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2018年9月8日(土)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況について(日報)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

サブドレン他水処理施設、10:08-13:31に一時貯水タンクEから排水を実施。排水量は501m3


その他


地下水バイパス揚水井(奇数番+No.10)のサンプリング結果。6日採取分。
福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果(PDF)
No.10のトリチウムは1600Bq/L。
日採取分。東電、第三者機関のいずれの結果も運用目標をこえず。
福島第一 地下水バイパス揚水井 No.10 分析結果(PDF)(12日公開)

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクF(4日採取)と集水タンクNo.5(2日採取)の分析結果
サブドレン・地下水ドレン浄化水分析結果(PDF)
一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電が960Bq/L、第三者機関が1000Bq/L。明日9日に排水の予定。

サブドレン他水処理施設、6日排水時の開始サンプリング結果
福島第一 サブドレン・地下水ドレン浄化水排水に関するサンプリング結果(PDF)





6日未明に最大震度7の「北海道胆振東部地震」が発生。地震の影響で道内の消費電力の約半分を発電していた苫東厚真火力発電所が緊急停止し、需給バランスが崩れたことで北電管内全域の停電が発生(いわゆるブラックアウト)。その後、順次、送電は復旧してきているが、苫東厚真火力発電所の発電機に損傷が確認され、早期の復旧が難しくなったことで、安定的な送電ができるようになるまで、しばらく時間がかかりそうな状況。
こうなると、「泊原発が動いていれば」と思う人が当然にいる。そうすると「原発が動いていればもっとひどいことになったかも」という人も現れる。
また、道内全域で停電した影響で、泊原発の使用済燃料プールを冷却する外部電源が停止、すぐに非常用発電機が立ち上がって冷却を再開したのだけれど、「外部電源喪失・使用済燃料プール・冷却」というキーワードの組合せに反応した人も多かったようで、「やっぱり原発は怖い」と思った人も多数いた模様。
そういう中で、流れてきたツイート達。









科学の公衆理解」においては、「欠如モデル*」が社会科学者から批判されることがあるのだけれど、科学・技術の専門的な知識以前に、まずは事実関係を共有できなければその先の話に進めない。その事実関係の共有ですらこんなに難しいのに、一体どうすればいいんだろう。今回の北海道の地震に関連して、色々なツイートが流れていくけれど、どうしてこんなに話が通じないんだろう、という暗澹とする気持ちが、この7年間感じ続けた気持ちが、ぐっとよみがえってきて、なんだかつらい。

*たとえば、「欠如モデル」と「欠如モデル批判」についての覚書r_shinehaの日記)を参照。

8月末に開かれたALPS処理水の処分に関する公聴会では、地上のタンクで長期保管するのが良いという意見が複数あったのだけれど、その意見の中で、地上保管によるデメリットや予想されるリスクについてきちんと考えた意見はなかった。なぜ処分が必要なのかに対する反論もなかった。こういうところも、事実関係の共有ができてないのが理由なんだと思う。
いろんな価値観があっていいと思うし、原発を使わない道も、処理水を地上保管する道も、ないわけではないんだろう。だけれど、そうしたいからそうする、じゃ、あんまりだ。そうしたらどうなる、他の方法と比べてどこがよくて何を我慢する必要があるのか、そういうところを検討しなければ、現実的な話にならない。そういう話を聞きたい。


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