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2011年11月18日(金)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF21.3KB)

1号機原子炉注水量、給水系からの注水量を15:33に7.7m3/hから5.5m3/hへ減量し、温度変化を観察する。また、汚染水の発生量を少し抑制したい。現在、炉心スプレー系からの注水ラインの工事を進めており、25日頃には炉心スプレー系からの注水が可能になる見込み。前回注水量を増やしたのは10月28日から。カバーの完成の伴い、カバー内の環境改善のために蒸気の発生を抑制するのが目的だった。10月28日05:00で圧力容器下部温度が68.4℃。
16:10に1号機非常用高台炉注水ポンプの吸込み側の耐圧ホースに3秒に1滴程度の漏えいを確認。受け皿で受けている。今後、ホースを交換する予定。

2号機原子炉注水量、15:33に給水系からの注水量を約2.6m3/hから約3.1m3/hへ、炉心スプレー系からの注水量を約7.4m3/hから約7.1m3/hへ調整。
2号機格納容器圧力計測、今まで窒素ガス封入装置に取り付けた仮設のものを読んでいたが、今日05:00から本設の原子炉保護系の圧力計に切り替えた。
2号機格納容器ガス管理システム、排気中の水素ガス濃度は05:00で1.0%、17:00で0.9%。

3号機原子炉注水量、15:33に給水系からの注水量を約2.4m3/hから約2.5m3/hへ、炉心スプレー系からの注水量を約8.2m3/hから約8.1m3/hへ調整。
昨日17日に中止になったPackBotでの3号機R/B1階北東エリアの拭き取り除染を実施(今日は線量調査は実施せず)。PackBotは2台一組で、先行機が作業を担当、もう1台が先行機のモニターをするが、昨日アームが不調だったのをモニター役に、モニター役だったのを作業担当にして実施。
3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置で、23:00頃、熱交換器出口温度が上昇傾向(20:00で16.5℃、23:00で17.3℃)であることを確認。明日、詳細を調査。
3号機R/B地下たまり水水位、監視カメラの不調で昨日に引き続き07:00の分を欠測

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、16m3/hで運転中。
水処理装置、SARRY、26m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2で50m3/hで運転中、22:47に第2系列の高圧ポンプとブースターポンプが自動停止。水漏れはなく、原因を調査中。処理は第1系列で継続、処理量は半分の25m3/h。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、3A3B3Cで運転中。

15日からの6号機取水路の清掃作業を継続して実施。


その他

水処理施設の各所での処理水の放射能測定の結果。主要3核種以外のγ核種と89Sr、90Sr、3Hおよび全β放射能を測定。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF26.0KB)
淡水化装置で全β放射能が105Bq/cm3程度ある。アレバ除染装置を通していればこの1/10-1/100程度になったと思われるが、RO膜への影響はなく、タンクでの貯蔵も問題ない。発生量はCsの1/10-1/100程度で、極端に大きい濃度ではない。ただし、RO膜型淡水化装置でのカートリッジ交換のように、直接人がふれる場合には被曝低減対策が必要。

冬季対策についてまとめ。
福島第一原子力発電所における冬季対策について(PDF12.0KB)
屋外にある配管や、流れがない、あるいは少ない、間欠的な配管(計装配管など)が凍結しやすいので、保温材を巻く、ヒーター・投光器の設置などの対策を講じる。保温材を巻く配管は全部で約4kmの見積り。作業には2ヶ月かかる見込み。使用済燃料プールは循環スピードの調整で全体の温度をコントロールできるので、このような方法を検討中。また、待機用のB系は水抜きを実施(使用する際は配管の水張りから始めることになるが、使用済燃料プールの冷却はそれほど再開を急ぐ必要は無い)。浜通りの気象としては、強烈な冷え込みや大量の積雪は通常はないが、気象予報を見ながら対応したい。

ニコ生
【11/18・11:00開始】東京電力 記者会見
【11/18・18:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/11/18・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見

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