(炭素鋼)を導通していることから、ガルバニック腐食(異なる⾦属が⽔(電解液)中で直接または間接的に接した場合、電位の低い⾦属(アノード)と⾼い⾦属(カソード)との電池構造が形成され、両者の電位差によりアノード側の腐⾷が加速される現象)が発生したと推定。同様の問題が他にないか、水平展開調査を実施(36頁)。B系統では、前処理フィルター1Bが2Bと同一設計であり、内面確認した結果、2Bと同様に局部的な腐食進展が加速している箇所を確認した(37頁)。前処理フィルター3Bは1B・2Bと構造が異なるが、異種金属が導通している構造であり、フランジ部に一部腐食箇所が確認されたものの、局部的に腐食進展が加速している箇所は確認されず(38頁)。A系統は現在運転中だが、前処理フィルター1Aの交換時に内⾯を確認したところ、腐⾷⽣成物(錆こぶ)は確認されなかった(A系統はB系統とは設置時期が異なり(当初、A・B系統は同時期の2015年度に設置されているが、A系統はRO濃縮処理に活用したため、2017年にリプレースしている)、異種金属間に絶縁処置が施工されているため、B系統と同様の腐食進展は発生していないと想定)。A系統では今後もフィルター交換時に内面確認を実施する。今後の対応(39頁)として、前処理フィルター1B・2Bは容器を新規作成(異種金属間の絶縁処置等を実施)して取替える。また、取替えるまでは、前処理フィルター1Bは応急的な補修をし、大雨に備える(大雨時のみ前処理フィルター2Bをバイパスして運転できる状態にする。前処理フィルター1B・2Bは水中の浮遊物除去が目的で、2Bをバイパスすると後段の吸着塔で目詰まりを起こしやすくなる可能性があるが、一時的な運用は問題ないと評価)。前処理フィルター3Bは補修した上で、異種⾦属間の絶縁処置等の再発防止対策を実施する。現在、サブドレン他浄化設備はA系統で運転継続中。通常なら1系統で十分な処理容量を確保できるが、台風等の大雨時は2系統処理が必要となる可能性あり。その場合でもサブドレンくみ上げ量を抑制しないように、集水タンクの空き容量をあらかじめ確保する、上記のようにB系統を待機させる、など対策を実施する。また、本漏えい事象に至った要因を分析し、今後の保全計画を見直す。
3号機燃料取出し作業の状況(通しで20頁)。6月19日に、26回目の燃料取出し作業中に規定荷重(1000kg)以内で吊上がらない燃料が1体あった。あらかじめ用意していた別の燃料を輸送用キャスクに装填し、作業を継続している。当該燃料に変形等の異常は確認されず、ガレキのかじり・固着によるものと推定。燃料上部のガレキを再度撤去後、再度吊上げを計画中。5月21、22日に実施したハンドル変形燃料の吊上げ試験(5月21日参照)で、規定荷重(700kg)内で吊上がらなかった燃料のハンドルが曲げ戻された状況の写真(28頁)。
2号機燃料デブリの試験的取出しに向けた開発の状況(通しで3頁)。燃料デブリの試験的取出し装置の概要(4頁):取出しでは、ロボットアーム(2018年7月26日参照)でデブリにアクセスし、金ブラシや真空容器型回収装置で粉状のデブリ(1g程度)を数回取出す予定。IRID(三菱重工担当)とVNS(Veolia Nuclear Solutions (UK) Limited。Oxford Technologies Ltd(OTL)が2018年に合併により名称変更)が現在、英国でロボットアームを開発中。取出し装置全体は3つの装置で構成(ロボットアーム・エンクロージャー(ロボットアームを収納し、放射性物質を閉じ込める)・接続管(エンクロージャーとX-6ペネを接続))。ロボットアームはたわまないように高強度のステンレス鋼製で、長さ22m、縦40cm×幅25cm、重さ4.6t、耐放射線性1MGy(累積)。