今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況について(日報)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点
サブドレン他水処理施設、10:03に一時貯水タンクAから排水を開始。
(以下、28日の日報より)16:47に排水を停止。排水量は1003m3。
その他
1/2号機排気筒ドレンサンプピットで水移送時以外の水位低下を確認。
福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒ドレンサンプピット水位低下傾向の確認について(723KB)(PDF)
1/2号機排気筒ドレンサンプピットは排気筒内に入った雨水を貯めるためのもの。現在、仮設排水設備(1頁)により水位400mmを超えたタイミングでポンプを自動起動して水を移送し、330mmまで水位を下げる運用としている。
最近の降雨による水位変動の傾向把握のために、水位データの推移を確認していたところ、水の移送をしていないときにピット水位が約325mmまで低下する傾向を昨日26日に確認した。その後、過去にさかのぼって確認したところ、10月12日の台風19号接近以降に同様の水位低下が全部で8回(2頁)あることが今日27日に判明。
直近(3月5日)のピット水の分析結果は、134Csが1.5×106Bq/L、137Csが2.0×107Bq/L、全βが2.8×107Bq/L。排水路モニター、海水放射線モニター、周辺のサブドレンピットの放射能濃度に有意な変動はなく、現時点で外部環境への影響は確認されていない(3、4、5頁)。
今後の対策。この水位低下について、ピットからの流出の可能性を踏まえた影響緩和対策を以下のように取る:
・ピット水位を325mm以下で管理することを検討(移送ポンプの設定を現状の400mm起動・330mm停止から可能な限り低い水位管理となるような設定値を検討する)。
・特異な事象の確実な検知および設定変更後の傾向の把握のため、24時間のトレンドデータの確認を1回/日の頻度で実施。
また、周辺での作業等(排気筒解体作業の落下物、周辺の地盤改良、凍土壁)と本事象との因果関係の有無について確認、他に可能性のある作業等を抽出して調査する。
なお、排気筒解体作業完了後に排気筒上部にフタをする計画となっており、フタ設置後は排気筒からピットへの雨水流入はなくなるものと考える。
福島第一原子力発電所 1/2号排気筒ドレンサンプピット水位低下傾向の確認について(報道関係各位一斉メール)
地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。25日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1200Bq/L。No.2と4は水位計故障のため採取中止。
サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクB(23日採取)と集水タンクNo.5(21日採取)の分析結果。
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が660Bq/L、第三者機関が690Bq/L。明日28日に排水の予定。
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