リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年6月19日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 184KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

1号機窒素封入変更試験(17日参照)のため、昨日18日から格納容器への窒素ガス封入量を10Nm3/h減らし圧力容器への封入量を10Nm3/h増やしている。格納容器雰囲気温度ほか各種パラメータを監視しているが、有意な変化はない。
福島第一原子力発電所1号機窒素封入試験における監視パラメータの状況について(6月19日12時時点)(PDF 105KB)

2号機T/B地下たまり水移送、14日から停止していたが09:43に再開。

3号機T/B地下たまり水移送、7日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、仮設タンクへ10:00-16:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月21日から停止中。
水処理装置、SARRY、5月28日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系(3月30日-)とB系(13日-)で実施中だが、A系はバッチ処理タンクの漏えいで16日から停止中。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.4から6号機T/B地下を経由してFエリアタンク(仮設タンク)への移送を11日から実施中。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.2のドレン孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.1にRO処理水(全β核種濃度約1×101Bq/cm3)を約24m3移送して残水を希釈(No.1の漏えい検知孔水の汚染濃度が下がらないので、残水の希釈とくみ上げをおこなう。14日参照)。この作業は7月上旬までおこなう予定。
地下貯水槽・貯水槽観測孔分析結果(採取日:6月19日)(PDF 15.8KB)(6月20日公開)
地下水バイパス、海側観測孔 トリチウム分析結果(採取日:6月10,11日)(PDF 11.4KB)
地下水バイパス調査孔、揚水井1-4、海側観測孔1-4(以上11日採取)、海側観測孔5-8(10日採取)のトリチウム分析結果が出た。

