リンク切れ

現在、以下のリンク切れがあります:2016年1-3月のプレスリリース・報道関係各位一斉メール・日報、2014年3月以前の動画、滞留水のPDF資料、2012年のプレスリリースの一部。2012年のプラントパラメータ関連の一部。詳細はこちら。

2021年3月11日(木)

今日のお仕事



プラント関連パラメータ(PDF) 午前11時時点

1、3号機格納容器水位低下(2月19日参照)の件。各号機の11:00の格納容器水位は
1号機:温度計T2(T.P.+5,964mm)と水位計L2(T.P.+5,664mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,744mm)。前日と変わらず。
3号機:水位計L3(T.P.+10,064mm)と水位計L2(T.P.+9,264mm)の設置位置の間(格納容器底部はT.P.+4,044mm)。前日と変わらず。S/C圧力の水頭圧換算による計算値はT.P.+9,553mm(2月19日17:00時点の計算値:T.P.+9,623mm)。

地下水バイパス、10:28に一時貯留タンクGr2から排水を開始
(以下、12日の日報より)18:04に排水を停止。排水量は2127m3

サブドレン他水処理施設、11:17に一時貯水タンクDから排水を開始
(以下、12日の日報より)15:35に排水を停止。排水量は641m3


その他


3号機R/B地下北東エリア(北東三角コーナー)のたまり水水位上昇の件。10日参照。
昨日10日20:30頃、3号機R/B1階で現場の状況調査を実施。格納容器から漏れた水が主蒸気隔離弁(MSIV)室を通って北方向にある2カ所のファンネルに流れ込み、排水設備を通じて南東三角コーナーに排水されているのはこれまでに確認している(5頁に図。2014年1月18、20日、5月14日参照)が、昨日の調査の結果、当該ファンネル2カ所が詰まっており、流路の水位が上昇して建屋北東側の階段へ水が流れ込んでいることを確認した(この階段を降りたところに北東三角コーナーがある)。当該ファンネルを清掃したところ、ファンネルへの流入が回復し(続報2の2頁に写真)、その後、南東三角コーナーのたまり水水位上昇の速度が増加した一方で、北東三角コーナーのたまり水水位が上昇から低下に転じたことを確認した(3頁に水位のグラフ)。詰まりが発生した原因は不明。
今日9日09:00時点の北東三角コーナーたまり水水位はT.P. -1966mmで、近傍のサブドレンとの水位差は約1400mmを確保している。また、12:00過ぎに仮設ポンプで北東三角コーナーからたまり水のくみ上げを実施した。今後も水位の状況を見つつ、ファンネルの詰まりにより必要が生じた場合は、適宜、くみ上げを実施する。
また、今後も当該ファンネルの詰まりが懸念されることから、恒久対策として、R/B床面1階のボーリングを行い、トーラス室への水道を形成する処置を検討する。
昨日のファンネル清掃作業は4名/1班で実施、実施時間は30分程度、計画線量2.5mSv/人で実績は最大で1.35mSv/人だった。
2月22日の監視・評価検討会で、3号機MSIV室の状況はwebカメラでモニターしているという話だったけど、漏えい水が流れ込むファンネルのあたりも見えていたのかしら?

窒素ガス分離装置(A)における作業予定。
9日の窒素ガス分離装置の現場パトロールで、窒素ガス分離装置(A)の音が通常よち大きくなっているのを確認した。調査の結果、当該装置の空気圧縮機が吸い込む空気の圧力を調整する弁からの音が通常よりも大きいことを確認。この原因は調査中だが、当該弁のシールパッキンやOリング等が損傷した可能性があるものと推定している。
窒素ガス封入設備では、窒素ガス分離装置A、B両系運転をおこなっていたものの、B系1台運転にした場合でも1-3号機の総封入量(約66Nm3/h)を満足することから、念のため、9日19:40にA系を運転状態から待機状態に変更し、今後、準備が整い次第、分解点検等を実施する予定。なお、非常用は待機状態を継続、C系は非待機を継続(C系は2月13日の地震の影響で運転停止中。2月18日参照)
当該装置のA系については、当該弁からの音が通常より大きいものの、他の機器(3頁に装置内のイメージ図)について異常(損傷・潤滑油や冷媒の漏えい等)がないこと、運転データに問題が無いことを確認し、運転が継続できるものと考えており、分解点検を行うまでの間においては、待機状態から運転状態に変更することが可能な状況。実施計画において、窒素ガス分離装置は常時2台使用可の状態であることが要求されていたような。
A系を運転状態から待機状態に変更後においても、プラントの運転状態に異常がないことを確認しているが、引き続き、原子炉格納容器内の水素濃度が、運転上の制限で定める2.5%以下を満足していること等、適切に監視をおこなう。

昨日10日、プロセス主建屋で現場調査をおこなっていた作業者が管理対象区域から退域する際、全身汚染していることを確認。鼻腔内の汚染検査の結果(約250cpm。バックグラウンドは約60cpm)、放射性物質の内部取込の可能性があると判断。その後、除染により退域基準(4Bq/cm2)未満を満足したため、管理対象区域を退域。
なおWBC測定による内部取込の確認については、僅かな汚染が体表面に残っているため、同日おこなうことができないと判断し、後日行うこととした。また、入退域管理棟救急医療室の医師による問診の結果、異常なしと診断された。
その後、体表面の残留汚染を除去しWBC測定を実施した結果、内部被曝線量は記録レベル(2mSv)未満で、入退域管理棟救急医療室の医師による問診の結果、異常なしと診断された。
当該の作業者は50代男性、ゲートを閉じた物揚場排水路から回収した水をプロセス主建屋へ移送するための配管の確認作業をしていた。装備はY装備。汚染の原因として、作業中にメガネが曇ったため、汚染されたゴム手袋をつけたままの手でマスクやメガネの位置調整をしたとのこと(本来は、装備交換所などに戻り、ゴム手等を外したのちに調整するべきであった)。また、カバーオールの太もものあたりに3cm×5cmの破れがあった(作業中は気付かず、作業終了後に同僚から指摘を受けた)。

サブドレン他水処理施設、8日排水時の海水サンプリング結果

地下水バイパス、8日排水時の海水サンプリング結果

地下水バイパス揚水井(偶数番)のサンプリング結果。8日採取分。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

地下水バイパス揚水井No.10のサンプリング結果。4日採取(6日既報)の第三者機関の分析結果。
No.10はポンプ点検のため採取中止。

実施計画の変更認可申請が規制委に認可された。
認可:1~4号機外部電源喪失時の運用変更。2020年11月24日参照。


東京電力ホールディングスの関係職員1名(1Fの作業に従事)が新型コロナウイルスに感染しているのを確認した。会見で詳細について説明あり。


「これからも、事故の当事者である当社が、復興・廃炉に向けた責任を果たしていく方針に変わりはありません。
 当社は、10年を区切りとせず、福島第一原子力発電所の事故を決して風化させることなく、事故の反省と教訓を私たちの組織文化に根付かせていくとともに、廃炉関連産業を活性化し、地元企業の廃炉事業への参入を一層促進するなど、福島の地域の皆さまと共に歩ませていただき、地域に根差した活動をさらに展開してまいります。
 そして、「福島の復興と廃炉の両立」に全力で取り組み、福島への責任を全うしてまいります。」






動画



文字起こし、実況など



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