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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年4月4日(金)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 207KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機格納容器内温度計(TE-1625T3。2012年10月13日に新設、12月4日に監視計器として運用開始したもの)、04:00に17.2℃だったのが04:49に-20.0℃に低下し、そのまま継続している。その他の格納容器内温度計及びプラントパラメータに有意な変化は確認されていない。今後、原因調査等を行う。
1号機T/B地下たまり水移送、4月2日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、3月27日より継続中。

04:15頃、3号機T/B1階西側廊下エリアに設置した建屋内漏えい警報が発生。その後、現場で3号機廃棄物処理建屋中央操作室の天井部から流れ込んだ雨水(指3本程度の流れ)が3号機T/B1階西側廊下エリアに流入して、当該漏えい検出器が動作させていることを確認。漏えい水の分析結果は134Csが8,100、137Csが22,000、全βが29,000、全放射能が31,000[Bq/L]。00:00-04:00の構内の降雨量は約36mm(04:00-05:00には約23mm)でかなりの雨が降っており、当該の警報は雨水によるものと判断した。漏えい水の放射能濃度が高いのは、雨水が3号機T/B1階まで流れる間に、建屋内に付着した放射性物質を取り込んだものと推定。
3号機T/B地下たまり水移送、3月12日より継続中。
3号機R/Bたまり水水位、指示値が不安定なため定例の07:00のデータ採取が不能で欠測。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、3月6日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、3月14日より停止中。
水処理装置、SARRY、3月14日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を実施中。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。
B系:2013年6月13日に開始。
C系:2013年9月27日に開始。
3月18日のB系出口水放射能濃度上昇でA-C系すべて18日に停止。A、C系は25日に運転再開していたが、系統水の白濁が確認されたA系は27日に循環待機運転へ移行している。
サイトバンカ建屋からプロセス主建屋へのたまり水移送を10:15-18:10に実施

05:30頃、降雨により、No.1ろ過水タンク堰内にたまった雨水が堰から溢水したことを確認。堰内たまり水をノッチタンク(3基)に移送していたが、降雨量が多く溢水してしまった。その後、当該たまり水を吸引車により4,000m3ノッチタンク群へ移送を開始し、08:25に溢水が停止し たことを確認。
移送を実施していたノッチタンクの内、No.2ノッチタンクの水は排出基準を満たしており、09:01-10:05に排水を実施。No.1とNo.3ノッチタンクの水は排出基準以上だったので、吸引車により4000m3ノッチタンク群へ移送した。
各ノッチタンク内の水の分析結果は以下のとおり(90Srは簡易測定):
No.1:134Cs 39、137Cs 25、90Sr 10[Bq/L]
No.2:134Cs ND(<18)、137Cs ND(<12)、90Sr ND(<2.2)[Bq/L]
No.3:134Cs 30、137Cs ND(<12)、90Sr 3[Bq/L]
(排出基準:134Cs <30、137Cs<25、90Sr <10[Bq/L]など)
あふれた水は、A排水路につながる側溝に流れた可能性があるため、側溝出口(A排水路入口)の水を採取・分析。結果は排水基準未満だった(134Cs ND(<13)、137Cs 20[Bq/L])。
No.1ろ過水タンクは溶接式タンクで、2013年4月25-29日に地下貯水槽No.1から移送した濃縮塩水を貯留している。タンク内の水位は59.2%でこの数日は変動がないことを確認しており、貯留水の漏えいはないと判断している。
福島第一原子力発電所ろ過水タンク堰からの溢水の発生について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所ろ過水タンク堰からの溢水の発生について(続報)(報道関係各位一斉メール)
2013年4月に地下貯水槽からの漏えいが発覚して、地下貯水槽に貯留していた濃縮塩水を移送した先のひとつがNo.1ろ過水タンクであり、4600m3の濃縮塩水を移送している(2013年4月25日の資料)。ろ過水タンクに濃縮塩水を貯めるにあたり、タンクの点検および健全性評価、補修、基礎の防水処置、堰の設置、等をおこなっている(2013年4月19日資料12頁以降)。なお、実施計画には、ろ過水タンクの濃縮塩水は1年以内を目途に別のタンクへ移送する旨が記載されている(II 特定原子力施設の設計,設備/2.5 汚染水処理設備等、Ⅱ-2-5-8頁)が、H26年内は貯留を継続する模様(1月20日の第5回廃炉・汚染水対策現地調整会議の資料18頁参照)。

