リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2018年3月7日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)0時時点

1号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、点検作業にともない2月1日より1次系の冷却を停止中。停止期間は3月12日17:00までの予定。冷却停止時のプール水温は25.4℃、放熱を考慮した停止期間終了時点で約23.5℃と評価。1月31日参照。

2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、信頼度向上対策工事にともない1日より1次系を停止中。停止期間は12日までの予定。停止時のプール水温は28.5℃。2月28日参照。

14:40頃、J6タンクエリア南側にある使用開始前の雨水回収タンクNo.4の仮堰から堰外へ水が漏えいしていることを発見。未使用タンクの仮堰内のたまり水なので雨水である可能性が高いが、確証が得られなかったので核種分析を実施。その結果、134Cs、137Csともに検出限界値未満(検出限界値、134Cs:0.61Bq/L、137Cs:0.74Bq/L)。周辺に汚染水の移送配管がないことから、当該漏えい水は雨水であると18:21に判断した。
福島第一原子力発電所J6タンクエリア南側No.4タンク仮堰からの漏えいについて(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所J6タンクエリア南側No.4タンク仮堰からの漏えいについて(続報)(報道関係各位一斉メール)


その他


地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。5日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.3KB)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。No.8はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr1のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.94KB)
1日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日8日に排水の予定。

構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。5、6日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 14.0KB)
6日にK排水路で放射能濃度が上昇しているが、降雨の影響と考える。

1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。5日採取分だが、悪天候のため採取中止。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.40KB)

今日、汚染水処理対策委員会(第21回)があった。
【資料1】陸側遮水壁の現況について(8.00MB)
凍結併合の経緯(3頁)。各段階およびフェーズの範囲と時期。
遮⽔壁内外における地下⽔位変動の伝播特性(10頁)。凍土遮水壁内側のサブドレン水位と遮水壁外側の観測井水位が連動していたが、凍結閉合後はこの連動がなくなった。
サブドレンのくみ上げ効率向上に関する試算(13頁)。山側凍土壁の内側水位を100mm低下させるのに必要なサブドレンくみ上げ量を試算。その結果、山側の凍結開始以降、凍結閉合に伴う遮⽔効果により地下⽔流⼊が抑制され、下流側の地下⽔位の制御性が⾼まったことがわかる。
T.P.+2.5m盤のくみ上げ効率向上に関する試算(16頁)。サブドレンと同様に、地下水ドレン+ウェルポイント等について試算した結果、海側凍土壁の凍結開始以降、下流側の地下⽔位の制御性が⾼まったことがわかる。
建屋への雨水・地下水流入量(17頁)。対策(地下水バイパス・フェーシング・サブドレン・凍土遮水壁)前の400m3/日が、凍土遮水壁閉合前には190m3/日、現状(2017年12月-2018年2月)では90m3/日まで減少。
汚染水発生量(18頁)。現状(2017年12月-2018年2月)では140m3/日まで減少。渇水期の参考データだが、中長期ロードマップの2020年内目標の150m3/日を下回っている。
凍土遮水壁を挟んだ水収支の推移(20頁)
【資料1-参考資料】陸側遮水壁の現況について【参考資料】(13.3MB)
【資料2】重層的な汚染水対策の効果について(2.87MB)
【資料2別紙】重層的な汚染水対策に伴う汚染水発生量の低減状況(724KB)
【資料2-参考資料】三次元地下水浸透流解析【参考資料】(5.99MB)
【資料3】重層的な汚染水対策の今後の取り組み(2.87MB)
サブドレン信頼性向上対策(5頁)。処理能力向上(浄化設備の2系列化、集水タンク・一時貯水タンクの増設):800m3/日→対策後1500m3/日(現状900m3/日)。くみ上げ能力向上(新設ピット増強、既設ピット復旧):⼤⾬時の地下⽔位上昇の緩和・早期解消。その他(中継タンク移送配管の二重化、地下水ドレン前処理装置、配管内清掃による付着物除去、付着物成分の事前除去、共有配管の単独化)。6頁に工程表。
屋根雨水対策(8頁)。工程表は10頁。
フェーシング(9頁)。工程表は10頁。
【資料3-参考資料】重層的な汚染水対策の今後の取り組み【参考資料】(7.71MB)
凍土遮⽔壁外観測井⽔位(9頁)。凍土壁山側では、中流砂岩層と互層部、細・粗粒砂岩層の水頭差が拡大(互層部、細・粗粒砂岩層の方が上昇が大きい)していることから、狭在している泥質部の難透⽔性が再確認される。
凍土遮⽔壁内観測井⽔位(10頁)。凍土壁内側では各層の水頭差は縮小。これは、遮⽔壁の遮⽔性が泥質部の遮⽔性を上回ってきたことにより、遮⽔壁内各透⽔層⽔頭の⼀体化が進んだものと考えられる。泥岩層を底として遮⽔壁内部の孤⽴化が進んでいると考えられるため、細粒・粗粒砂岩層以深の泥岩層からの⾯的な顕著な地下⽔供給は無いと評価している。
ディープウェルの影響評価(11頁)。建屋周辺の地下⽔位を低下させるために、震災前にはサブドレンと合わせてディープウェル(計17孔)が設置され、互層部、細・粗粒砂岩層の地下⽔をくみ上げていたが、震災後その機能を喪失し、現在は井⼾の健全性を確認できていない。仮に震災等により井⼾が破損して、細・粗粒砂岩層から中粒砂岩層への⽔みちとなっている井⼾があるとしても、両層の⽔頭差から試算すると1孔当たり3m3/⽇程度で、遮⽔壁内への主要な地下⽔供給源ではないと考えられる。
【資料4】事務局資料(2.00MB)
重層的な汚染水対策の効果(5頁)。凍土遮水壁閉合前後の評価。建屋流入量:190m3/日→90m3/日。護岸エリアからの移送量:300m3/日→20m3/日。雨水・地下水に起因する汚染水発生量:490m3/日→110m3/日。その他を含めた全汚染水発生量:520m3/日→140m3/日。
くみ上げ量の低減(6頁)。凍土遮水壁閉合により、護岸エリアのくみ上げ量は8割以上減少し、うち建屋への移送量は9割以上低減。サブドレンのくみ上げ量は過去最少の水準。
凍土遮水壁の効果(7頁)。3次元浸透流解析に基づくシミュレーションで推計した結果、凍土壁がある場合はない場合に比べて汚染水発生量が半減した。
今後の対策(8頁)。屋根破損部の補修、フェーシング(敷地舗装)等の対策を進め、更なる汚染水発生量の低減を図るべきである。また、K排水路等凍土壁を貫通する構造物からの水の供給経路及び供給量などを明らかにし、必要な対策を行うべきである。
まとめ(9頁)。凍土壁は、深部の一部を除き造成は完了している(未凍結箇所について、補助工法によって凍結を促進することは妥当)。サブドレンの効果とも相まった建屋流入量の抑制効果が認めら、汚染水発生量が約4分の1に低減。サブドレンくみ上げ量、護岸エリアの地下水くみ上げ量の減少にも効果が認められる。これらのことから、地下水を安定的に制御し建屋に地下水を近づけない水位管理システムが構築されたと評価する。

今日の規制委員会(第69回)で1Fの中長期リスクの低減目標マップの改定が了承された。
資料4 東京電力福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップ(平成30年3月版)(案)について【PDF:1MB】



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