今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況について(日報)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点
地下水バイパス、10:10に一時貯留タンクGr1から排水を開始。
(以下、14日の日報より)17:20に排水を停止。排水量は1808m3。
サブドレン他水処理施設、10:44-14:14に一時貯水タンクKから排水を実施。排水量は519m3。
その他
昨日のC西タンクエリアからの堰内雨水移送中の漏えいの件。漏えい水のサンプリング結果は、134CsがND(<2.7Bq/L)、137Csが24Bq/L、全βが44Bq/L、トリチウムがND(<86Bq/L)。漏えい量は最大500L(C西エリアの堰の形状から推定)。
昨日、「H4南タンクエリアとH6タンクエリアの間のタンク堰内にたまった雨水」としたのは、「C西タンクエリア堰内にたまった雨水を移送中にH4南タンクエリアとH6タンクエリアの間で漏えい」の誤りだったので訂正。
建屋たまり水水位低下、1、2号機間および3、4号機間の連通部切離しを達成。
【汚染水対策】建屋滞留水処理の進捗状況(PDF 100KB)
中長期ロードマップの2020年たまり水処理完了に向けて、建屋たまり水水位を下げてきている。
1号機と2号機の間の連通部(1号機Rw/Bと2号機Rw/Bの間。T.P. -36mm)に対し、1号機側(R/B)と2号機側(Rw/B)のたまり水水位がT.P. 約-100mm となり、安定的に水位を制御できていることを確認したことから、今日13日に、1、2号機間の連通部について切離しを達成したと判断した(なお、連通部に面している1号機Rw/Bの床面レベルは連通部と同じT.P. -36mmだが、この床面は露出せず残水を確認している)。
3、4号機間の連通部切離しは2017年12月の水位低下時に達成しており(2月1日のロードマップ進捗「2-4号機T/B中間地下階露出」参照)、これをもって、中長期ロードマップの2018年内の目標「1、2号機間および3、4号機間の滞留水連通部の切り離し」(2017年9月26日参照)を達成した。
1号機R/Bガレキ撤去作業、Xブレース撤去のモックアップ。
(05:58)福島第一原子力発電所1号機原子炉建屋ガレキ撤去および使用済燃料プールの保護等に向けたXブレース撤去のモックアップの様子(動画)
ガレキ撤去作業に際して使用済燃料プールの養生をおこなうのに必要なアクセスルートを確保するため、Xブレースの撤去をおこなう(作業内容については3月1日参照)。
セーバーソーでXブレースの3カ所を切断したのち、把持装置でXブレースを把持。最後の1カ所をバンドソーで切断(ここだけはボルト等があり切断部の厚みがあるので、バンドソーを使う)の後、把持装置ごとクレーンで吊り上げて切り出したXブレースを撤去する。作業は全て、遠隔操作でおこなう。装置に付いているカメラで状況を確認しながら作業していくが、状況をよりよく把握するためにPackBotを補助的に使用する。Xブレースの鉄骨1カ所の切断には約1時間(ダスト発生を抑制するためにゆっくりと切る)、Xブレース1カ所の撤去に1週間くらいかかる見込み。全部で4カ所のXブレースを撤去予定。
01:30- セーバーソーによる切断。
03:59- バンドソーによる切断。
05:45- 吊り上げるクレーン。
02:15- 遠隔操作室。
2号機R/Bオペフロ残置物移動・片付け作業の状況。
福島第一原子力発電所2号機原子炉建屋オペレーティングフロア内 残置物移動・片付作業の状況(Warriorの移動)について(PDF 146KB)
8発23日より作業を実施中。今月9月10日に、BROKK400DによるWarriorの移動作業が完了(今後の作業に干渉しないようにオペフロ内南西側に仮置きした。資料に写真あり)。引き続き、Wariorrのあった場所の周辺のフェンスの片付作業を実施中。
片付けた残置物はオペフロに持ち込んでいるコンテナに収容している。コンテナの大きさは1700mm×900mm×1000mm。4日の時点でコンテナ2個分を収容。コンテナは10個を用意している。8月23日の資料にコンテナの写真がある。
R/B以外の建屋開口部でのダストサンプリング結果。
建屋開口部における空気中放射性物質の核種分析結果(PDF)
共用プール建屋で8月7-9日、20-25日、27-9月1日に実施。
地下水バイパス一時貯留タンクの貯留水の評価結果。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(PDF 77.9KB)
2015年11月12-16日と2018年8月2日-9月6日採取分のデータで評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について(その2)(PDF 77.2KB)
10日のデータを追加して評価を実施。結果は、運用目標を超えず。
揚水井No.10でトリチウム濃度が運用目標をこえているため実施中。
(以下、9月22日追記。ニコ生9月18日07:12以降)実施計画の変更認可申請を規制委に提出。
福島第一原子力発電所 特定原子力施設に係る実施計画 変更認可申請書(PDF)
変更:1号機廃棄物処理建屋における滞留水の扱いに関する変更。13日に1、2号機間の建屋たまり水連通部の切離しを達成し、1号機廃棄物処理建屋(Rw/B)の床面が露出したが、建屋内の3カ所のピットには残水が残っている。これらのたまり水を建屋たまり水から除外する変更。実施計画で、サブドレン水位は建屋たまり水水位よりも高く維持することになっているので、残水を建屋たまり水から除外しないと、サブドレン水位をそれ以上に下げられなくなる。これを避けるための変更。
ニコ生
【2018年9月13日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
さかなのかげふみ(@Spia23Tc)/2018年09月13日 - Twilog
09/13のツイートまとめ - モブトエキストラ(左利きの空想記)
6日の地震がきっかけの北海道の大規模停電。1Fの事故以降、原発が次々と止まっていって送電量が余裕のない状態だったのが主要な原因だと考えていいんじゃないか。苫東厚真火力発電所の復旧に時間がかかるため、経産大臣が「2割の節電をお願いしたい」とかいってるんだけれど、こんな状態でこれから北海道は冬を迎えるわけで、どうなることやら。
泊原発は新規制基準適合審査が終わっていないからまだ再稼働してないのだけれど、原発の再稼働についてどこまで規制するか、というのは技術的というよりも政治的なものだと思うので、泊原発を動かすのも選択肢のひとつだと思う。
わしらこの寒冷地でずっと停電の恐怖抱えてきてたのや。今回たまたま派手に全戸停電なったけども原因はずっとそこにあったのじゃ。だけど見たろ、道議会議員はバカでおのれらの責任も放棄して北電に文句垂れる、国に物言って欲しい知事はなんもしない。— ladysmoker (@lady_smoker_) 2018年9月13日
原子力規制委員会を三条委員会にしてしまったことで、内閣の意向が通じず行政上の即応性をぶっちぎって無視する硬直した組織になってしまい、弾力的対応の全てを委員会独自の権限で突っぱねるようになってしまった。— 加藤AZUKI@「忌」怖い話Echo怪談 (@azukiglg) 2018年9月12日
その意味で、規制委員会は原子力行政に内閣以上の権限を振りかざしている(ヽ́ω`)
技術の規制は政治の問題である、ということがもっと広く理解されたらいいのになって思う。「われわれは泊原発を動かすかどうかを選択することができる」ということが広く知られたらいいのにな。
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