07:00頃、G5タンクエリア堰内にたまった雨水が外周堰コンクリート基礎堰工事中の型枠下部からしみ出していることをパトロールが発見。
11日訂正。
福島第一原子力発電所構内タンクエリア配置図(G5タンクエリア)(PDF 716KB)
降雨の影響により当該タンクエリア堰内水位が上昇し、内側仮堰(高さ約25cm)からオーバーフローし、現在施工中の外周堰本堰(コンクリート基礎堰)(高さ約1m)型枠下部から水がしみ出たもの。当該個所に土嚢を設置した。付近に側溝などはない。
堰内水の分析結果は以下のとおり:134Cs ND(<12)、137Cs ND(<17)、90Sr ND(<2.2)[Bq/L]
分析結果より、堰内水は雨水であると判断している。
なお、G5タンクエリア内には多核種除去設備ALPSで処理した水を貯蔵しているが、水位については有意な変動は確認されていない。
福島第一原子力発電所 G5タンクエリア外側堰(工事中)からの雨水の漏えいについて<発見時間について訂正>(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 G5タンクエリア外側堰(工事中)からの雨水の漏えいについて(続報)(報道関係各位一斉メール)
タンクエリア堰については、例えば3月31日の第19回特定原子力施設監視・評価検討会の資料(規制委のサイトより)11ページ以降を参照。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
今日00:00までの1-2号機取水口間に設置の集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約9,588m3
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.05MB)
モニタリングまとめグラフ、地下水位の状況、地盤改良工事進捗。過去のモニタリングデータはCVSファイルとして福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果のページにある。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 298KB)

モニタリングポスト(MP)No.8で04:46に本設備の機器故障が発生、無線式の代替測定器で測定を継続していたが、06:03にこの無線式代替測定器が故障し、06:10-06:50に欠測。07:00から人が装置を持ち込んで測定を再開。再開後の線量当量率は2.5μSv/hで、欠測する前の測定値と同じであった。欠測時間における他のMPおよびプラントパラメータに異常なし。MP No.8の本設備の故障はその後正常に復旧し、08:10より本設備による測定を再開。


その他


タンク増設計画を規制委に提出。半年に1回提出するもので、前回は11月1日に提出(内容については10月31日を参照)
福島第一原子力発電所1~4号機における滞留水貯留タンク増設計画の原子力規制委員会への報告について(平成26年3月時点)(プレスリリース)
H26年度中に総貯蔵量を約80m3に増設(前回報告より前倒した。前倒しの具体的な内容は1月20日と2月19日の廃炉・汚染水対策現地調整会議で報告されたものみたい)。また、H26年度末までに濃縮塩水を多核種除去設備ALPSで浄化処理する事を目指し、これを全量新設タンクに受入れられるようタンクの新設およびリプレースを加速する。大雑把に言って、2日に1基のタンクができるペース(溶接型タンクが完成するまでに要する期間は約2ヶ月)で増設する。
地下水バイパス、サブドレンくみ上げ、堰内雨水の排水、地下水ドレン(海側遮水壁陸側の地下水)の排水について実施の有無を振って4つのケースでタンクシミュレーションをおこなった(いずれのケースも高温焼却炉建屋止水(今年4月以降)と陸側遮水壁設置(来年9月以降)による建屋への流入量低下を織り込んでいる)。いずれのケースでも合計保有水量に対してタンク容量は充足する。ケース3(地下水バイパス未実施、サブドレン未実施、雨水排水、地下水ドレン貯水)と4(地下水バイパス実施、サブドレンくみ上げ、雨水貯水、地下水ドレン貯水)では、多核種除去設備ALPSでの濃縮塩水処理がH26年度内に終わらず、ALPS処理水用タンクが間に合わない時期がある。

