リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年8月29日(木)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 166KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1-3号機原子炉注水系へのヒドラジン注入を今日より開始。窒素ガスバブリングに追加して溶存酸素低減のため。

1号機T/B地下たまり水移送、26日から停止中。

24日の2号機格納容器圧力低下と格納容器ガス管理システムの排気流量減少の件。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv150595734#55:33その後、格納容器圧力は上昇傾向となり、格納容器ガス管理システムの排気流量は安定。格納容器の圧力低下の原因は、夏場の外気温や注水温度の上昇等により、格納容器の圧力が高まったことで、原子炉格納容器ガ ス管理システムのドレン排水ラインに設置されたUシールの封水が押し出され、封水切れとなったことによるものと判断。左写真の赤矢印で示したのがドレンラインのUシール。
格納容器内圧力の上昇によるUシールの封水切れを防止する ため、10:33-11:07に格納容器ガス管理システムの排気流量を約14m3/hから約19m3/hに調整。さらに、今後、格納容器内圧力が10kPa(gage)を超過する時には、当該Uシールラインドレン弁を閉止する運用とする予定。
なお、今回の格納容器圧力低下にともない放出された気体の放射能量は、約2×104Bqと評価。この量は今年6月に2号機R/Bからの放出された放射能量(約1.6×107Bq)の0.1%程度であることから、環境への影響は小さいと評価している。
2号機T/B地下たまり水移送、27日から継続中。

3号機R/B上部ガレキ撤去作業、飛散防止剤を散布したうえで13:15-14:03に一時的に実施し、この間に3号機R/B上部のダストを採取。なお、作業後においても飛散防止剤を散布。12、19日に免震重要棟前でダスト濃度が上昇した件に関連して(下記のロードマップ進捗の項を参照)。
3号機T/B地下たまり水移送、24日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日に続き10:10-15:00に実施。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7月17日から停止中。
水処理装置、SARRY、1日から運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系は3月30日より実施していたがバッチ処理タンクからの漏えいで6月16日に停止し、現在、補修作業中。B系は6月13日より実施していたが、A系と同様の補修作業を実施するため8日に停止。

19日に確認されたH4エリアタンクからの漏えいの件。
H4エリアIIグループNo.3タンクからH4エリアBグループ No.10タンクへの移送(24日参照)を10:30に開始。
台風15号の接近により、ドレン弁を閉止したコンクリ堰の中に雨水がたまることが予想され、たまった雨水の移送先としてH4エリアBグループ No.10タンクを使用する可能性があるため、上記の移送を16:50に停止した。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報14)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れについて(続報15)(報道関係各位一斉メール)

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.1、No.2のドレン孔水をくみ上げてそれぞれの貯水槽へ還流。
地下貯水槽No.4の浮き上がりへの対策として、砕石盛土を今日より開始。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日16:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約1021m3
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 19.0KB)

