リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年8月10日(土)

今日のお仕事


プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

1号機T/B地下たまり水移送、2日から停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、5日から継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、2日から継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日から停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、実施せず。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7月17日から停止中。
水処理装置、SARRY、1日から運転中。
14:22頃、「ブースターポンプ停止/漏えい検知」の警報が発生。当該ブースターは運転を継続。現場確認で、ブースターポンプ運転状態には異常なし。吸着塔エリアの漏えい検知機周辺に水たまりを確認。吸着塔および配管類に結露が見られ、水たまりの線量率はバックグラウンドと同レベルなので、水たまりは結露水であると判断。今後、拭き取り等をおこなう。SARRYの運転状態には異常なし。
福島第一原子力発電所第二セシウム吸着装置(サリー)の警報発生について (報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所第二セシウム吸着装置(サリー)の警報発生について(続報) (報道関係各位一斉メール)
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系は3月30日より実施していたがバッチ処理タンクからの漏えいで6月16日に停止し、現在、補修作業中。B系は6月13日より実施していたが、A系と同様の補修作業を実施するため8日に停止。

地下貯水槽からの漏えいの件。
No.1、No.2、No.3の漏えい検知孔水をくみ上げてノッチタンクへ移送。
No.1、No.2のドレン孔水をくみ上げてそれぞれの貯水槽へ還流。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
観測孔No.1-8(護岸の地盤改良エリアから山側へ2m、護岸から7m)の最初の地下水位の測定値はO.P.+2,800mm(基準標高確認中のため暫定値)だった。
福島第一原子力発電所における地下水観測孔No.1-8の地下水位測定結果について (報道関係各位一斉メール)


その他



福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ(8月10日 午後3時現在)(PDF、1Fプレスリリース)


おまけ


規制委がWGを立ち上げたり、政府が陸側遮水壁に予算をつけたり、護岸周辺の地下水汚染についてはいろんな人がいろんなことを言ってるので、この際、私も一言。
現有の設備で確実に効果の上がるものがあります。地下水バイパス。関係者がうんと言えば運用開始できるんだろうから、まずこれをなんとかしたらどうですかねぇ。規制委なら学術的な観点から運用の影響を評価して提示するとか、政府与党なら地元選出議員が関係者の説得にあたるとか、そんなんじゃダメなのかもしれないけれど何かやれることはあるんじゃないか。2年も先の陸側遮水壁の話なんてしてる暇があったら、地下水バイパスなんとかしましょうよ。
この先、汚染水対策としては海側遮水壁とかサブドレン復旧とか、地下水くみ上げ系のものが控えているわけで、一番きれいな地下水をくむ地下水バイパスすら動かせないんじゃ話にならないと思う。そういう意味でも、地下水バイパスはぜひともなんとか動かさないといけないんじゃないか。

今回の件の対応について、東電のやることはなんでも後手後手でもう任せておけない、という話をよく聞くけれど、本当にそうなんですかね。この原発の事故は人類史上初の出来事で、まだ誰も経験したことの無い事態なのだから、先々何が起きるかなんて本当のところは誰にも分からない。そういう状況の中で、できるだけトラブルの無いように当事者は知恵を絞って対応してるんだと思う。そして、実際にそういう手配が功を奏して避けられているトラブルがどれだけあったか。東電には任せられないと言う人はそれを知っているんだろうか。そういう避けられたトラブルは外からは見えにくいし、マスメディアも報じない。そもそもそういう成功例があるという可能性すら考えたことが無い人が多いんじゃないだろうか。
新しい問題が発生してすっかり影の薄くなった地下貯水槽の漏えいの件ですが、当時あんなに大騒ぎしてその後どうなったかフォローしてる人もどれだけいることか。地下貯水槽に貯めてあった汚染水はすべて地上のタンクに移送が完了、地下貯水槽の周辺土壌に汚染の確認されたNo.1と2のうち、No.2は汚染された領域の土壌の除去が完了、No.1も同様の処置をすることになっている。つまり、環境への漏えいの影響を防ぐことに成功しつつあると言えるんじゃないか。漏えいが起きたのは問題だったし、対応も後手後手だったかもしれないけれど、きちんとケツを拭けたのなら良かったんじゃないの。でも、こういうのは評価されないんだろうな。なんでなんだろう。
今回の護岸周辺地下水の汚染の件でも、地盤改良の上を地下水が乗り越えているかもしれないって話がとてもキャッチーだったみたいで、だから東電のやることはなっとらんとさんざ言われてたけど、地下水が護岸から海へ流れるルートを閉じたから越流が起きてるわけで、それがそんなにいやなら地盤改良しなければ良かったの?気になるところだけを取り上げて、それが全体にどう影響するかについては全然気にしない。まるで朝三暮四だよ。あれは可愛いお猿さんの話だとばかり思ってたけれど、本当に人間もするものなんだね。

というわけで、地下水バイパス、政府も規制委もマスメディアも国民もみんなで協力して動かせるようにしましょうよ。これ動かせないと、だれがやっても汚染水問題は解決していきませんよ。



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