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現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2021年3月22日(月)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

20日の地震の影響
セシウム吸着措置、多核種除去設備は今日までに運転を再開、現場に異常ないことを確認した。

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,562mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。
1号機の水位については、緩やかな低下を続けていたが、今日22日20:24に水位系L2の設置位置を下回ったと判断。22:42に以下のように注水量を変更
1号機注水量 3.0m3/h → 4.0m3/h
22:50時点で、格納容器温度、圧力容器底部温度、格納容器ガス管理システムの放射能濃度などのパラメータ、敷地境界モニタリングポストおよびダストモニター、構内ダストモニター等に有意な変動はなく、外部への影響がないことを確認している。
炉心スプレー系を1.0m3/h増やす。給水系はそのまま。4日参照。

(以下、23日の日報より)5号機使用済燃料プール、点検にともない18日より冷却を停止していたが、作業が終了したので冷却を再開した。また、点検中は計画的に運用上の制限外に移行していたが、17:35に制限内に復帰した。17、18日参照。

サブドレン他水処理施設、10:10-13:22に一時貯水タンクから排水Bを実施。排水量は473m317日に一時貯水タンクKの排水が自動停止した件で、当初予定の18日から延期されて今日になった。19日参照。


その他


20日の地震後の状況
22日09:00時点で、設備の異常および水漏れ等の異常は確認されず。引き続き状況を注視し、異常が確認された場合には速やかに報告する。10頁以降に主な時系列。
1、3号機格納容器水位(2、3頁):大きな変化はない。
タンクの点検(5、6頁):Fエリア(5、6号機側)1基に微小な滑動(7mm)を確認(5頁)。21日に確認されたFエリアK4タンクの雨どい破損(1カ所)は21日11:00に応急処置済み、今後修理を予定(5頁に写真)。
3号機地震計(7頁):3号機で観測された最大加速度は5、6号機と比較して特異性は見られない。8頁に現状の1Fに設置してある地震計のまとめ(6号機R/B基礎版・中間階・最上階、5号機R/B基礎盤・中間階、自由地盤系南地点・北地点)。
サイトバンカ建屋西側の沈下状況(9頁):21日11時頃、サイトバンカ建屋⻄側の建屋付近の地盤沈下を確認。2月13日の地震にて若干の沈み傾向が見られた箇所(2月14日の「滞留水移送ラインの高温焼却炉建屋(HTI)と焼却工作建屋への分岐点付近陥没」のこと?)であったが、今回の沈下で建屋の周囲のコンクリートフェーシングが割れた状態となった(9頁に写真)。周辺の配管類に異常は無く、当該箇所については、今後修理予定。また、安全確保の観点から、当該エリアについては立ち入り制限を実施。

21日21時頃、B排水路に設置してある調査用モニターで若干の上昇傾向を確認。
B排水路上流のB-1ゲート付近(資料右下に地図)に設置してある調査用モニター(BC排水路放射線モニターに有意な変動があった際に、漏えい箇所等の濃度変化を確認するために設置したモニターであり、放射能濃度については正確な値を示すものではなく参考値)に100Bq/L程度の上昇を確認(資料左下にグラフ。グラフに書いてある日付は3月20日だと思うんだけどな)。その後、22:54にB排水路でサンプリングした水を分析した結果、全βが17Bq/L、137Csが1.1Bq/L、134CsがND(<0.68Bq/L)だった(BC排水路モニターの管理基準値1500Bq/Lに対して十分に低い)。海水放射線モニターには有意な変動なし。
周辺においてタンクからの漏えいがなく、また下流側に設置しているBC排水路放射線モニターに有意な変動もないことから、この若干の上昇については、水の流れがない箇所における地震に伴う排水路内の土壌舞い上がりの影響と考える。

昨日21日のRO膜型淡水化装置(RO-3)のウルトラフィルター用空気圧縮機の運転停止21日参照。
20日17:04に「逆浸透膜処理ユニット3異常」警報が発生。その後の調査で昨日21日12:15にRO膜型淡水化装置のウルトラフィルター用空気圧縮機が運転できないことを確認、12:30にRO膜型淡水化装置の運転状態を「待機」から「非待機」に変更、これにより淡水化装置の運用が停止した(ウルトラフィルター:当該装置で処理をおこなう前にゴミ等の不純物を除去するために設置している前処理用のフィルター。資料2頁に系統イメージ図)。
その後、原因調査をおこなったところ機器異常等が確認されず。再起動で正常に動作すること、その後の運転状態についても問題ないことを今日22日13:20に確認。
原子炉注水の水源としては、貯留している淡水があるので直ちに影響はない。また、建屋内RO装置(A)について、3月9日に使用前検査が終了しており、今後、使用許可が得られた後、供用することが可能な状態。監視・検討会での話によれば、建屋内RO装置は運開後安定的な運用ができていないが、安定性向上のための改装工事を実施して上記のように使用前検査が終わった状態、とのこと。
引き続き、原因調査を実施し、対策を講じる。

新型コロナウイルス感染症対策、22日の緊急事態宣言解除にともなう変更点。
22日時点での1F作業者の感染状況:11名(社員1名、協力企業作業員10名)。
視察者の受入れを22日より再開(視察日14日前までの行動履歴確認を実施)(2頁)。
単身赴任者の移動、家族を含む会食について、一段の緩和を実施(2頁)。
新たに、食堂での「黙食」の徹底を新規に追加(3頁)。

水処理週報

T/Bへの地下水ドレン等の移送量の推移。11-17日の移送量。

東京電力ホールディングスの社員2名(東京都内事業所勤務)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。

「復興と廃炉の両立に向けた福島の皆さまへのお約束」(2020年3月27日参照)の中で示した、事業見通しの積極的な公開としての「中長期発注見通しの企業向け説明会」を実施した(2020年度2回目)。


今日、規制委の第89回特定原子力施設監視・評価検討会があった。その際の資料。
以下、規制庁のサイトから。




動画



文字起こし、実況など



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