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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2013年10月7日(月)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 29.8KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点 18時時点

09:47頃、共通電源設備において「母線電圧低」警報が発生し、所内共通電源設備M/C(3B)が停止していることを確認。
福島第一原子力発電所における所内共通電源設備(3B)停止について(PDF 216KB)
これにより、下記の設備が停止:
・1号機のCST炉注水ポンプ(B)
・1号機と2号機の格納容器ガス管理システム排気ファン(B)
・2号機R/B排気ファン(B)
1号機のCST炉注水ポンプ(B)が停止後、ただちにポンプ(A)が自動起動した。このため、一時的に注水量が約4.6m3/h→約0.6m3/h→約4.6m3/hと変動。10:25に運転上の制限の逸脱(1号機の必要注水量2.3m3/h)が確保できていない)と、同時刻に注水量がすでに回復して安定していることから運転上の制限からの逸脱解除を判断。その後、注水量は約4.6m3/hで安定している。
1、2号機の格納容器ガス管理システム排気ファン(B)が停止後、ただちにそれぞれの排気ファン(A)が自動起動。2号機R/B排気ファン(B)は14:13に再起動。
その他の影響と復旧状況はPDF資料3頁目。この停電によるモニタリングポスト指示値の有意な変動、けが人の発生はなし。
所内電源設備の定例巡視パトロール(週2回で全体を一巡する)は東電社員によっておこなわれており、その際に電源設備の各種パラメータ(電流、電圧)を確認する。今日実施したパトロールで、M/C(3B)の電流と電圧データを操作パネルで確認した後、退室時にパネル表示が消灯していないのに気付き、パネル下部にある「切」ボタンを押したがパネルが消灯せずに「『マスタ』ボタンを押せ」という内容が操作パネルに表示されたので、隣の「マスタ」ボタンを押した。この2つのボタン操作はM/C遮断器を開放する操作であり、これによりM/C(3B)が停止した(PDF資料8頁目に操作パネルの写真あり)。なお、操作パネルのパラメータ表示は自動的に消灯する設計であった(消灯のための操作は必要ない)。パトロールは2名でおこなっていたが、当該の操作はうち1名がおこなった。操作パネルには、当該のボタンが遮断器操作用である表記がなく、また、定例パトロールでの操作手順書がないため注意すべき事項が明文化されていなかった。
対策として、当該ボタンに遮断器操作用であることの注意表示をおこなう、さらに、当該ボタンにカバーを設置する(類似品も同様に)。また、パトロール時の操作手順を明文化し、一般汎用品等の操作訓練・研修の充実を図る。
福島第一原子力発電所における所内共通電源設備(3B)停止について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所における所内共通電源設備(3B)停止について(続報および訂正)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所における所内共通電源設備(3B)停止について(続報2)(報道関係各位一斉メール)

1号機T/B地下たまり水移送、9月30日より停止中。

2号機格納容器水素ガス濃度B系と希ガスモニターB系、上記の電源停止により10:00-18:00に欠測
2号機T/B地下たまり水移送、4日より停止中。

3号機T/B地下たまり水移送、4日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、9月19日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、7月17日より停止中。
水処理装置、SARRY、8月1日より運転中。
多核種除去設備ALPSのホット試験、A系は3月30日より実施していたがバッチ処理タンクからの漏えいで6月16日に停止し、現在、補修作業中。B系は6月13日より実施していたが、A系と同様の補修作業を実施するため8月8日に停止。再開の予定は、A系は10月中旬、B系は11月以降。
C系は防止対策を実施して9月27日よりホット試験を実施中
A系のホット試験再開に向けてA系の吸着材を交換する際に排出される廃液をC系のバッチ処理タンクで受入れるために、5日にRO濃縮水受入れ・処理を停止した(停止中は循環待機状態を維持。4日参照)。8日まで停止の予定。

H4エリアタンクからの漏えいの件(8月19日参照)
No.5タンクの側板1段目と底板の解体を実施した(側板は昨日6日、底板は今日7日)。詳細は後日。
福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 69.5KB)
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺)(PDF 55.2KB)

地下貯水槽からの漏えいの件。
浮き上がり対策の砕石盛土(8月21日参照)をNo.2では9月13日より(No.2は予防として)、No.3では9月17日より実施していたが、今日完了した。これによりNo.2-4の浮き上がり対策が完了して浮き上がりが解消したと判断しているが、引き続き、浮き上がりの原因となる地下水位の状況について監視していく。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(6月19日、7月22日参照)
今日16:00までの集水ピットおよびウェルポイントからの地下水移送量は約2,822m3
福島第一原子力発電所 護岸エリアの状況について(PDF 381KB)
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 227KB)

