今日のお仕事
福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 145KB)
プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点
滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点
「格納容器水張りに向けた調査・補修(止水)技術の開発」で開発中のS/C上部調査装置の実証試験を1号機で実施中(19、27日参照)。今日、27日の残り(キャットウォークの南西側)の調査を実施した。
福島第一原子力発電所1号機S/C(圧力抑制室)上部調査結果について(西・南側外周)(PDF 943KB)
装置投入位置から反時計回りにキャットウォーク上を移動。ベント管X-5G(南南西)近傍でキャットウォーク上に保温板金(配管のまわりの保温材を保護する板金)が落下しており、調査装置では通行不能と判断して引き返した。この保温板金がどの配管のものかは不明だが、上部に配管があるのでそこから来たのではないかと思う。X-5G近くの周辺配管は他のエリアと比べて汚れており(資料3頁)、線量も高かった(2.4Sv/h)。漏えいは確認されず。
S/C上部調査は今日でおしまい。トーラス室壁面調査へ移る(19日参照)。
1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。
2号機T/B地下たまり水移送、昨日29日より継続中。
3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。
4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。
5号機原子炉を冷却している残留熱除去系原子炉停止時冷却モード(B系)を11:14-12:42に停止。原子炉保護系機器の電気品点検にともなう電源切替のため。冷却再開後の運転状態については異常なし。運転再開後の原子炉水温度は冷却停止時の28.3℃と同じ(運転上の制限値は100℃)。
6号機T/B地下たまり水移送、20日より停止していたが10:00-12:00に実施。
水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、ブースターポンプ交換のため26日より停止中。
多核種除去設備ALPSのホット試験。
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より停止中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、5月23日より運転中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より停止中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。
B系でのクロスフローフィルターのガスケット損傷による炭酸塩スラリー流出のため、A、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で同じ原因により処理運転を停止、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、再び同じ原因で処理運転を停止。対策を講じて5月23日にB系を起動。
焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)。
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水をプロセス主建屋へ26日より移送中(日中のみ実施、6月上旬までの予定)。工作建屋は16日に移送を完了。
T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)。
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)。
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 964KB)
モニタリングまとめグラフ、地下水位の状況、地盤改良工事進捗。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 471KB)
その他
地下水バイパス、一時貯留タンクGr2の分析結果が出た。
福島第一原子力発電所 地下水バイパス 一時貯留タンク分析結果(PDF 12.2KB)
当社および第三者機関の分析値は運用目標を下回った。来週6月2日の午前中にGr2を排水する予定。Gr2の貯留量は約1,370m3、排水量は890m3の見込み。
揚水井No.12の29日採取分の分析は、明日結果が出ると思う。第三者機関の分析結果は来週早々には出せるのではないか。これらの結果を踏まえて、今後の対応を検討する。
水処理設備内の処理水分析結果。採取個所は2011年11月18日の資料を参照。
水処理設備の放射能濃度測定結果(PDF 9.95KB)
凍土遮水壁の工事を6月2日より開始する。
凍土遮水壁の着工について(PDF 708KB)
今日の規制庁との面談で、工事の一部について開始の了解を得た(詳細については下記の規制庁の資料の議事要旨を参照)。
遮水壁は総延長約1,500m。設置する凍結管は1550本(1m間隔で設置)を予定。約30m削孔した後、セメントベントナイトで孔壁保護(ケーシングと掘った穴の隙間を埋める)およびケーシング底部を止水、凍結管を入れて(「建て込み」)、ブライン配管(冷媒を循環させる)を接続する(4頁)。凍結管は二重管で、
埋設貫通部(地下にトレンチ等の構造がある場所。削孔で構造を損傷すると汚染水が漏れる危険がある。また、構造を避けて凍結管を設置するために、通常の場所とは異なる扱いとなる)の施行は、実施計画の補正後となる。
ボーリングマシンの作業は1台当り約5名を2交代でおこなう。ピーク時には20台のボーリングマシンが稼働する見込み。計画線量は0.8mSv/日・人。
凍結プラントは35m盤に設置する。来年の3月末頃に凍結開始の予定。
規制委のサイトの被規制者等との面談(福島第一事故対策に関するもの)のページの2014年5月30日「東京電力福島第一原子力発電所における凍土遮水壁の着工に係る面談」の資料が詳しい。
議事要旨【PDF:114KB】
資料【PDF:2.5MB】
(以下、6月3日追記)2日の会見によると、削孔管の先端にドリルがついていて(2日の資料に写真がある)、削孔すると同時に削孔管自身がケーシングになるみたい。で、そのケーシングの中に凍結管を入れていく、と。
(以下、4日の会見より)削孔管(ケーシング)は1本の長さが1.5m、これをねじ込み式で接続していく。凍結管のうち、外管は長さが10mで溶接で接続、内管は長さが5mでねじ込み式で接続する、というのが正解。冷媒は外管と内管の間を流れる。冷媒は内管から入れて、外管と内管の間を通って戻る。4月28日の第12回汚染水処理対策委員会の資料46、51頁を参照。
雨水処理設備の処理水排水に関連した測定結果。
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 16.7KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水散水場所における空気中放射性物質濃度および周辺の空間線量率測定結果(PDF 11.4KB)
29日に散水をおこなったらしい。この件について、会見で言及されないのはなぜかしら。排水する前の分析結果をHPで公表するって県と約束してるみたいだけど(20日の資料に書いてある)、もうちょっと見やすくしないと分かんないじゃん。
1号機R/B建屋カバーの解体に先立ち、建屋内の開口部(機器ハッチなど)を閉塞する作業を来週2日より開始する(2013年5月9日参照)。
B、C排水路の出口の付け替え工事、タンクエリア堰二重化工事は、いずれも5月末完了の予定だったが、天候等の影響で6月中旬を目途に作業を継続する。
3号機使用済燃料プール内大型ガレキ撤去作業は、16日に使用しているクローラクレーンのブレーキに不具合が確認されたため、現在中断している。これまでの調査で修理点検に期間を要すると判断したことから、当初予定していた6月上旬までの使用済燃料プール代替冷却系の停止運用期間(4月22日参照)を延長する。
月末なので、作業者の被曝線量評価を厚労省に提出。
福島第一原子力発電所作業者の被ばく線量の評価状況について(プレスリリース)
(最近の作業者数について、質問に答えて)1日当りの人数は、4月の最高が約5000人、4月の平均が4500人程度。入退域エリアのロッカーや下駄箱が不足しており増設を検討しているが、場所が確保できないため、企業ごとに割り振って調整することで対応してもらっているのが現状。入退域のモニター関係はスペースが許す範囲で増設、車両についても1レーンの運用を2レーンにして渋滞を緩和する対応を考えている。
ニコ生
【5月30日】東京電力 記者会見
文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.30(金)17時30分 ~
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