リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2011年12月22日(木)

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.6KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前6時時点 午後0時時点

1号機格納容器ガス管理システム、排気中の水素ガス濃度は05:00で0.05%、17:00で0.06%。
ガスサンプリング実施の予定。
1号機格納容器への窒素ガス封入量、18m3/hから13m3/hへ調整。これにともない、格納容器ガス管理システムからの排気量が30m3/hから26.9m3/hへ減少した。

2号機格納容器ガス管理システム、排気中の水素ガス濃度は05:00で0.42%、17:00で0.47%。水素ガス濃度計を仮設のものから本設へ変更したため昨日(0.7%)より低い。
バイアルびんによる生ガスのサンプリングを実施。135Xeは検出限界未満、最臨界判定基準(1Bq/cc)未満。
福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリング結果について(PDF11.0KB)
2号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、フローエレメント調査の件。フローエレメント内部に異物がたまっていた。清掃して元に戻す予定。冷却は停止中。

3号機炉注水ラインの一部のホース(長さ2mほど)がふくれたようになっているのを確認。非常用ポンプを起動して切替え、ホースの交換を行う。
(以下23日夕方の会見で)原子炉注水を高台炉注水ポンプから非常用電動ポンプ(純水タンク脇炉注水ポンプ)に切り替えて、ホース(カナフレックス)の交換を実施した。バッファタンクと炉注水ポンプの間。ふくれている部分はホースのジャバラを構成する強化リングも一部切れていた。漏えいはなし。状況から見て、内側からの圧力が原因とは考えにくい(ポンプの吐出圧は1MPa程度、詰まりによる部分的な圧力上昇もないと思う)。調査中。
(以下24日夕方の会見から)
福島第一原子力発電所3号機原子炉注水ホースの膨れについて(PDF78.7KB)(12月24日公開)
上段の写真、6本のホースがあるが6本全部で3号機用炉注水を送っている(白いのは消防用のホース)。下側の3本はホースをカナフレックスからポリエチレン管に交換して保温材を巻き、架台を設置してその上に固定してある。上側の3本も同様の作業をするため紫外線遮蔽(カナフレックスホースの劣化を防ぐため)用の布をめくって今回のふくれを発見した。強化ワイヤの入っているところがふくれによって割れている。強化ワイヤも一部切れている。

3号機使用済燃料プール代替循環冷却装置、1次系循環ポンプ入口のストレーナをフラッシングするため、09:43-11:06に停止。
プールにヒドラジンを2m3注入。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、1月11日頃まで停止予定。
水処理装置、SARRY、27日まで停止予定。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2を運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、全台停止中。3A3B3Cは4日の漏えいのため今月いっぱい停止の予定。
水処理装置、アレバ除染装置、スラッジの固着を防ぐため、単独で循環運転を実施。

循環型海水浄化装置、運転停止の予定。

5号機補機冷却海水系ポンプ(B)の復旧工事が完了。今日試運転後、本格運用を開始。


その他

MP No.2と8の伝送部品の交換を実施。このため、8では11:10-11:40の間が欠測、2は欠測なし。

滞留水水位、モニタリングデータを毎日11:00と19:00にHPに掲載。明日から。
滞留水関連データ公開について(PDF99.6KB)
放射性物質核種の分析結果のホームページ公開方法について(PDF225KB)

各T/Bと集中廃棄物処理施設周辺のサブドレンピットの水位11月分。
集中廃棄物処理施設 サブドレンピット水位測定結果(11月分)(PDF22.3KB)