11:45頃、6号機R/B3階で制御棒駆動機構の系統圧抜き作業時に、排水ラインの排水ホースに傷があり床面に水が滴下していること確認。漏えい水の広がりは、約3cm×約5cm×深さ約1mm程度(約1.5cc)であり、堰内に留まっており、漏えいが停止していることを確認。当該滴下水を汚染測定したところ、バックグラウンドと同等であり、滴下水に汚染がないことを確認。当該の作業は、燃料移動の際におこなうことにしているもので、6号機での原子炉開放、燃料の使用済燃料プールへの移動の準備作業としておこなっていたもの。
福島第一原子力発電所 6号機原子炉建屋3階における水の滴下の確認について(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 6号機原子炉建屋3階における水の滴下の確認について(続報)(報道関係各位一斉メール)

頃11:10頃、3号機R/Bガレキ撤去作業に従事していた作業者が、ガレキ処理用ジブクレーン(600t)交換修理中に、クレーンと治具の間に右手人差し指を挟まれ負傷。入退域管理棟救急医療室にて医師の診察を受診。診断は右手人差し指末節開放骨折で、緊急搬送の必要があるとの判断で12:23に救急車を要請。12:54に急患移送車で発電所から富岡消防署(救急車待機場所)へ搬送し、救急車に乗り換えていわき市立磐城共立病院へ搬送。


その他


輸送貯蔵兼用キャスク3基を今日搬入する予定だったが、波が高く8日に変更。残り5基は11月上旬より適宜搬入する予定(4日参照)

1・2号機排気塔の部材損傷に対する耐震安全性評価
福島第一原子力発電所1・2号機排気筒の部材損傷に対する耐震安全性評価について(PDF 514KB)
望遠カメラで撮影した画像を分析した結果、鉄塔に5ヵ所の破断と3ヵ所の変形(いずれも地上から66m(O.P. +76m)付近の斜材接合部)を確認した。脚注部は鉄塔およびコンクリート基礎のいずれも異常なし。この結果を反映させて基準地震動Ss-1、Ss-2、Ss-3について地震応答解析を実施。結果は、損傷を考慮しても排気塔は健全であり、東北地方太平洋沖地震と同程度の地震が発生しても倒壊しないと思われる。落下物等に対する対策として、排気塔中心から23mを立入り規制エリアとする、エリア内のパトロール用通路および重要施設には落下物防護対策を実施、エリア内の作業は禁止し短時間の調査等は監視員を配置する、排気塔西側道路は車両は通行可(人は不可)、大物搬入口前道路の通行時は監視員を配置する。今後は、東北地方太平洋沖地震の地震動で解析評価を実施、部材損傷の原因検討を継続して進める、解体・補強等のために排気塔および周辺の線量測定を実施、解体・補強等にむけて工法や施行時期の検討を行う、など。

事故時の津波到達時刻の検討。今日あった、規制委の第4回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会で説明した資料。
(第4回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会説明資料)東京電力福島第一原子力発電所事故発電所敷地への津波の到達時刻について(PDF 2.12MB)
(第4回東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会説明資料)福島第一原子力発電所 津波到達時刻拡大写真(PDF 540KB)
初期微動到達時に波高計で観測された水圧波の出現する時刻と、地震計の初期微動の観測された時刻(地震計の時計は毎時校正される)を突き合わせて、波高計の内蔵時刻に大きなズレのないことを確認(4頁目)。波高計の記録から1Fに到達した津波の波形を見ると、第1波(O.P. +4mほど)がゆるやかに押し寄せて引いた後に、急激な水位上昇があって第2波(1段目、O.P. +4-5m)が到達。その後、さらに急激な水位上昇があり第2波(2段目、O.P. +7.5m以上。波高計の観測レンジは7.5mまで)が到達、15:36頃に不具合により波高計の観測値がゼロとなる(5頁目)。集中廃棄物処理施設から港湾などの様子を撮影した連続写真で、上記のような第1波、第2波(1段目)、第2波(2段目)の到達が確認できる(7-10頁目)。波高計の波形と写真の内容を突き合わせて撮影したカメラの内蔵時刻を補正(6分30秒進んでいたと評価)した(11頁目)。連続写真の中には10m盤への浸水の様子も撮影されており、これらのことから、発電所の各機器に影響を与えた津波の到達は15:36台であり、最大の津波(第2波2段目)は敷地全体に時間差なく到達したと結論(13頁目)。
プラントデータでは、時刻校正機能のあるもので津波到達時刻推定に有効な海水系ポンプ(1号機CCSW(格納容器冷却海水系)ポンプ、2号機RHSW(残留熱除去海水系)ポンプ、5号機RHRS(残留熱除去海水系)ポンプ)やD/G、非常用M/Cの機能喪失時刻を検討(19頁目)。海水系ポンプはおおむね15:36台に機能喪失しており、波高計と連続写真からの津波到達時刻と整合的。非常用電源設備が機能喪失した時刻には余震の発生はなく、津波到達時刻後に短時間に集中して機能喪失していることから、津波が原因で電源喪失したと考えられる(20頁目)。


ニコ生
【10/7・17:30開始】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2013.10.7(月)17時30分 ~


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