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2021年2月19日(金)

今日のお仕事




プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

3号機燃料取出し作業、14:22に81回目の共用プールへの移送作業(使用済燃料7体)を完了した。


その他


1、3号機格納容器水位が低下傾向にあることを確認した。
【時系列】昨日18日23時頃、運転日誌の定時データ採取において、1号機格納容器水位が「L3」から「L2」に低下したことを当直員が確認。今日19日にこれを所内で共有し、1号機格納容器の水位低下の可能性について、関係各所と協議ならびに評価を実施した結果、以下のことを確認した:
・1号機の格納容器温度の一部が15日以降、低下傾向にある。
・3号機の格納容器温度の一部が17日以降に低下傾向、および、原子炉格納容器水位が低下傾向にある。
これらを総合的に評価し、今日17時頃に1号機および3号機の格納容器水位が低下傾向にあるものと判断
【その他の状況】圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能(希ガスモニター含む)、敷地境界のモニタリングポストおよびダストモニター、構内ダストモニターに有意な変動は確認されていないことから、外部への影響はないものと判断している。
13日の地震後の点検において、原子炉注水設備のパラメータおよび目視点検においては異常は確認されておらず、原子炉注水は適切におこなわれている。格納容器水位低下の要因として、13日の地震による格納容器損傷部の状況変化も考えられることから、引き続き、パラメーターを注視して監視していく。
また、R/B地下たまり水水位については現状で有意な変動は確認されていないが、パラメータの詳細評価および監視をおこなう。
【以下、詳細】18日21時に1号機格納容器水位がL3からL2に低下していた(4頁にグラフ。水位計の設置高さは5頁図を参照。水位計は接点式(水没により動作する)で、連続して水位を計測するものではない)。1号機格納容器温度計TE-1625T3(5頁のT3温度計)は15日5時頃より1度ほど低下(3頁にグラフ。温度計設置高さは5頁図を参照)。水位低下により温度計が気相に露出したため温度が低下した(気相部の方が水中より温度が低い)と考える。
3号機では、格納容器温度計TE-16-003が17日より2.5度ほど低下(6頁にグラフ)。この温度計と同じ高さに設置してある水位計(接点式。設置高さは8頁図を参照)は現時点で水中にあることを示している(7頁図)が、温度計の指示値が低下していることから、すでに水位はこの高さよりも低くなっていると考えている(水位計はまだ濡れた状態を保っているのかもしれない)。3号機では、S/CとD/Wの圧力差から格納容器水位の評価をおこなっている(7頁グラフ)が、これによれば、14日より水位低下が始まっている(この推定は評価値を元にしているので、参考扱い)。
1号機の格納容器水位は、通常、格納容器底部から約1.9mで、これが40-70cm程度低下していると考える。去年2020年11月に実施した炉注水停止試験では、水位計L1と温度計T1の間の高さまで水位が低下したが、現状ではまだそこまでは下がっていない。
3号機の格納容器水位は、通常、格納容器底部から約6.3mで、これが30cm程度低下したと考える。これは、去年2020年2月に実施した炉注水停止試験(燃料デブリ冷却状況の確認試験)で経験した最低水位(8頁図の③と②の間)と同程度(2020年2月28日参照)
1号機、3号機ともに、水位低下のスピードは数cm/日程度とゆっくりしたものであることから、13日の地震により格納容器損傷部の状況が変化し、原子炉注水と格納容器損傷部からの漏えいのバランスが変化して水位低下が起きている可能性があると考える。今後、格納容器の水位低下が続く場合は、格納容器底部にたまっている燃料デブリが水面上に露出する可能性もあるので、水位を維持するために状況を見ながら炉注水量を増やす等の対応をとる。
これまで漏えいが確認されている格納容器損傷部は、1号機は真空破壊ラインベローズ(2014年5月27日参照)、3号機は主蒸気配管ベローズ(2014年5月15日参照)
なお、2号機はもともと格納容器水位がほとんどないので、水位低下の恐れはないが、プラントパラメータ等について監視していく。
R/B地下たまり水水位は、一定になるように移送ポンプで排水して制御しているため、今回の格納容器水位低下(=格納容器からR/Bへの漏えい量が増加している)による影響は今のところはないが、移送量などのパラメータの変化を評価し、監視していく。今後、炉注水量を増やす可能性があるが、炉注水は循環させるので、これにより汚染水発生量が増加することはない。
今回確認された温度計指示値の変化や、3号機の格納容器圧力の変化は、いずれも通常に観測される範囲内であり、1号機格納容器水位計の変化により格納容器水位低下の可能性が明らかになるまでは有意な変動と考えていなかった。

水処理設備内の処理水分析結果。採取箇所は2011年11月18日の資料を参照。

1、3号機格納容器水位低下(上記参照)に関する会見を18:20よりおこなう。1F会場(1F新事務本館1階ビジタールーム)から、福島市会場と東京会場をつないで実施する。


KKで核物質防護設備の故障が放置されていたと報道された件、および、2Fで入構用のIDカード(無効化済)を紛失した件。



動画

文字起こし、実況など



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