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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2014年5月21日(水)

今日のお仕事


福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)(PDF 146KB)

プラント関連パラメータ(PDF) 午前5時時点 午前11時時点

滞留水の水位・移送・処理の状況(PDF)9時時点

1号機T/B地下たまり水移送、17日より停止中。

2号機T/B地下たまり水移送、17日より継続中。

3号機T/B地下たまり水移送、19日より継続中。

4号機T/B地下たまり水移送、2012年11月29日より停止中。

6号機T/B地下たまり水移送、昨日20日より停止中。

水処理装置、キュリオンセシウム吸着装置、19日より運転中。
水処理装置、SARRY、19日より停止中。ブースターポンプ点検のため、28日まで停止の予定。
多核種除去設備ALPSのホット試験
A系:2013年3月30日に開始。除去性能向上対策評価のためのインプラント通水試験(1月20日のロードマップ進捗の項を参照)を1月24日より実施中。現在、5月17日より循環待機運転中。
B系:2013年6月13日に開始。現在、3月18日より停止中。
C系:2013年9月27日に開始。現在、5月20日より循環待機運転中。
2月12日よりA、B、C3系列による同時運転を開始。B系出口水放射能濃度上昇でA、B、C系すべて3月18日に停止。A、C系は3月25日に運転再開。3月27日にA系で系統水の白濁が確認され循環待機運転へ移行、対策を講じて4月23日に処理運転を再開。5月17日にA系で、20日にC系で、系統水の白濁等を確認し、処理運転を停止。

19日の高温焼却炉建屋ープロセス主建屋間トレンチ内部の水位上昇の件。高温焼却炉建屋へのたまり水移送を03:50に停止。その後、漏えい等の異常のないことを確認。今日21日07:00時点のトレンチ内水位は1226mm。現在、トレンチへの水の流入個所について止水処理を実施中。なお、高温焼却炉建屋と当該のトレンチの接続部で流速を測定し、流速がゼロであり止水処理した場所への影響は無いことを確認した(流速測定については19日の資料44頁を参照)。

焼却工作建屋へのたまり水誤移送の件(4月14日、5月2日参照)
焼却工作建屋東側サブドレン水の追加サンプリング結果(PDF 39.5KB)
焼却建屋のたまり水深さは14:00に20.0cm。工作建屋は16日に回収を完了。

T/B東側の観測孔で50万Bq/Lのトリチウムが検出された件(2013年6月19日、7月22日参照)
1-2号機取水口間のウェルポイントからの地下水くみ上げを実施中。
2-3号機取水口間のウェルポイントから地下水のくみ上げを計画的に実施中(2013年12月8日参照)
観測孔No.0-3-2からの地下水くみ上げを2013年12月11日より試験的に実施中。
観測孔No.1-16近傍の地下水くみ上げ用孔(No.1-16(P))から地下水のくみ上げを1月29日より適宜実施中。
福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF287 KB)

地下水バイパス、10:25-12:42に貯留タンクGr1-1の水を海洋へ排水した。排水量は561m3(排水ポンプ出口に付いている流量計で計測)。排水はK排水路の出口のところへおこなう(写真)。排水の状況についてパトロールを実施、12:47に漏えい等の異常のないことを確認。
地下水バイパス排水状況(写真・動画のリンク)
(コメント)福島第一原子力発電所における地下水バイパスの実施について(プレスリリース)
「汚染水の増加抑制対策の中でも重要な位置づけである地下水バイパスの実施にあたり、福島県および漁業関係者をはじめ多くの皆さまからご理解いただけたことにつきまして、心より感謝申し上げます。
地下水バイパスの運用にあたりましては、設備の管理に慎重を期すとともに、水質分析を第三者機関にもお願いしながら、運用目標等を厳守してまいります。」
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水予定について(続報)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水予定について(続報2)(報道関係各位一斉メール)
福島第一原子力発電所 地下水バイパス排水に関するサンプリング結果(PDF 241KB)(5月23日公開)
今日15:30より地下水のくみ上げを再開(これ以降、くみ上げは24時間連続しておこなう)、貯留先はGr1。Gr1へのくみ上げは1週間程度継続する予定。Gr2へのくみ上げは昨日で終了している。くみ上げ量はタンク3基を合わせて1,370m3。明日、3つのタンクの中を循環させた後にサンプリングをおこなう。排水前の通常分析は、社内の分は2、3日でできるが、第三者機関の分析も必ず合わせておこなうことになったので、いつ結果が出せるかは未定。次回の排水はGr3の貯留水(排水分が630m3、去年に詳細分析を実施した分)。
建屋への地下水流入がどれくらい低減できるかについては、数十-100m3程度の効果を期待しているが、実際にはやってみないと分からない。今後、地下水くみ上げを継続して徐々に建屋周辺の地下水位を下げていくが、効果の確認には2-3ヶ月を要すると考えている。R/B建屋西側に地下水位をモニターする観測孔を3ヵ所設置してあり、免震重要棟から24時間モニターしている。

雨水処理設備20日の資料を参照。タンクエリア堰内にたまった雨水のうち、暫定排水基準(2013年10月15日参照)を満たさない放射能濃度のものを浄化する装置)の運用を開始した。処理水の構内散水を13:22-16:12に実施。散水量は70m3(モバイルRO装置の分が25m3、淡水化処理RO装置の分が45m3)。
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の処理水分析結果(PDF 94.6KB)
雨水処理設備を用いたタンクエリア堰内雨水の散水状況(写真)


その他


水処理週報
福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第151報)(プレスリリース)

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。
福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(揚水井)(PDF 121KB)



ニコ生
【5月21日】東京電力 記者会見

文字起こし、実況など
政府・東京電力 統合対策室 合同記者会見: 東電会見 2014.5.21(水)17時30分 ~


おまけ


地下水バイパスの設備が使用可能になってから運用開始までに1年を要した(ここら辺のことについては2013年7月22日の記事に書いてる)。いままで増える一方だった汚染水を根本的に抑制する対策がようやく始まった。これは始まりであって、これからできること、やるべきことはたくさんある。予定している貯留タンクの総容量は80万m3、これで汚染水対策にケリをつけることができるのかどうか。「国内外の叡智を集めて」って良く聞くけれど、汚染水対策に今一番必要なのはそんなことじゃなくて、気持ちに引きずられずに合理的な判断をする当事者たち(この大多数は消費者のこと)の能力なのだと思う。「美味しんぼ」の話とか大飯原発の運転差し止め裁判の判決とか、ほんとうにがっかりするような非合理なことが多いのだけれど、それでもそういう社会を生きている以上、文句を言っても仕方がない。何ができるのか、考えて行動していくより他にない。
他人の好き嫌いについてとやかく言うつもりはない。けれども、好き嫌いが一致しない時に話をまとめようとしたら、足がかりになるのは合理性ぐらいじゃないか、と思う。それなのに、自分の好き嫌いを合理的な判断だと思い込んでいる人が少なくない。自分の判断の根拠になっているものについて、それが単なる好き嫌いではなくて客観的合理的なものかどうか吟味していって、合理的に確かに言えることだけを研ぎ出していく。そういう作業が私は大好きなのだけれど、趣味を同じくする人は世の中にはあまりいないのかもしれない。

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