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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2015年4月9日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 149KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、8日より停止中。
1号機T/B地下所内ボイラー室のたまり水の件(5日参照)。サブドレンN1水位が所内ボイラー室たまり水水位より低くなったことを昨日7日18:14に確認。その時点では、所内ボイラー室は他の区画との連通性がないことから、実施計画 III 特定原子力施設の保安 第1編第26条「建屋に貯留する滞留水」に該当する建屋には含まれないと考えていた。その後、総括的に検討を重ねた結果、所内ボイラー室についてもT/Bの一部であることから、上記の「建屋に貯留する滞留水」に該当する建屋に含まれるものと判断。このため、実施計画第1編第 26 条「建屋に貯留する滞留水」の表26-2で定める1号炉タービン建屋の滞留水水位の運転上の制限「各建屋近傍のサブドレン水の水位を超えないこと」を満足できていないと、今日9日01:10に判断した。判断時の水位は、所内ボイラー室たまり水がO.P. 4900mm(8日13:40測定)、サブドレンN1水位がO.P. 4885mm(9日00:35測定)。所内ボイラー室のたまり水水位は3月17日の測定値と同じなので外部への流出はないと考える。13:02より1号機T/Bへの移送を開始。サブドレンN1の水は採取して分析中。
建屋水位については、実施計画( III 特定原子力施設の保安 第1編第26条)に基づき、たまり水の密度(塩分濃度)を考慮して補正値を求めた。今日11:00時点での、所内ボイラー室たまり水水位は実測値がO.P. 4900mm、補正値がO.P. 4980mm(実測値はメジャーを使って実測。補正値は、たまり水が塩分を含まないとした場合の水位。サブドレン水はほとんど塩分を含まないので、建屋地下たまり水と建屋周辺地下水の間の水の流れを考える場合は、補正値とサブドレン水位を比較する。なお、サブドレンの水位は圧力式水位計で測定している)。1号機T/Bディーゼル発電機(B)室たまり水水位は実測値がO.P. 4650mm、補正値が4774mm。ディーゼル発電機(B)室近傍のサブドレンNo.1の水位は13:30でO.P. 4714mmであり、こちらも運転上の制限を満足しない。今後、ディーゼル発電機(B)室たまり水の移送をおこなうとともに、サブドレンNo.1の採水・分析を実施する。
福島第一原子力発電所1号機タービン建屋所内ボイラー室水位における運転上制限の逸脱について(報道関係各位一斉メール)

2号機格納容器温度計(TE-16-114B、実施計画関連温度計)の指示値が変動しており、状況確認を継続している。
温度に関するパラメータ(グラフ)2号機(PDF)
2号機海水配管トレンチ閉塞工事。7日までに立坑AとDで1サイクル目(2月9日参照)の充填が完了。充填状況、および、トンネルA・Cの連通量の改善状況を確認することを目的に、今日9日に揚水試験を実施。試験の結果については、取りまとまった段階で報告する。
2号機T/B地下たまり水移送、3月26日より継続していたが10:02に停止。

3号機T/B地下たまり水移送、8日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、2日より停止していたが10:00-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、8日より運転中。
水処理装置、SARRY、3月25日より運転していたが09:28に停止。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、2014年12月14日より運転中。
増設多核種除去設備のホット試験。A系で2014年9月17日より、B系で2014年9月27日より、C系で2014年10月9日より実施中。
高性能多核種除去設備のホット試験。2014年10月18日より実施中。

保管中のHIC上のたまり水(2日参照)の件。今日9日に26基のHICの現場確認を実施。ボックスカルバートAN6、AO7、AP6の中のHIC1基づつに上ブタの水たまりを確認。また、AO7の床面ゴムマット上にも水たまりを確認した。ボックスカルバート外への漏えいはない。
AJ8のHICは、8日に増設多核種除去設備建屋内のHIC保管エリアへ輸送し、今日9日に上ブタを解放して調査した結果、以下のことを確認:
・HIC内包水の液位はHIC上ブタ下面より低い位置にある
・HIC上ブタ内空間部には液体が溜まっている
・HIC上ブタ開放前に上ブタと本体のスキマにろ過水を注入したところ、ろ過水がHIC内に流入するした、等
引き続き、上ブタ解放調査を継続する。なお、このHICについては、輸送時の振動等の影響で状態が変化してしまったことも想定されるため、AJ5のHICについて第2保管施設でHIC上ブタ開放調査を実施することを計画している。
福島第一原子力発電所における高性能容器(HIC)ベント孔からの水の滴下について(続報2)(報道関係各位一斉メール)