廃炉推進カンパニー発足にあたって会見を実施。
福島第一廃炉推進カンパニーについて(PDF 173KB)
単純なトラブルが多く発生している原因について増田カンパニープレジデントが質問に答えて。ニコ生54:23以降
「単純な理由でトラブルが起こってるというところは、本当に申し訳ないですけれども、こうしたあと、原因を見てみると、そうしたところは多々あると思っています。その理由は、というところなんですが、これが通常の発電所ではないというみんなの意識が足りないんじゃないかと思っているところです。
まず、今までの発電所でしたら、例えば、水をどこからかどこかに移送すると言ったら、それにふさわしいバルブとかポンプとか配管があって、タンクのほうでも、今まで過去にいろんな不具合を経験したのがあればですね、水があふれないような仕組みを作るとか、あふれても大丈夫なような仕組みを作るとか、何重にも何重にも、環境に水が出るまでの間、あるいは人が被害を受けるまでの間に防御するべきものが入っていたというふうに作ってありました。それが、いまの福島第一の現場では、仮設のタンクと仮設のホースと仮設のポンプというようなもので運用されてるわけです。それが1つ壊れてしまったら、すぐに水が外に出てしまうようなおそれもあるわけです。そういった状況で仕事をしてるんだという認識がまずないといけないと思ってます。そこの頭の中に、タンクからタンクへ水を移送しますと言った瞬間に、昔の発電所でやってたのと同じような意識で仕事をしてしまうと、被曝をしてしまったりあるいは水を漏らしてしまったりというところにつながっていって、それは原因をたどってみると「こんなふうになっていると思っていませんでした」というような回答が原因として出てきてしまう。そうするとみなさんから見ると「なんだこんな単純なこと」というふうにお感じになると思います。やはりそういった意識をしっかりと変えていく。あるいは基礎的な基本動作というのは実はおんなじはずなんですけれど、福島第一の今のところで行う基本動作と昔の発電所で行った基本動作、同じと言えども意識が違うとやはり違ったものになってしまうと思います。そこをみんなの意識をしっかりと「今の福島第一は発電所じゃないんだよ」という言葉でみんなに浸透させていきたいというふうに考えているということでございます。」
増田さんは発災時に2Fの所長だった人。上記の他に「自分は技術屋だが、カンパニープレジデントとして正確性を犠牲にしても迅速で分かりやすい広報を心がけたい。現場と社会の間の通訳となりたい。」「作業者にはなるべく長く1Fに勤めていただく事で、スキルアップし、意識改革を行ってもらいたい。そのために、職場環境の改善を重要課題と考えている。」というような事も言っていた。

今後の本店での会見について。現場からの情報発信を強化するために、去年度は汚染水・タンク対策本部会見として月1でJビレッジでの会見をしていた。今後は、廃炉推進カンパニーの方針としてできるだけ現場近くから一元的に情報発信するために、準備が整う7月より現地会見を週1で行いたい。それまでは、今まで通り本店で週3回の会見をおこない、そのうち月2回程度を現地会見とする。7月からは会見を週2回(月・木)とし、1回を現地会見、1回を本店での会見とする予定。なお、福島の県政記者クラブでやっているレク、会見は従来どおり。

3月25日に福島県漁連より示された要望書に対して今日、回答した。
福島第一原子力発電所の地下水バイパス水に関する要望書への回答について(お知らせ)


ニコ生
【4月4日】東京電力 記者会見
東京電力 福島第一廃炉推進カンパニー発足会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.4.4(水)17時30分 ~

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