6号機タービン補機冷却系熱交換器(C)の本格点検を行うため、6号機補機冷却海水系を14日から停止中


その他


T/B東側の地下水からトリチウムが50万Bq/L検出された。
福島第一原子力発電所におけるタービン建屋東側の地下水調査結果について(PDF 375KB)
福島第一原子力発電所におけるタービン建屋東側の地下水調査結果について<続報>(PDF 76.8KB)
港湾内の海水中のCs濃度が下がらない場所があるため、この原因を調査するために1-4号機T/B東側に観測孔(深さG.L.(Ground Level)-16m、難透水層の深さまで掘っている)を3ヵ所(北からNo.1、2、3)設けて去年2012年12月に地下水の採取・分析をした(1月31日の取り組みの進捗の項を参照)。この件についての専門家検討会(3月28日、4月26日参照)で、この観測孔での継続調査の必要性が指摘され、5月24日に採取・分析した観測孔No.1の地下水からトリチウムが500,000Bq/L、90Srが1,000Bq/L(速報値)検出された(CsはND)。去年12月(トリチウム 29,000Bq/L、90Sr 8.6Bq/L)より大きく増えている。その後週1で採取・分析を継続しているが、トリチウムは変わらず、90Srは2回目以降の結果がまだ出ていない。港湾内の海水のモニタリングデータ(1-4号機取水口北側)にはトリチウムや全β核種の上昇は見られていない(今のところ、過去の変動の範囲内)。
T/B周辺のサブドレンでは1号機で11万Bq/Lという検出がかつてあり4月26日の廃炉対策推進会議の汚染水処理対策委員会の資料の通し番号で25頁に去年2012年のサブドレン浄化試験の際のデータがある)、12月のトリチウム 29,000Bq/Lは特に問題ないと考えていた。
5月24日採取分のトリチウムの上昇率が大きいので、これは事故のフォールアウトの影響ではない。2011年4月に発生した2号機取水口からの汚染水の流出では、2号機電源ケーブル管路の下にある砕石層が漏えいルートとなっており、ここから周辺の地中に汚染水が漏えいしたものと推定されるが、当時このようにして地中に漏えいした汚染水が浸透・拡散し、トリチウムが地下水にのって移行した(Csは土壌に吸着)のが今回の原因であると今のところ考えている(観測孔No.1は流出のあった2号機取水口から28m、海まで2725m(28日訂正))。当時の汚染水の分析として、2011年3月27日に採取した2号機T/B地下たまり水でトリチウムが2400万Bq/Lというデータがある(Srは測っていない)。
観測孔No.1周辺の地下水の動きは、全体としては西から東へと流れているが、護岸は矢板を打ってあって流れがせき止められているなどの状況があり、小さなスケールでどう流れているかは不明。
海への漏えい防止対策、モニタリングを強化し影響範囲の特定をおこなう。
漏えい防止対策として、2号機電源ケーブル管路上流の電源ケーブルダクト内の残留水の調査と、このダクトの下部にある基礎砕石層および周辺の空隙の充填をおこなう(ケーブル管路の下の砕石層は汚染水流出時に充填済み。また、海水配管トレンチは管路やダクトに比べて耐震性が高く、漏えいが生じる可能性は低い)。2011年4月以降に地上に通じているピットなどを閉塞してT/Bからの汚染水の流れを止めたが、地下の管路やトレンチの中にはまだ汚染水が残っている可能性がある。これらについては、汚染水処理対策委員会でも対策の必要性が指摘されており、検討を進めていきたい。また、1、2号機取水口間の護岸(ここは矢板を打ってある)の陸側で薬液注入などによる地盤改良をおこなう。なお、3号機取水口からの流出は汚染水がダクトから直接出ていたので、砕石層への漏えいはないと考えており、2号機側のような対策は今のところ考えていない。
モニタリング強化として、観測孔No.1の周辺に観測孔4ヵ所(No.1-1、1-2、1-3、1-4)を追加する。また、海水のサンプリング地点としてNo.1前の護岸部を追加。トリチウム、Cs、全β核種を週1回、Srを月1回実施する(頻度は状況により見直す)。
5月24日採取分のトリチウムなどの結果は31日には1Fで、本店では11日に把握していたが、結果を精査することやSrの結果を待っていた(18日に出る予定だった)ために公表が今日になった。遅くなったことは申し訳ない。
港湾内の海水サンプリングでトリチウムとSrを継続して測っているのは1-4号機取水口北側のみ。5、6号機放水口北側と南放水口付近(これらは港湾外)でもやっている。いずれも月一。あと、2号機T/B付近のサブドレンでも月一でやってるみたい。各号機のスクリーン前面でも毎日サンプリングしているが、この分はトリチウムについては測定していない。http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120330_02-j.pdf 参照。
あと、1-4号機の海側は遮水壁の鋼管矢板打設がそろそろ始まってるんじゃないか。4月2日の資料参照。
(以下21日追記)サブドレン水のトリチウムの分析を見ると4月23日公表の去年2012年10月15日採取分で1号機が76,000Bq/L、2号機が550Bq/L(採取場所の地図2011年4月17日プレスリリースより)。採取日がすごく前なのはSrとか時間のかかる核種の結果が出るのを待って主要3核種以外のデータをまとめて出しているからかしらん。それにしても半年も前だよ)。確かに1号機の値は高いけれど、でも、サブドレン水が汚染されているのは、津波でサブドレンのふたが飛んじゃって大気に対して開放されて、その後の事故によるフォールアウトの影響をもろに受けているためだったと思う。観測孔No.1は去年の11月に掘ったようなので、ここから採った地下水で29,000Bq/Lっていうのはやっぱりまずいんじゃないのか。
2011年4月の汚染水の流出の際に水ガラスを打って充填したのは電源ケーブル管路の下の基礎砕石層(続報のPDF資料参照)。ここを充填して取水口からの汚染水流出が止まったので、それより上流(T/B側)の電源ケーブルダクトの下の砕石層は処置をしていない。けれども、そもそも砕石層に漏れたのがどこなのかはわかっていない。ということは、当時、ダクトや管路の周辺の地中のどこにどれほどの汚染水が漏えいしたかはわからない。しかも、砕石層への漏えい個所が充填したところよりも上流にあれば、その後も汚染水の地中への漏えいは継続している可能性がある(その後ピットの閉塞によってT/Bからの汚染水の供給は断たれたはずではあるけれど)。したがって、当時は充填を実施しなかった上流の電源ケーブルダクトの下の砕石層の充填を実施する、ということ。また、観測孔No.1へたどりついたトリチウムは汚染水流出のあった2号機取水口近くから来ているとは限らない、西側の電源ケーブルダクトの方から来ているのかもしれない、ということらしい。原因の詳細はまだ今後の調査結果次第。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第104報) (プレスリリース)

R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 88.1KB)
福島第一原子力発電所 建屋開口部等における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF 133KB)
共用プールで燃料の移動作業を2月28日以降に実施しており、その影響を見るために共用プール建屋(運用補助共用施設)で調査を実施している。結果は告示濃度限度以下であり、作業の影響は見られない。

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、不凍液添加作業のため20-21日(21日は予備日)に停止する。11:00でのプール水温は27.5℃、停止時のプール水温上昇率評価値は0.073度/h、停止中のプール水温上昇は約3度の見込み(運転上の制限値は65℃)。凍結防止のため乾燥保管としているエアフィンクーラー予備系を不凍液添加で満水保管とすることで、不具合発生時の起動時間短縮を図る。信頼性向上緊急対策の一環。12日の福島第一信頼度向上緊急対策本部の活動状況の資料13頁。

福島第一原子力発電所、福島第二原子力発電所および柏崎刈羽原子力発電所の「原子力事業者防災業務計画」の修正ならびに届出について (プレスリリース)
防災組織の見直し等について、修正の届け出をした。


ニコ生

東京電力 緊急記者会見
【6/19・17:30開始】東京電力 記者会見


文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.19(水)10時~
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.6.19(水)17時30分 ~

0 件のコメント:

コメントを投稿