17日の保安院の指示に対する報告
当社福島第一原子力発電所の事故状況及び事故進展の状況調査結果に係る事実関係資料等の経済産業省原子力安全・保安院への報告について(プレスリリース)
夕方の会見で解説。
2号機原子炉圧力変化の解析:燃料域水位計の計測値を炉内の温度・圧力(推定)で補正した結果、原子炉の水位は水位計の基準面器水面(TAF+5916mm)以上となった。本来RCICはL-8(TAF+5653mm)とL-2(TAF+2950mm)の間で自動起動/停止をくり返すはずだが、補正後の値が正しいとすれば自動停止が働いていなかったことになる(制御電源が失われていたので)。もし炉内水位が主蒸気管高さ(TAF+7301mm)より高ければ、RCICの駆動蒸気は水・水蒸気の2相流となるため、RCICタービンの回転数は定格より低く注水量も少くなる(タービンへ流入する水はドレン排水としてS/Cへ排出される)。このことから、RCICの流量を定格の約1/3(30m3/h)としてMAAP解析をすると、原子炉圧力の挙動をおおよそ再現できた。
2号機格納容器圧力変化の解析:想定されるよりもD/WとS/Cの圧力上昇が緩やかな理由について、トーラス室への海水(10℃と想定)の流入によってS/Cが半分程度水没していたとすると、おおむね実測値を再現できた。
3号機HPCI作動時における原子炉圧力についての見解:今回新たに「(7月28日の解析で使用を想定していた)ミニマムフローラインはS/Cの水位が上昇することを懸念して全閉操作していた」「HPCIの流量調整は原子炉への注水の一部をテストラインにまわす(水源である復水貯蔵タンクに戻す)ことで実施していた」「格納容器を冷却するためDDFP(ディーゼル駆動消火ポンプ)によるスプレイを実施していた」ことが判明。これらを考慮して新たにMAAP解析をおこなったが、結果は7月28日のものと大きく変わらない。
3号機HPCIによる炉注水の時系列
(電源喪失でRCIC停止後はHPCIへ、炉圧低下でHPCIが使えなくなったらDDFPによる代替注水をする方針を本店、免震重要棟、中央制御室で共有していた)
3月12日11:36にRCICが自動停止(制御電源がなくなったためと推定)。再起動するも不能。
12:35にHPCIが原子炉水位低により自動起動。HPCI自動停止による電源消耗を避けるために手動により注水量を制御。
20:36に水位計の電源喪失により炉水位監視が不能になったため、HPCI流量を若干上げて原子炉圧、HPCI吐出圧などにより状況を監視。
13日02:00頃、1MPaで安定していた原子炉圧が低下傾向に。このため、HPCIタービンの回転数が運転操作手順書の規定以下となり、タービンの振動増による設備損傷(タービンのケーシング破損により炉内の生蒸気が建屋内に放出される)を懸念、また、HPCIの吐出圧力が炉圧と同程度になり注水ができていないと考えられることからDDFPによる代替注水へ切り替えることとした。格納容器スプレイに使っていたDDFPのラインを炉注水用に切替える作業を実施。
02:42に中央制御室のHPCI制御盤でHPCIを手動停止。
02:45にDDFPによる低圧注水を実施する準備として逃し安全弁(SRV)を中央制御室のSRV制御盤で開操作したが作動せず(制御盤のランプは点いていたので当然に操作可能と考えていたが、実際には弁操作に必要な電源はなかったと推定。この時点でDDFPによる炉注水ラインは構成が完了していたと推定)。HPCI停止により炉圧が上昇、DDFPによる注水は不能。
SGTS系の弁の開閉状態:当該の弁は空気駆動であり、電源喪失時は自動開(通常待機時は閉)となる。12月22日に3号機の弁の開閉状況を確認したところ、いずれも電源停止状態(開状態)だった。

事故時の状況について、さらに分かったことを追加。2日の中間報告の「別紙(主な時系列)」への追加。
福島第一原子力発電所事故の初動対応について(プレスリリース)
夕方の会見で解説。
福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所における対応状況について(平成23年12月版) 変更点一覧(357KB)(12月23日公開、2日公開の中間報告版を変更したところの一覧)

当社福島第一原子力発電所の原子炉施設保安規定の変更認可申請について

年末年始の会見の予定
。現場の作業は29日まで、その後はルーティーンの作業以外はお休みなので、12月30日-1月3日は会見もお休み。年明けは4日から午前と夕方に実施。土日は夕方のみ、特段のことがなければデータの読み上げのみのことも。



ニコ生
【12/22・10:30開始】東京電力 記者会見
【12/22・17:00開始】東京電力 記者会見

Togetter
2011/12/21・16:20開始・保安院、17:00開始・東京電力「原発」に関する記者会見、他関連

0 件のコメント:

コメントを投稿