リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年7月31日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)のため、格納容器ガス管理システム排気流量を増やして格納容器圧力を下げている(4月25日、6月27日、7月25日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は25.5m3、格納容器圧力は0.03kPa(gage)。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、計装品点検にともない29日より運転を停止中。運転再開は8月9日21:00の予定。停止時のプール水温は32.0℃。26日参照。

サブドレン他水処理施設、09:59に一時貯水タンクFから排水を開始
(以下、8月1日の日報より)15:42に排水を停止。排水量は853m3


その他


管理対象区域内で水等の摂取がおこなわれていた
福島第一原子力発電所 管理対象区域内における水等の摂取について(216KB)(PDF)
構内にある5・6号機警備員詰所および1-4号機周辺防護区域警備員詰所の入り口付近にある装備脱衣エリア(管理対象区域、2頁に地図)に、それぞれウォーターサーバー(5・6号)とクーラーボックス(1-4号)が設置されていることを30日に確認した。関係者への聞き取りを行ったところ、当該区域において水等の摂取をしていた事実を今日31日に確認した。
「東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則」においては、管理対象区域内での飲食を禁止しているが、これに抵触する可能性がある。
当該ウォーターサーバー等は熱中症対策として協力企業が設置したが、その設置の経緯については詳細確認中(設置時期は5・6号機警備員詰所:2016年5月、1-4号機周辺防護区域警備員詰所:2018年5月)。
なお、以下のことから、内部被曝の可能性はないものと考える。
・水等を摂取していた場所は室内の管理対象区域(Greenゾーン)であり、毎日のサーベイ結果において汚染がないことを確認していること(検出限界以下)。
・当該場所で水等を摂取する際には、マスクを外す、綿手袋を脱ぐ、手及び口周りをサーベイし汚染のないことを確認する運用としていたこと。
・当該場所を利用した協力企業警備員について、至近のホールボディカウンタの測定結果では内部取込みは確認されていないこと。
今後、至近のホールボディカウンタ受検後に当該場所で水等を摂取した協力企業警備員については、速やかにホールボディカウンタ測定を実施するとともに、再発防止策を講じていく。
管理対象区域っていうのは、いわゆる放射線管理区域のこと?
この時期、Greenゾーンで命を脅かすリスクが高いのは内部被曝より熱中症だろうけど(Redゾーンでもそうかも)、適切なルールを設定して運用するのはリスク管理の基盤技術なんだと思うので、そこができてないところが由々しき事態なのではないか。線量が下がれば下がったで、また新たな脅威が出てくるんだねぇ。どこまでいっても安全にゴールはないというのは、こういうことなのかしら。

月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省へ提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況(PDF)
6月の最大被曝線量は6.32mSv、平均値は0.30mSv(APD値)。四半期ごとの集計あり。

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。29日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1400Bq/L。No.4はポンプ点検により採取中止。

地下水バイパス一時貯留タンクGr3のサンプリング結果
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF)
23日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。明日8月1日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクG(27日採取)と集水タンクNo.3(25日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が710Bq/L、第三者機関が760Bq/L。明日8月1日に排水の予定。


東京電力ホールディングス株式会社 福島第二原子力発電所の廃止について(プレスリリース)
2018年6月14日にすでに方針を示していたが(2018年6月14日参照)、今日、正式に福島第二全号機(1~4号機)の廃止を決定した。
<別紙1>廃炉に向けた基本方針 (140KB)(PDF)
<別紙2>福島第二原子力発電所の概要 (106KB)(PDF)
2F廃炉にともなう具体的な影響額については、下記の2019年度第一四半期決算に記載。
東京電力ホールディングス株式会社 2019年度第1四半期決算について(プレスリリース)
使える炉が使われないこと、ましてや廃炉になること、貧乏性の人間としてはもったいないと思わずにはいられない。世の中を動かすのは経済じゃないということなのかねぇ。



0 件のコメント:

コメントを投稿