取出しの難しさ・課題への対応(5頁):現場が把握し切れていない・視界が限定的、高線量・高汚染化、狭隘などの難しい環境下での遠隔操作となるので、モックアップを活用した試験・訓練を実施予定(RACE(英国原⼦⼒公社の遠隔操作・ロボット技術センター)で8月に、JAEA楢葉遠隔技術開発センターで来年2月に実施予定)。また、アクセスルート上のX-6ペネ内の障害物撤去でダスト飛散を抑制する装置を開発中。試験的に取出したデブリの取扱い(6頁):グローブボックス(プラスチック樹脂製の密閉容器)で重量・線量等を測定後、金属製の密閉輸送容器へ収納し、茨城県内の既存分析施設へ移送する。デブリの量から想定される線量率は、デブリから20cmで約6mSv/hであり、作業者が近づいて作業する必要があるので、訓練による時間短縮や遮蔽材設置などの被曝低減策を講じる。
金ブラシ型の燃料デブリ回収装置先端部については、IRIDのサイト(2019年8月31日)に記事がある。
3号機S/C内包水のサンプリングについて(25頁)。S/Cの耐震性能向上対策として段階的に格納容器(PCV)水位を低下することを計画(2019年10月21日参照)。S/C内包水は高濃度の可能性があり、PCV取⽔設備の設計・⼯事や抜き出した水の処理(汚染水処理設備で処理する)を実施する上で、S/C内包⽔の⽔質を把握することが必要となる。サンプリングは、S/C底部に接続する既設配管から分岐する計装配管にポンプ・タンク等の取水装置を接続しておこなう(27頁)。この際に、S/C内包⽔を採水するには既設配管内にたまっている水を先行して排水する必要があるため、取水した水をいったんタンクで受け、水質分析の上でR/B地下へ排水する。取水装置は、既設の計装配管ラックに接続し、ポンプ・タンク等で構成(28頁)。取水した水は排水タンクへ移送し貯留。貯留した水について建屋溜水と同項目の分析を実施し、たまり水移送・処理に問題ないことを確認して建屋地下に排水。排水タンク(2m3)は2基設け、分析中(約3日)も取水を継続することで作業期間を短縮。分析結果からS/C内包⽔が採水できたと判断するまで、取水/分析/排水を繰り返す。被曝線量低減のため、作業や監視は遠隔で実施。また、急激な濃度変化に備え、前段に線量監視タンクを設け、水の線量を監視する。取水量は0.6m3/日、S/C内包水取水前の既設配管内水は最大で14m3と推定(30頁)。装置は3号機R/B北西部に設置する(32頁)。スケジュールは29頁。7-8月に取水を実施予定。
2号機格納容器の減圧機能確認の実施(18頁)。2021年に予定している2号機試験的取出しに向け、格納容器(PCV)外へのダスト移⾏抑制を⽬的として、PCVを減圧することを検討中。PCV圧⼒を現状の約2kPaから⼤気との均圧まで減圧することを⽬標に、PCV減圧機能の確認を7月6-10日に実施予定。減圧は、格納容器ガス管理システムの排気量を窒素ガス封入量とほぼ同じにすることでおこなう。手順は20頁。監視強化パラメータは21頁。実施計画に定める運転上の制限の範囲内で実施するものであるが、プラントの状態変化を伴うことを踏まえ、安全を最優先に慎重に実施する。
【資料3-5】循環注水冷却(119KB)(PDF)
【資料3-6】環境線量低減対策(7.88MB)(PDF)
【資料3-7】労働環境改善(1.08MB)(PDF)
【資料3-8】5・6号機の現状(3.10MB)(PDF)
以下、経産省のサイトから。
1号機格納容器内部調査に向けた準備状況(格納容器内干渉物撤去)、2号機燃料デブリ試験的取出しの準備状況(装置開発)、サブドレン他水処理施設漏えい(5月22日)調査結果(異種金属接触による腐食促進)および対策と多雨時期への対応、1/2号機排気筒ドレンサンプピット調査、などの話があった。



動画

文字起こし、実況など




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