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2018年11月14日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品点検、制御盤点検、および、配管の肉厚測定を実施するため12日より停止中。停止期間は12月1日17:00までの予定。9日参照。

サブドレン他水処理施設、09:58-11:20に一時貯水タンクGから排水を実施。排水量は200m3


その他


11日の3号機燃料取扱設備安全点検中に確認された燃料取扱機の停止について。12日参照。
福島第一原子力発電所3号機安全点検中に確認された燃料取扱機の停止について(138KB)
時系列
11日14:43頃:警報発生し燃料取扱機(FHM)が自動停止、ITVも停止(1頁右下に停止後の写真あり)。
21:20頃:共用プール建屋内の光伝送装置の電源がオフになっているのを確認(燃料取扱設備の遠隔操作室は事務本館にあり、3号機と事務本館の間で共用プール建屋を経由している)。12日の会見では遠隔操作室は免震重要棟だと言っていたが、事務本館が正しいんだな。
12日00:00頃:光伝送装置の電源がオフになっている理由、および、この電源を再度オンにした場合の影響等について検討が必要と判断。また、FHMは燃料を把持した状態を維持する構造となっており、かつ、FHM自動停止時におこなっていた模擬燃料の移動においては燃料のない場所の上を移動していたこと等から、翌朝、安全確認をした上で復旧する方針を決定。
08:00頃:FHM自動停止と同時刻に、共用プール建屋内の所内共通ディーゼル発電機系統の電源設備点検のため電源を停止していたこと、この停止した電源に光伝送装置の電源がつながっていたことを確認。
10:21:当該電源の影響度等の安全を確認したうえで電源を復旧し、ITVを含むFHMを復旧。
12:32:模擬燃料を元のラック内に戻し入れ完了。
原因。所内共通ディーゼル発電機系統の電源設備点検に当たり、担当箇所はルール通りに設備図書(単線結線図)を確認したが、この設備図書に3号機燃料取扱設備の光伝送装置の電源等が記載されていなかったため、光伝送装置の担当箇所と未調整のまま電源を停止してしまった。
再発防止対策。3号機燃料取扱設備に関する設備図書を関係者内へ共有する、実際の設備状況を設備図書へすみやかに改定・登録する、電源停止や切り替え等を行う際は設備担当箇所と調整を実施する。
まじか。
(以下、15日の会見より)設備設置を担当した部署が作成した業務計画には、新設設備を設備図書(単線結線図)に反映させることは盛り込まれていたが、いつそれをおこなうかが明確になっていなかった。そのため、実際の担当者と上長との間で認識の差が生じていた(担当者は燃料取出し開始までにおこなう、上長は設備が最初に受電するまでにおこなうと考えていた。社内ガイドによれば、受電までにおこなうのが正解だった)にも関わらず、そのことが明らかになる機会がなく、今回のトラブルが発生してしまった。設備の受電は2月に実施しており、その際に設備図書への反映がおこなわれていれば、今回のトラブルは避けられた。通常、受電後に試運転をおこない、その後に運用開始となる。
1Fでは、次々と新しい設備が作られているわけで、設備設置の担当者がそういう認識でいるというのはいかがなものかと思う。

2号機R/Bオペフロ内残置物移動・片付後調査の開始について
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋 オペレーティングフロア内残置物移動・片付後調査の開始について (134KB)
8月23日-11月6日にオペフロ内残置物移動・片付け作業を実施、その後、準備が整ったので、今日14日08:40より「オペフロ内残置物移動・片付け後調査」を開始した。
現在、2号機使用済燃料プール内の燃料取り出しに向けて計画を進めており、周辺環境や作業 員に対する安全上のリスクが増加しないよう、放射性物質の飛散防止策の徹底、除染方法・遮へい・設置設備等の設計ならびに作業計画の立案を目的として、オペフロ内の床・壁面・天井部について線量測定、汚染状況および設備の状態等について調査を3ヶ月程度かけておこなう。
主な調査内容は、表面/空間線量率測定、スミア測定、ダスト測定、オペフロ内カメラ撮影、3Dスキャンによる寸法形状測定、γカメラ撮影。使用する遠隔無人重機・ロボットは、BROKK400D(スロープ設置、γカメラ撮影)、Kobra・PackBot(線量率測定、スミア測定、調査助勢)、Survey Runnner(3Dスキャン、調査助勢)、高所除染台車(線量率測定、スミア測定、3Dスキャン)。
Survey Runnner IIにFARO社製3Dレーザー計測装置を搭載して、3号機R/Bトーラス室の計測を実施している(2016年2月25日参照)。「高所除染台車」は、ドライアイスブラストを使った高所用除染装置の台車と思われ(2015年10月29日の「高所用ドライアイスブラスト除染装置の開発」の項を参照)。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。12日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1600Bq/L。No.8はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。8日採取(10日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
8日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日15日に排水の予定。

地下水バイパス一時貯留タンク詳細分析結果。Gr3の10月4日採取分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク詳細分析結果(PDF)

地下水バイパス加重平均サンプル分析結果。9月分。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 加重平均サンプル分析結果(PDF)

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:使用済セシウム吸着塔一時保管施設(第四施設)における吸着塔の線源条件と保管上の制限について。3号機T/Bでサンプリングしているたまり水の放射性物質濃度が上昇しているため、それを処理するセシウム吸着装置で使用した吸着塔の表面線量の評価値を0.024mSv/年から0.033mSv/年に変更する(敷地境界における被曝線量評価に影響する)。


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