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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年7月22日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.9m3、格納容器圧力は0.40kPa(gage)。

サブドレン他水処理施設、10:12に一時貯水タンクHから排水を開始
(以下、23日の日報より)16:22に排水を停止。排水量は920m3

10:25頃、協力企業作業者が作業終了後、車両にて入退域管理棟近傍の構内駐車場に戻った際、車内に警報付ポケット線量計(APD)と蛍光ガラス線量計(ガラスバッジ)を置き忘れた。その後、入退域管理棟にて退域手続きを行った際、そのことに気づいたとの連絡が11:38に緊急時対策本部に入った。なお、作業実施中は、APDとガラスバッジを携帯していたことを確認している。今後、個人線量計未装着期間における線量評価を実施する。
当該作業者は50代男性、発災後1Fでの作業経験は約11カ月。メガフロート津波等リスク低減工事において、東波除堤で資材を運搬する車両の誘導をおこなっていた。作業エリアはGゾーン。09:50に作業終了後、車両で駐車場へ移動した際に車中で作業着の下に着ていたクールベストを脱いで車内に置き、再び作業着を着用して入退域管理棟へ移動。APDとガラスバッジはクールベストに付けていたため、それらを車中に置き忘れることとなった。駐車場から入退域管理棟までの距離は約150m。APD・ガラスバッジ未装着、および、防護装備脱着を決められた場所以外でおこなったこと(入退域管理棟内に装備交換の場所が設定してある)がルール違反。また、通常、APD・ガラスバッジはクールベストではなく専用のベストに装着する運用となっており(カバーオールを着用する場合には、上からカバーオール、線量計装着用ベスト、クールベストの順に着用する。線量計は、汚染を防ぐためにカバーオール内に、また、着用が視認できるようにカバーオールのすぐ下に付ける)、これについても調査する。最近、装備交換場所に指定されていない場所で防護装備を脱ぐという不適合も発生しており(7月16日にこの件について質問に答える形で言及があった)、防護装備着脱の運用に関して調査の上、早急に対応する。


その他


3号機燃料取扱用クレーンから作動流体が漏えい
福島第一原子力発電所 3号機燃料取扱用クレーンからの作動流体の漏えいについて (220KB)(PDF)
21日01:00頃、3号機燃料取扱用クレーンの補巻にて、ガレキ撤去作業中、作業者が補巻先端部へ繋がるホースのリール部から作動流体(水グリコール)の漏えい(連続的な滴下)を確認したことから、ガレキ撤去作業を中断。作動流体供給停止後は数十秒に1滴程度の滴下に減少。なお、今回の漏えい箇所は、先日の燃料取扱機の不具合箇所(18日参照)とは異なる。
漏えいした作動流体は使用済燃料プール内へ流入したが、作動流体の水槽の水位低下が認められていないため漏えい量は少量であると推定している。
今後の対応:24日から開始する設備点検期間中に当該箇所の詳細確認をおこない修理予定。また、類似箇所の確認及び必要に応じて対策をおこなう。
ガレキ撤去作業をクレーンを使ってやっていたの?←監視・検討会の話だと、もともと当該箇所のにじみ(微量の漏えい)は確認しており、監視対象としていたところ、漏えいの度合が増えたのをガレキ撤去作業をしていた人が確認した、とのこと。

1/2号機排気筒解体作業の準備状況。解体装置の吊り上げ試験は問題なく終了した。今週は作業手順の最終確認中。近々に解体作業開始の日程を報告できると思う。

水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の 貯蔵及び処理の状況について(第 411 報)(PDF)
添付資料-1の左下表(建屋貯蔵量)で、2号機の建屋水位設定を100mm下げた(T.P. -900mm→-1000mm)ために貯蔵量が減っている。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(18日採取)と集水タンクNo.6(16日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が690Bq/L、第三者機関が730Bq/L。明日23日に排水の予定。

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11-17日の移送量。
建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移(PDF)
この週は前週より降水量が減った影響で建屋への流入量も減っている。
護岸部からの移送量がわずかに増えているのは降雨の影響かしら。

今日、規制委の第73回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
【資料1-1】福島第一原子力発電所固体廃棄物の保管管理計画~2019年度改訂について~(PDF)
【資料2-1】除染装置スラッジ対策の進捗状況(PDF)
【資料2-2】ALPSスラリーの安定化処理に向けた検討状況(PDF)
HICの耐久性について質問があり、紫外線についてはボックスカルバート内に置いてあるのでOK、放射線量については事前の評価で考慮した線量に達していないので大丈夫、という東電の回答に対して、実際のところどうなっているかは直接調査しないとわからんではないか、という指摘多数。中身が入った状態では調査できないので、スラリーを抜き出す作業が始まってから空になったHICについて調査したい(というか、すればいいと思っていた?)東電に対して、より早い時点での調査方法を検討するように、という要請あり。
【資料3】3号機 燃料取り出しの進捗状況と今後の対応(PDF)
このところの設備の不具合は、使用することで発生したものと思われ、2019年度終了後すぐに点検に入るスケジュール(通常よりも短い使用期間)で対応する、とのこと。
【資料4】建屋滞留水処理の進捗状況について(PDF)
【参考1】福島第一原子力発電所 中期的リスクの低減目標マップを踏まえた検討指示事項に対する工程表(PDF)
R/Bでたまり水水位が下がるとトーラスを支える浮力が減るためにトーラスの構造が持つのか、という質問に対して、耐震強度評価をおこなっているがまだ結果が出ていない、という回答。小野さんからは、取り急ぎできるところまでをまとめて審議の対象にしたい、とのこと。
以下は規制庁のサイトから。
資料1-2:東京電力福島第一原子力発電所における伐採木の管理状況について[原子力規制庁]【PDF:1MB】
参考2:東京電力福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップ(2019年3月版)[原子力規制庁]【PDF:152KB】
参考3:検討会におけるこれまでの審議状況等について[原子力規制庁]【PDF:187KB】
参考4:過去のコメントへの対応状況[原子力規制庁]【PDF:120KB】
「特定原子力施設監視・評価検討会」構成メンバー【PDF:60KB】
メンバー変更。規制庁山形さんが抜けて、金子修一長官官房審議官に交代。また、安井さんが復帰(伴委員によれば、安井さんは事務局からというよりも専門家として参加を依頼、とのこと)。エネ庁の原子力発電所事故収束対応室長が比良井さんから土屋博史さんに交代。
この回は主に廃棄物に関する話題なので、田中知委員、井口哲夫名古屋大学大学院教授および田中清一郎双葉町ふるさと復興事業協同組合理事長が参加(後者2人は廃棄物の方の検討会に出席していた。これ以降も、廃棄物関連の際はこの3人が出席するとのこと)。




動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月22日 - Twilog
07/22のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



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