昨日28日の作業者の身体汚染の件。今日、WBCを受検し、内部取込みの無いことを確認した。


その他


今日、廃炉対策推進会議第7回事務局会議があり、中長期ロードマップの進捗について報告した。
【資料1】プラントの状況(1.75MB)
3号機オペフロの湯気発生(5頁)。これまでのまとめ。ガレキのため各種測定も限られている。ガレキ撤去、線量低減の上、さらに測定をおこない評価の妥当性を検討する。シールドプラグ寸法、サーモグラフィ調査・線量調査の詳細、その他各種データ(ダスト、気象、PCV・RPV温度、ガス管理システムパラメータなど)あり。
【資料2】中長期ロードマップ進捗状況(概要版)(2.36MB)
熱中症発生件数(4頁)。28日までに6名、熱中症疑いを含めると12名(去年は8月末で7名と24名)。
【資料3】個別の計画毎の進捗状況(9.79MB)
2号機格納容器内たまり水採取(通し番号で3頁)。7日に採取。たまり水水位は前回(2012年3月26日)と変わらず、PCV底面から約600mm。水面下約100mmから約800ccを採取。濁りは無く透明。pH 7.4、導電率25μS/cm、塩素濃度2.9ppmで、腐食性は低い。131IはND、134Csは2.14×103Bq/cm3137Csは4.38×103Bq/cm3、トリチウムは6.77×102Bq/cm3、α放射能濃度はND。
多核種除去設備ALPSバッチ処理タンク漏えい以降の対応(10頁)。これまでの追加調査から、吸着材4(Ag添着活性炭)に腐食を発生・促進する要因がある、アルカリ環境下ではステンレス鋼の腐食が抑制される、点検口フランジ部はよどみ状態となっており局部腐食が発生しやすい、以上の要因が重複して腐食発生・促進したと推測。対策として、液性が中性の場所では吸着材4を入れた吸着塔をバイパスする、吸着材4に期待した吸着性能を確保するために吸着塔の構成を変更する、腐食が想定されるフランジ部に犠牲電極を設置する、次亜塩素酸注入を取りやめる、など。ゴムライニングの詳細(23頁)。
H4タンクエリアにおける漏えい(24頁)。経産大臣からの5つの指示に対する対応状況のまとめ(73頁)。
1-2号機取水口間における対策(74頁)
建屋への地下水流入個所調査状況(79頁)。建屋につながるトレンチやダクトを通じて建屋に地下水が流入している。これまで、直接、目視確認できるところは調査・止水工事を実施してきた(たとえば、3号機起動用変圧器ケーブルダクト(2012年12月4日に止水完了。2012年12月5日参照)や共用プールダクト(2013年3月8日に止水完了。いつの間に)など)。目視確認できないところは床ボーリングや流入音等により調査をしている。1号機コントロールケーブルダクトから1号機T/Bへの流れ込みを調べるために、T/B1階床にボーリング口を設置しカメラを入れて確認する(30、31日に確認予定)。HTI(高温焼却炉建屋)連絡ダクトからHTI建屋への流入を調べるために、HTI建屋地下1階床にボーリング口を設置、吹き流し付きの水中カメラをたまり水の中に入れて流れの有無を確認(30、31日に確認予定)。HTI連絡ダクトへの地下水流れ込み個所を絞り込むために、ダクトの周辺地盤に穴を開けてセンサーを挿入し地下水の流向・流速を測定する(9月中旬に流入の有無を確認予定)。
地下水バイパス一時貯留タンクの水質確認(82頁)。A系の一時貯留タンク(Gr-A-1)のSrの分析値、B系(Gr-B-1)とC系(Gr-C-1)の第3者機関の分析結果など。
今月の追加的放出放射能量評価(108頁)。前月と変わりなく0.1億Bq/h(1号機0.002億Bq/h、2号機0.0004億Bq/h、3号機0.03億Bq/h)。これによる敷地境界における被ばく線量は0.03mSv/yearと評価。3号機が先月より高くなっているのは、R/B上部ガレキ撤去作業の影響で高いダスト濃度を観測したため(下の免震重要棟前ダスト濃度上昇の項を参照)。
免震重要棟前ダスト濃度上昇および身体汚染者発生に関する調査状況(113頁)。ミスト発生装置の汚染、近傍作業によるダストの飛散、近くの駐車場および駐車車両からのダスト飛散、免震重要棟屋上のダスト飛散などは、その後の調査で可能性を除外。工事等の作業によるダスト飛散を考え、12、19日の風上での作業から「3号機R/B上部ガレキ撤去作業」を抽出(12日に天井クレーンガーターを切断・撤去、19日にクレーンガーターがあった場所の周辺のガレキ集積・撤去)。オペフロ上のクレーンガーターを撤去したあたりで22日にダストサンプリングを実施したところ、いつもより高めの値が出たことから、当該作業が原因である可能性を考えている(クレーンガーターの下に堆積していたダストが大気に曝露されて飛散するようになった)。対策として、ガレキ撤去前におこなっていた飛散防止剤散布を撤去後にもおこない、加えて、作業の前後にクレーンガーターのあった場所にもおこなう(126頁)。また、免震重要棟前のバス待合所にカバートンネルを設置(124頁)。クレーンガーターのあった場所に飛散防止剤を散布してから再度ダストサンプリングをおこない、その結果によって、マスク着用の省略が停止されているエリアでDS2マスク(捕集効率95%以上の使い捨てマスク)使用可の運用開始を検討している。
3号機R/B上部ガレキ撤去作業(137頁)
4号機R/Bカバーリング工事(138頁)
使用済燃料の保管状況(139頁)。キャスク仮保管設備は使用済燃料704体(キャスク17基)を保管。共用プールの保管率は88.9%。
1号機R/B5階調査のための予備調査の結果(140頁)(7日参照)8日に実施した。作業者11名、作業時間10:25-10:55、計画線量5mSv、最大被ばく線量2.8mSv。スキマーサージタンク室前まではアクセス可能だったが、スキマーサージタンク室の扉が数cmしか開かなかった。中の線量は32mSv/hで作業は不可。あらためてR/B5階の調査方法を検討する。スキマーサージタンク室前等の写真あり。
4号機原子炉ウェル・圧力容器・使用済燃料プール内のガレキ撤去および炉内機器の移動作業開始(151頁)。ガレキ回収作業の写真あり。
1、2号機トーラス室滞留水および堆積物の分析結果(181頁)。1、2号機のR/B1階床に穴を開けてトーラス室のたまり水と堆積物を採取していた(1号機2月22日、2号機4月12日)。)たまり水分析の結果、137Cs、塩素濃度は経時的に減少。pHは2号機7.4に対して1号機は9.2-9.3。塩素濃度、pHから著しい腐食環境にはない。堆積物については、燃料デブリ拡散の有無を見るため241Am(241Puの娘核種)と144Ce(核分裂生成物として代表的なランタニド)の定性分析を実施、いずれの資料からも241Amは検出されず144Ceは検出された。
2号機格納容器内部再調査(204頁)。CRD交換レール、ペデスタル入口の写真と、参考として5号機の当該部写真あり。
ガレキ・伐採木の管理状況(215頁)
伐採木保管槽の温度傾向(216頁)。夏期(6-9月)なので、監視強化中。

2号機格納容器内部の再調査(7月25日のロードマップ進捗の項参照)の際の動画(全編版)を公開。容量が大きいので公開は9月5日まで。
【参考】福島第一原子力発電所2号機 原子炉格納容器 滞留水採水作業動画(1:42:00)(動画、8月7日のたまり水採取)
【全編版1/3】(1:33:25)(動画、8月12日の内部調査)
【全編版2/3】(1:39:01)(動画、同上)
【全編版3/3】(10:15)(動画、同上)
【全編版】 (1:18:43)(動画、8月13日の常設監視計器の設置)


ニコ生
【8/29・17:30開始】東京電力「中長期ロードマップの進捗状況」に関する臨時記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.8.29(木)17時30分 ~

0 件のコメント:

コメントを投稿