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2019年10月10日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1号機燃料デブリ冷却状況の確認(9月26日参照)のため、昨日9日より原子炉注水量を変更している(8日参照)
今日13:31に実施した変更は以下の通り:
・2号機 炉心スプレー系 2.0m3/h→2.5m3/h
・3号機 炉心スプレー系 2.0m3/h→2.5m3/h

4号機R/B上部でダストサンプリングを実施。
4号機原子炉建屋上部における空気中放射性物質の核種分析結果(11月6日公開)

5号機使用済燃料プール、5号機取水路内部調査にともない、使用済燃料プール冷却浄化系を冷却する原子炉補機冷却系の補助海水ポンプが以下の期間停止するため、10:06-12:07に冷却が停止。停止時および再開後のプール水温はどちらも25.3℃。16日以降に作業を継続する(あと2回、停止予定)。4日参照。

09:47頃、多核種除去設備ALPS(A)移送ポンプ出口弁グランド部から水が滴下していることを発見。
福島第一原子力発電所 既設多核種除去設備(A) 移送ポンプ出口弁グランド部からの漏えいについて (386KB)(PDF)
滴下は継続しており、漏えいした水の広がりは約10cm×15cm×深さ1mmで堰内に留まっている(2頁右下写真)。なお、当該設備については、滴下確認前から停止中。2頁に系統図。
10:16頃、当該箇所のビニール袋養生(2頁左下写真)および滴下水のウェスでの拭き取りを実施。11:39頃、当該弁グランド部の増し締めを実施し、滴下の停止を確認。
同系統の直近(9月3日)の分析結果は、134Csが1.43Bq/L、90Srが検出限界値(3.623×10-1Bq/L)未満。漏えい水は量が少ないため分析不能。
今後、当該弁の分解点検を実施し、対策を講じる。

地下水バイパス、10:41に一時貯留タンクGr1から排水を開始
(以下、11日の日報より)17:09に排水を停止。排水量は1782m3

サブドレン他水処理施設、11:37-14:15に一時貯水タンクから排水を実施。排水量は391m3


その他


台風19号対策。クレーン6基は全て、アームを伏せる。その他の設備は必要に応じて固縛。12、13日は緊急作業を除いて作業休止。また、オンコール(電話連絡で参集する)での待機人員を確保。など。

8日のG6エリアD9タンク天板損傷の件。その後の調査で、損傷の原因はD9タンク天板についているベント配管に養生テープが付いたままになっており空気の出入りができなかったためと判明。当該の配管は直径10cmで、これを完全にふさぐように養生テープが貼られていた。この養生テープはホコリ等が入り込むのを防ぐためのもので、本来、タンク据付け時に外されているはずのもの。これが残っていたために、8日の水移送時に、水位低下にともないタンク上部に供給されるべき空気がベント配管から入ってこなかったために、天板の変形・損傷が発生した。
D9タンクは今年2019年6月に据付けが完了、10月4日に水張りがおこなわれている。また、8日に水張り・漏えい試験を実施していた新設タンク3基(D6、D7、D8)は、工場で漏えい試験を実施したのちに1Fに搬入、8日に据付け現場での試験を実施するところだった。

9月17日に発生した人身災害について事実と異なる報告がされていた件(9日参照)。当日の作業は実施が予定されている測量調査の下調べで、被災者は作業の責任者だった。測量現場への近道を探している際に、立入禁止区域である消波ブロックの設置してあるエリアに入り込んで、約4m落下して被災。当時、現場には被災者を含めて計6名いたが、被災者が虚偽の報告をする旨をもらし、その他の5人はそれを聞いていた。被災者は現場責任者であり、立入禁止区域内で事故が発生したことを考え、気が動転して事実と異なる内容を報告してしまったもの。元請企業の労災担当者が、ケガの内容(右足関節脱臼骨折(脛骨、腓骨骨折)。9月18日参照)と「入退域管理棟ヘルメット置場にて段差に躓いて転倒」という当初の状況報告に矛盾を感じて調査した結果、今回の真相が明らかとなった。

1/2号機排気筒解体作業、3ブロック目を50%まで切断したところで切断装置を地上に下ろし、台風の通過を待っている状態。3ブロック目では2ブロック目解体振り返り(7日参照)で得られた知見を適用しており、今のところ順調に作業は進んでいる。

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクA(6日採取)と集水タンクNo.2(4日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が1100Bq/L、第三者機関が1100Bq/L。全β濃度は東電がND(<2.0Bq/L)、第三者機関が0.39Bq/L。明日11日に排水の予定。

廃炉情報誌「はいろみち」第16号を発行した。
第16号[2019年10月10日発行] (PDF 8.31MB)



動画


文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2019年10月10日 - Twilog
10/10のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)



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