福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF20.8KB)
2号機格納容器ガス管理システム、排気中の水素ガス濃度は05:00、17:00ともに0.5%。
4号機使用済燃料プール、イオン交換装置による塩分除去を11月29日から稼働しているが、
樹脂塔の導電率が上昇したので、樹脂塔交換のため12月1日から停止、今日運転再開。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、17m3/hで運転中。
水処理装置、SARRY、28m3/hで運転中。
水処理装置、RO膜型淡水化装置、2-1、2-2、3-2で運転中。
水処理装置、蒸発濃縮型淡水化装置、昨日3日14:34より3Aが運転中だったが、11:33頃、装置を設置してあるジャバラハウス内に水が5cm深さでたまっていることを定常のパトロールが確認。11:52に装置を停止。装置自体の警報はなし。水は堰(高さ40cm)の中にとどまっており約45m3。14:30頃この堰(コンクリート製)のひびからジャバラハウスの外に漏水していることを確認。ハウスに隣接の側溝まで地面が濡れていることから側溝に流出した可能性あり。堰のひびおよび周辺の側溝に土のうを積んで漏えいは停止している。
蒸発濃縮装置からの漏えい状況(PDF1.61MB)
「漏えい箇所の様子(その2)」と「蒸発濃縮装置付近の側溝」はいずれもジャバラハウスの東側。
福島第一原子力発電所 蒸発濃縮装置 漏えい水のサンプリング結果について(PDF10.3KB)
もれた水の表面線量はβ線110mSv/h、γ線1.8mSv/h。
(以降5日午前の会見)側溝が流れ込む一般排水路の上流と下流、海への放水口で採取した水を分析。
福島第一原子力発電所蒸発濃縮装置からの漏えいに伴う構内排水路内の水のサンプリング実施箇所(PDF47.8KB)(12月5日公開)
蒸発濃縮装置からの漏えいに伴う核種分析結果(12月4日採取)(PDF46.6KB)(12月5日公開)
蒸発濃縮装置からの漏えいに伴う核種分析結果(12月5日採取)(PDF13.8KB)(12月5日公開)
とりあえず主要3核種について分析。南放水口付近の濃度は通常と変化なし。排水路は降雨などにより、かなり定常的に流れがある。β核種の分析には時間がかかるが、全βの値は6日には出てくる。
11:30には建屋外への漏水はなかったことを確認している。土のうを積み吸水バッグを置いて止水完了したのが15:30なので、漏えい時間は最大4時間。ひびからの漏えいは1l/min程度と見積もっているので、漏えい量は最大で約300l。
福島第一原子力発電所蒸発濃縮装置漏えいおよび止水状況概略図(PDF28.4KB)
ハウス内の水は18:10-22:20に水中ポンプ等で廃液RO供給タンクに移送した。この作業でハウス内の水は45m3ではなく約15m3と判明(水の深さが浅いところでは1cm程度なこと、ハウス内の機器等の体積を差し引いていなかったことが理由)。
建屋床への漏えい検知設備はなかった。堰からの漏えいは想定せず。
福島第一蒸発濃縮装置からの漏えい(平成23年12月4日)に係る核種分析結果(PDF19.3KB)(1月16日公開、漏えい水、海水中のSrの分析結果)
28日からの5号機取水路の清掃作業を継続して実施。
モニタリングポスト8番で昨日3日から欠測の件、現場調査をおこなったが原因不明。メーカーによる修理となるため対応は明日以降になる。復旧までは7番のデータと8番近傍での線量率計による測定で代替する。
その他
明日、1、3号機の原子炉圧力容器への窒素ガス封入、5m3/hから10m3/hへ増やす予定。
明日、3号機T/B地下たまり水移送、停止する計画あり。水バランスの関係で。
明日、3号機R/B上部ダストサンプリング実施予定。
ニコ生
【12/4・11:00開始】東京電力 記者会見
【12/4・18:00開始】東京電力 記者会見
Togetter
2011/12/4・11:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
2011/12/4・18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見
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