今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況について(日報)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点
3号機原子炉注水設備の信頼性向上対策として炉心スプレー系(CS系)ラインの取替工事(2017年10月26日参照)をおこなうため、6月27日より給水系による単独注水を実施していた(6月27日参照)が、工事終了にともない10:44に元の注水(給水系、CS系ともに1.5m3/h)に戻した。
給水系による単独注水期間中、原子炉の冷却状態に異常はなし。
サブドレン他水処理施設、09:46に一時貯水タンクKから排水を開始。
(以下、5日の日報より)14:32に排水を停止。排水量は709m3。
その他
地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。2日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF 10.2KB)
No.10のトリチウムは1700Bq/L。
地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。6月28日採取(30日既報)の第三者機関の分析結果。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF 7.48KB)
地下水バイパス一時貯留タンクGr2のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 8.95KB)
6月28日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日5日に排水の予定。
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクL(6月30日採取)と集水タンクNo.3(6月28日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF 11.8KB)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が970Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日5日に排水の予定。
構内排水路の排水の分析結果(2015年3月4日参照)。3日採取分。
福島第一原子力発電所構内排水路分析結果(PDF 13.4KB)
1号機放水路上流側立坑でCs濃度が上昇した件(2014年10月23日)および2号機放水路上流側立坑で全β放射能(90Sr)濃度が上昇した件(2015年5月14、15日、6月22日参照)。2日採取分。
福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果(PDF 7.45KB)
実施計画の変更認可申請(2017年10月6日提出)の一部補正を今日4日に規制委に提出。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
補正:中低濃度タンク(G4南エリアフランジタンク)、雨水回収タンク及びRO処理水移送ポンプ、RO濃縮水貯槽移送ポンプ、RO濃縮水移送ポンプ、集水ピット抜出ポンプ、雨水回収タンク移送ポンプの一部撤去。
実施計画の変更認可申請(3月16日提出)が2日に規制委に認可された。
東京電力ホールディングス株式会社 「福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請の認可について(プレスリリース)
認可:特定核燃料物質の防護。6月6日参照。
今日、廃炉・汚染水対策福島評議会(第17回)があった。
資料3-1 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2018の検討状況について(PDF形式:732KB)
資料3-2 東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の戦略プラン2018 骨子案(PDF形式:237KB)
1F廃炉の基本方針を「事故により発生した通常の原子力発電所にはない放射性物質に起因するリスクを、継続的、かつ、速やかに下げること」とし(1頁)、放射性物質に起因するリスクの大きさ(リスクレベル)を表現するために英国原子力廃止措置機関が開発した Safety and Environmental Detriment をベースとした手法を用いる(3頁)としている。このリスクレベルは、内部被曝の影響度を示す指標である「潜在的影響度」と起こりやすさを示す指標である「管理重要度」の積によって表されるが、一般に工学的に実現しやすいものは潜在的影響度よりも管理重要度の低減であり、まずはリスク源を「十分に安定管理がなされている状態」に持ち込むことを当面の目標とする、とのこと。
1Fに存在するリスクの評価について、これまで東電や規制庁が示してきたものよりも定量的なものが出てくるのかしら。
資料4 多核種除去設備等処理水の取り扱いに関する検討状況について(PDF形式:576KB)
参考資料 第16回 廃炉・汚染水対策福島評議会 議事録(PDF形式:520KB)
会議の後、1Fの視察へ行ったらしい。
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