2021年3月2日（火）

今日のお仕事

福島第一原子力発電所の状況について（日報）

プラント関連パラメータ（PDF）　午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下（19日参照）の件。各号機の11:00の格納容器水位は

1号機：温度計T2（T.P.+5,964mm）と水位計L2（T.P.+5,664mm）の設置位置の間（格納容器底部はT.P.+4,744mm）。前日と変わらず。

3号機：水位計L3（T.P.+10,064mm）と水位計L2（T.P.+9,264mm）の設置位置の間（格納容器底部はT.P.+4,044mm）。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,593mm（2月19日17:00時点の計算値：T.P.+9,623mm）。昨日は9563mmだったので、増えている。

18:18に物揚場排水路の簡易放射線検知器（PSFモニター）で高警報が発生した。

なお、敷地境界のモニタリングポスト及びダストモニター、構内ダストモニターに有意な変動は確認されていない。

現在、状況を確認中。

福島第一原子力発電所 物揚場排水路における簡易放射線検知器「高警報」の発生について（報道関係各位一斉メール）

（以下、3日の日報より）

その後、PSFモニター指示値は継続して低下傾向にあり、当該警報は21:44にクリア。また、プラント関連パラメータに異常がないことを確認。

警報発生後、PSFモニター近傍から採取した水を分析した結果は以下のとおり。

18:45採取（警報発生後）

・¹³⁴Cs：ND（検出限界値0.95 Bq/L）

・¹³⁷Cs：16 Bq/L

・全β：890 Bq/L

［参考］3月1日採取（警報発生前）

・¹³⁴Cs：検出限界値未満（検出限界値0.66 Bq/L）

・¹³⁷Cs：1.0 Bq/L

・全β：3.1 Bq/L

モニタ指示値が低下傾向にあること、プラントパラメータに異常がないこと、および分析結果から、汚染水の漏えいはないものと考えているが、全βが高い値を示していることから、念のため23:40に排水路ゲートを閉止。

福島第一原子力発電所 物揚場排水路における簡易放射線検知器「高警報」の発生について（続報）（報道関係各位一斉メール、3日公開）

その他

サブドレン他水処理施設、一時貯水タンクJ（2月26日採取）と集水タンクNo.6（2月22日採取）の分析結果。

サブドレン・地下水ドレン浄化水 排水前分析結果（PDF）

一時貯水タンクの分析結果は東電、第三者機関のいずれも運用目標を超えず。トリチウム濃度は東電、第三者機関ともに1100Bq/L。明日3日に排水の予定。

当社グループにおける新型コロナウイルス感染者の発生状況について（お知らせ）

東京電力パワーグリッドの社員1名（千葉県内事業所勤務）が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。