その他


凍土遮水壁工事進捗(4週間工程表)。
福島第一原子力発電所陸側遮水壁凍結管設置作業の進捗状況について(PDF 87.9KB)

2号機格納容器温度計(SUPPLY AIR D/W COOLER HVH2-16E、TE-16-114K#1らしい)が大きく上昇していることについて質問に答えて)一つだけ高い温度をしてしているが、まわりにある他の温度計は20℃前後を示しており、故障ではないかと考えている。現在、点検・評価中であり、結果がでれば報告する。

実施計画の変更認可申請および変更認可申請(3月20日提出)の一部補正を規制委に提出。
「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の変更認可申請および変更認可申請の一部補正について(プレスリリース)
変更:2.6 滞留水を貯留している(滞留している場合を含む)建屋 (PDF 11.0MB)(通しで321頁、添付資料ー16「陸側遮水壁(山側ライン)における試験凍結の実施」の部分)
凍土遮水壁の山側の22カ所(322頁、図1。先行凍結を予定していた山側の複列施工個所26カ所とほぼ重なっている。先行凍結については3月25日の監視・評価検討会を参照)で試験凍結を実施する。測温管で計測される地中温度、ブラインの送り側温度と戻り側温度の変化傾向を確認して、ブライン循環設備の全体システムの状況、地下水流への影響、および、特殊環境の影響(複列施工個所、試験凍結個所が近接する場所)を評価する。試験期間は数週間を予定。試験個所の閉合を確認するものではない(山側の閉合を開始するものではない。試験個所は飛び飛びに設定してあり、壁を作る状況ではない)。
先月の特定原子力施設監視・評価検討会(3月25日参照)で、凍土遮水壁の性能を確認するための試験凍結を実施したらどうか、という意見を受けて申請した。認可が下りれば、試験凍結を開始する。その後、さらに凍土遮水壁本体(山側)の認可が下りれば、そのまま閉合開始へと移行することもありうる。
補正:凍土遮水壁の山側の貫通施工について、規制庁との面談でのコメントの反映など。
凍土遮水壁については、規制委の監視・評価検討会でこのところ、ちっともまとまった話し合いの対象としてもらえないような状況が続いている。当初、凍結開始は3月末までにと言う話だったのが、1月の死亡災害を受けた安全点検により予定が遅れ、4月に山側の複列施工個所の先行凍結開始という話になっていた(3月16日参照)が、凍土遮水壁自体の実施計画の認可がまだ下りていない。という状況での、試験凍結の申請。

今日、廃炉・汚染水対策福島評議会(第7回)が実施された。ここで、ロードマップの改定案が原子力損害賠償・廃炉等支援機構から示され、「重点的に取り組む3つの燃料デブリ取り出し工法」として冠水工法のほかに気中-上アクセス工法と気中-横アクセス工法が提案された。
資料5-1(1) 東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン2015~2015年中長期ロードマップの改訂に向けて~(案)(PDF形式:898KB)
なんかもう、会議大杉だろ。フォローしきれんわ。
中長期ロードマップは2011年12月21日に決定され、政府・東京電力中長期対策会議(運営会議)、廃炉対策推進会議(事務局会議)、廃炉・汚染水対策チーム会合(事務局会議)と担当する会議も変遷してきたのだけれど、廃炉事業の元締めが原子力損害賠償・廃炉等支援機構になって、地元重視ということもあり、ロードマップ改定について最初に報告する場として廃炉・汚染水対策福島評議会(廃炉・汚染水対策チーム事務局長(経済産業副 大臣)が議長)が選ばれたんだろうか。


ニコ生
【4月9日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2015.4.9(木)17時30分 ~

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