リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2019年7月11日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機格納容器内部調査の準備作業(2月28日参照)として、格納容器圧力を下げるため格納容器ガス管理システム排気流量を4月4日に約20m3hから約24m3hへ、4月11日に約23m3hから約26m3hへ変更(4月25日参照)。その後、状況を監視中(6月27日参照)。今日11:00の格納容器ガス管理システム排気流量は20.8m3、格納容器圧力は0.34kPa(gage)。
1-3号機窒素封入設備他取替工事(1月31日参照)新設したRVHラインを使った通気試験を6月6日より実施している(6月5日参照)
今日11:00の1号機圧力容器への窒素ガス封入量は以下の通り:
新設RVHライン:0.00Nm3/h
JPライン:27.99Nm3/h
(以下、12日の日報より)13:26に試験を開始し以下の通り変更:
新設RVHライン:0Nm3/h→10Nm3/h
JPライン:30Nm3/h→20Nm3/h
14:44に試験を終了し以下の通り変更:
新設RVHライン:10Nm3/h→0Nm3/h
JPライン:20Nm3/h→30Nm3/h
これで予定の試験は終了した。

15:28頃、多核種除去設備ALPS(A)循環ラインのドレン弁閉止栓から水が滴下しているのを発見。漏えいした水の広がりは約10cm×10cm×深さ1mmで、堰内にとどまっている。5秒に1滴程度の滴下が継続しており、漏えい箇所の下に受けを設置した。その後、当該部の増し締めをおこない、16:37に漏えいの停止を確認
多核種除去設備ALPS(A)は、系統にろ過水を水張りして試運転をしているところだった。
漏えい水の分析結果は、
134Cs:6.7×103Bq/L
137Cs:9.2×104Bq/L
全β:2.0×107Bq/L
滴下した水は、拭き取りを実施した。
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備(A)ドレン弁閉止栓からの漏えい発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所既設多核種除去設備(A)ドレン弁閉止栓からの漏えい発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(A)ドレン弁閉止栓からの漏えい発生について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

地下水バイパス、10:07に一時貯留タンクGr3から排水を開始
(以下、12日の日報より)16:21に排水を停止。排水量は1724m3


その他


1号機オペレーティングフロアにおけるウェルプラグ調査(6月27日参照)準備作業の状況。
福島第一原子力発電所 1号機オペレーティングフロアにおけるウェルプラグ調査(準備作業の状況) (558KB)(PDF)
昨日10日に調査ロボットを搭載した運搬ボックスをオペフロ上に設置した。運搬ボックスはロボット投入用のスロープが付いていて、スロープ側の側板はない。ウェルプラグ北側のDSPカナルプラグ(6月27日の資料を参照。ウェルとウェルの北側にあるDSP(Dryer Separator Pit:定検時に圧力容器の上の方にあるドライヤー(蒸気乾燥器)とセパレーター(気液分離器?)を取り出したのを遮蔽等のために入れておくプール)との間にある遮蔽プラグと思われ)の上に予定通り設置できた。2頁写真、画面左下の大きな穴がD/Sピット、右上の大きな円盤がプラグの上段。今後、ロボットとの通信状況の確認、および、ロボットの動作状況の確認、ロボットを投入する開口部周辺に確認されたガレキの撤去をおこなったのち、調査に着手する。調査は8月上旬まで実施、その後、9月目途で結果をまとめる。
資料2頁、運搬ボックスの手前左側の脚の下に、プラグ中段のギャップ(向かって右側がオペフロのレベルよりも持ち上がっている)が見える。このギャップの左側に、プラグ上段と中段の間にスキマができていて、今回はここからプラグの重なりの中に入っていく。
モックアップの動画を公開。
福島第一原子力発電所 1号機ウェルプラグ調査(モックアップ)の状況(02:54)(動画)
00:13 プラグ模擬体。
00:18 運搬ボックス。
00:26 運搬ボックスの床に、調査用ロボット(SUGV)のフリッパー(クローラーの前方についている可動する部分)が刺さる切り欠きを作ってあり、フリッパーを差し込むことでロボットを固定している。ロボットが後退してフリッパーを切り欠きから持ち上げると、前進が可能になる。
00:45 模擬体の開口部から侵入する調査用ロボット。有線で電源を供給する。
00:57 監視用ロボット(Firstlook)。
01:11 監視用ロボットはライトを搭載しており、これで調査用ロボットの周辺も照らす。
01:39 調査用ロボットによる床面(プラグ中段上面)のスミア試料採取。
01:46 同じく天井(プラグ上段下面)のスミア試料採取。
01:52 調査用ロボットが、アーム先端のウインチでカメラを吊り降ろしてプラグ中段の下の状況を調査する状況。
02:25 ロボット達の回収の状況。調査用ロボットを回収する際は、運搬ボックス床面から立ち上がっている三角形を乗り越えていくのではないか。三角形の向こう側までフリッパーが前進すれば、これがフリッパー(クローラの外側についている)をロックする形になる。

2019年度熱中症対策について。
今年度は、WBGTによる作業規制について従来(WBGT30以上で作業中止)と方針を変更し、作業中止はWBGT31以上、それより下ではWBGT25以上について3段階で規制することにしている。これらの区分は厚労省のガイドラインを踏襲した。詳細は4月25日のロードマップ会見資料(労働環境改善(PDF、2.44MB)の通しで13頁目)を参照。

地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その1) (78.2KB)(PDF)
2015年11月12-16日と2019年5月30日-7月4日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井の汲み上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2) (78.1KB)(PDF)
8日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ(7日採取)と集水タンクNo.1(5日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が780Bq/L、第三者機関が840Bq/L。明日12日に排水の予定。

実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:使用済燃料貯蔵ラックの新設。3号機使用済燃料プールで確認されている燃料ハンドルが変形している燃料6体のうち、特に変形が大きい2体について、共用プールへ移送し保管するのを、収納缶に入れた状態でおこなうこととしている。この収納缶を収めるために、従来よりも1体当たりが大きなサイズの燃料ラック(従来のは49体収容だが、これと同じ広さで25体収容のもの)を共用プールに設置する必要があり、これに関する変更。5月20日参照。変形の少ない4体も同様の扱いをする予定で、それへの対応は済んでいるが、変形の大きい2体はさらに大きい収納缶および燃料ラックが必要。



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年7月11日 - Twilog
07/11のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



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